どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『没後400年 特別展「長谷川等伯」@東京国立博物館』なのだ

2010年03月10日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<サムラート 上野店>でランチを食べたぼくらわ トーハク(東京国立博物館)で 3月22日まで開催中<没後400年 特別展「長谷川等伯」>を見たのだ(※ランチをしたお店わ 閉店したようなのだ)


ぼくわ 等伯の<松林図屏風>を見たことがなかったから 楽しみにしていたのだ

ぼくらが見に行く 何日か前に テレビで長谷川等伯のことを放送していたみたいで 入場待ちわ なかったけど 会場内わ 思っていた以上に混んでいて 前半部分で時間がかかったので 後半の展示わ 前期展示のものを重点的に見て あとわ パッと見て 惹かれたもののみに絞って見たのだ

良い作品がいっぱいあったので 全部ご紹介すると たいへんなので 何点かに絞ってご紹介するのだ

今回の展示でぼくが 1番好きだった作品わ もの凄く大きな<涅槃図>なのだ

縦8メートル 横5メートルの大きなもので 全部立て掛けることが出来なくて 下の方わ 床(展示台)に垂らしての展示だったのだ

釈迦が亡くなったときを 絵にしているのだけれど 動物や 弟子たちや 物の怪みたいなのも描かれていて 亡くなって悲しんでいる絵なんで ちょっと不謹慎かもしれないけど 全員集合みたいで ちょっと面白く感じたのだ


前期展示の<枯木猿猴図>なのだ

これわ 確か <妙心寺展>で見た気がするのだ テナガザルらしき猿が モコモコして可愛らしいのだ このサルをよーく見てみると 輪郭線で描いていないから より一層モコモコ加減が凄いのだ


もう1つわ 最後の方に展示してあった<月夜松林屏風>なのだ

作者についてわ 諸説あるみたいなので長谷川等伯が描いたか分からないけど良かったのだ 月夜だからなのか 個人蔵の作品だからか 分からないけど 他の作品より照明を抑えめにしていて 静かな夜という感じでいい雰囲気があると思うのだ 

しいて言えば <松林図屏風>の隣に展示して どんな感じで違うか見比べてみたかったのだ


この<没後400年 特別展「長谷川等伯」>わ 素晴らしかったし 京都に巡回するので お近くの方わ ぜひご覧になってほしいのだ でも会期が1ヶ月くらいしかないのでご注意なのだ

国宝の<松林図屏風>や <楓図壁貼付>も もちろん 良いのだけれど ぼくのオススメわ 大きな<涅槃図>なのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立博物館 <没後400年 特別展「長谷川等伯」> 3月22日(月)まで

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=657

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=84




展示構成

第1章 能登の絵仏師 長谷川信春

第2章 転機のときー上洛、等伯の誕生-

第3章 等伯をめぐる人々-肖像画-

第4章 桃山謳歌-金碧画-

第5章 信仰のあかし-本法寺と等伯

第6章 墨の魔術師-水墨画への傾倒

第7章 松林図の世界

今回は約80点を展示されており、前期展示だったのですが、思いのほか混んでいて、前半部分に時間がかかり、後半は気になったものだけを見るという感じになりました。(※後日、後半部分も見に行きましたし、このブログの最後に、2回目に見に行った感想のリンクを貼っています。)


気になった作品

8.仏涅槃図

弟子だけでなく、菩薩、天龍、鬼畜、動物たちが釈迦の死を憐れんでいる。1番下に描かれている動物たちがいい。


28.山水図襖 (重要文化財)

もとは、太徳寺の搭頭三玄院を飾るものであった。桐文様の唐紙に描かれた襖絵は、等伯が、三玄院の開山春屋宗園の留守中に勝手に上がり込み、寺衆らの制止も聞かず、一気呵成に描き上げたものと伝える。(解説)

金地の襖に白の桐文様に上に山水画が描かれているが、遠くから見ると桐文様が雪のように見えてキレイで、等伯はこのことも計算にいれたのかも?


29.羅漢図

背景にほとんど色を使っていないので、羅漢の青と緑の衣と赤の座布団の鮮やかさに目に残る。


41.楓図壁貼付 (国宝)

照明の加減かもしれないが、楓の木の左側の水辺にある赤い楓の葉が光ってキレイだった。。


42.松に秋草図屏風 (国宝)

いろんな意味で大きく感じた。ちょっと混んでいて、遠目から全体像をきちんと見れなかったが、この作品は床に座って見上げてみるのが1番いい見方のような気がする。


44.萩芒図屏風

確かこの作品は<対決展>で見たもの。前回のときは1隻ずつの展示だったので、今回は両方同時に見れて良かった。


46.波濤図 (重要文化財)

水墨画に金雲を組み合わせた作品は、本図以外になく、等伯の斬新な試み。(解説)

横幅がバラバラな6幅の掛け軸になっているが、縦に切れ目みたいなものが見えるので、元は襖絵が屏風だったような気がする。


48.仏涅槃図 (重要文化財)

縦8m×横5mの大きな涅槃図で天井の高さが足りないため、下の方は垂らして展示していた。本来、涅槃図には、釈迦の聖母の麻耶夫人が描かれるそうだがこの作品では描かれていない。


71.枯木猿猴図 (重要文化財)

この作品を見ると笑みがこぼれる。輪郭線を用いず描いた猿(テナガザル?)のモコモコが可愛らしい。


76.松林図屏風 (国宝) ※以前、国宝室(常設展示)で撮った写真を載せます。


これで見たの3回目。この展覧会の1番の目玉の作品だから、混雑していて見づらかった。

やはり、常設の国宝室で見るのが1番いい。来年か、再来年あたり展示するのかなぁ?


77.月夜松林図屏風

月夜だから、照明が抑えめ?

解説には『松林図屏風の松の配置や姿形を忠実に写し描いた屏風。雪山を満月に置き換えて、夜の情景へと変貌させている。紙裏には墨が塗られ、夜の景観を効果的に表す工夫が試みられている。作者については諸説ある。』と書かれていました。


参考写真の<大徳寺三門壁画>のときに解説に書いてあったが、『信春』と『等伯』の間に『等白』を使っていたそうです。


80点ほどの等伯の作品が見れて大満足でした。しいて言えば、空いていればもっと良かったのですが・・・・・。

来月から京都で1ヵ月間展示するので、お近くの方はぜひご覧になって下さいね。


巡回情報

京都国立博物館 4月10日(土)~5月9日(日)


↓今回きちんと見れなかったのと、一部展示替えがあったので、2回目の感想も載せます。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/fe72a72973c5340d99bcbfa8ee268f57


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ました。

ありがとうございます。



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