どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『かわいい江戸絵画@府中市美術館』なのだ

2013年05月06日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<中華そば ムタヒロ>で 美味しい煮干しそばを食べたぼくらわ 武蔵小金井駅に移動して 南口から 府中駅行き(一本木経由)のバスに乗って 府中市美術館で 5月6日まで開催している<春の江戸絵画まつり かわいい江戸絵画>を見に行ったのだ



前期と後期 全作品総入れ替えだったみたいで ぼくらが後期展示を見たんだけど 88点ほどを展示していて ぼくが気になった作品を ちょっと ご紹介するのだ

追加出品で 伊藤若冲が描いた<河豚と蛙の相撲図>なのだ(※画像わ 一部分なのだ)


フグとカエルが相撲をとっているのだ ともに水の生き物だけど 足のないフグが相撲とやっているのが 何とも面白いのだ


英一蝶が描いた<瀑布獅子図>なのだ

唐獅子が滝にうたれている作品で 頭に滝の水をうけているし 唐獅子の表情も反省しているみたいに見えて 面白い作品だったのだ


森狙先が描いた<三猿図>もいいのだ

三幅対の掛け軸で 左わ 『見ざる』 中央わ 『聞かざる』 右わ 『言わざる』が描かれていて 3匹の猿の仕草が面白かったのだ 日光の東照宮を思い出したのだ


円山応挙が描いた<狗犬図>なのだ(※画像わ 作品の一部分なのだ)


2匹の子犬が向かい合って お見合いをしているみたいで かわいいのだ


<かわいい江戸絵画>という展覧会名だったので かわいいものが いっぱいで見ていて楽しかったのだ 府中市美術館の桜が咲く時期の展覧会わ 特に楽しいので ほぼ毎回見に行っているけど 今回が1番好みのものが多くて 良かったのだ

6日で終わっちゃうけど 楽しいので ぜひ ご覧くださいなのだ もし見に行けない方わ 大きな美術館・博物館に行った時や 府中市美術館に行った時にでも この展覧会の図録に目を通してくださいなのだ


展示室を出てすぐの売店の壁にあったパネルわ 写真がOKだったので 撮ってみたのだ




気になったものを個別に撮ったのだ(クリックすると拡大するのだ)
 




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


府中市美術館 <春の江戸絵画まつり かわいい江戸絵画 ニッポンの宝 その論理と歴史> 5月6日(月)まで

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kawaiiedo/index.html

作品リスト
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kawaiiedo/files/kawaii.pdf




展示構成

幕開け

感情のさまざま

かわいい形

花開く「かわいい江戸絵画」

後期展示では、88点を展示していました。



気になった作品

1.伊年印 虎図 (※画像は、作品の一部分です。)


顔がパンパンなメタボなデブトラが描かれている。しかも画面に入り切っていない・・・。

解説によると、『伊年とは俵屋宗達とその工房という印。』

竜図とセットだったようです。このデブトラと対峙する竜図とは?どんなユルキャラなのか、想像するだけでも面白い。


10.狩野探信 猿鶴図

双幅の掛け軸で、左にサル、右にツルが、ともにたくさん描かれていた。

この作品の左のサルの方を見て、東京国立博物館の総合文化展(常設展)で見た作品で、同じ作者の<百猿図>を思い出す。今回展示していた作品とほぼ同じ構図だったと思います。

※参考としてトーハクで撮った作品<百猿図>を載せます。



13.伊藤若冲 鸚鵡図

若冲のオウム図は、数点みたことがあるが、この作品のように、振り向いたオウムは、初めて。見返り美人ならぬ、見返りオウム?


15.英一蝶 瀑布獅子図

しょうぼりしたような唐獅子が頭から滝にうたれている。いじけたような反省しているような姿がかわいい。


29.森狙先 三猿図

解説には、こう書かれています。
『左の「見ざる」は、水面に映った月を取ろうとした猿が水に落ちてしまうといった故事にひっかけたもの。一生懸命に目をふさぎながら、月を取ろうと試みようとしています。
真ん中の「聞かざる」は、上空に飛ぶ鳥の鳴き声がうるさくて仕方がないといった様子、右の「言わざる」は、食べ物でもほおばっているのか、口をふさいでいます。しかも、白い花を咲かせているのは、「クチナシ」です。』


56.仙義梵 豊千禅師図

解説の一部には、こうかかれています。
『唐の時代の僧、豊千禅師(ぶかんぜんし)は、虎を手なずけ、背に乗ったという超越的な力の持ち主。』

正直、下手すぎ。と思ったのが、初見の感想です。トラに乗った豊千禅師が描かれ、簡素化というか、幼児が描いたかのような作品で、ビックリしました。ある意味、インパクト大でした。


62.曽我蕭白 唐獅子図押絵貼屏風

二曲一隻の屏風。以前見たような気がする?迫力のない唐獅子で、右側には、獅子の子落としの場面が描かれていた。


74.中村芳中 托鉢図

簡素化された、托鉢のお坊さんがたくさん。2列に並んで行進しているみたいに描かれ、みんな笑っていた。何となくお坊さんの数を数えてみたら62人いた。


98.紀楳亭 大津絵見立て忠臣蔵七段目図



111.円山応挙 虎図

20代の作品のようで、ダックスフントみたいな胴長短足の可愛げなトラが描かれていた。この作品を描いた後に、応挙は虎の毛皮を入手して徹底的に研究をしたそうです。


116.岸駒 虎図

他の作品と一線を画す、雄々しいトラが描かれています。大きな作品なので、より迫力を感じる。眼光の鋭さ、ポーズどれをとってもかっこいい。


117.菅井梅関 虎図

私が見て勝手に思ったことですが、『デロリのトラ』だと思いました。


121.円山応挙 雪中竹梅狗犬図 (※画像は、作品の一部分です。)


双幅の掛け軸。載せた画像は、左側の竹と一緒に描かれていた作品の一部分です。


123.円山応挙 狗犬図 (※画像は、作品の一部分です。)



125.長沢芦雪 狗犬扇図

ぐうたらオヤジのポーズを取った子犬で、見ているとポーズは違うが、<白象黒牛図屏風>に描かれている、ちょこんといた子犬を思い出した。

※参考として、<白牛子犬図屏風>の子犬を載せます。



152.伊藤若冲 親子鶏図

ゆるい作品が多い中、若冲の筆のうまさが際立つ作品。番の鶏と、3匹のヒヨコが描かれている。尾羽の勢いがすごい。


159.円山応挙 豊千禅師図



161.長沢芦雪 四睡図

四睡図とは、寝ている豊千禅師と、トラ、その弟子の寒山と拾得を描いたもの。寝ているトラはかわいいが、人物は・・・。もっと可愛く書けばよかったのに。


追加作品 伊藤若冲 河豚と蛙の相撲図 (※画像は、作品の一部分です。)


解説の一部には、『カエルは、毒のあるヒキガエル、つまり「毒のある同士」の取り組みです。』と書かれていました。


単純に見ていて楽しい展覧会でした。会期末だったからかもしれませんが、図録が売り切れ、ポストカードも数点を残し売り切れで、私は、毎回気になった作品のポストカードを買っているので、その点は、ちょっと残念でした。

府中市美術館は、ちょっと遠いですが、独自の企画展を開催することが多いので、時々チェックした方がいいと思いますよ。

あと、今回、無料でしおりを作れるブースがありました。このような試みも楽しい要因の1つなんでしょうね。



この後わ 府中に来たので 普段行く機会のない国分寺に また移動して<鶏そば ムタヒロ 2号店>でディナー(夕食)を食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
博物館 (iina)
2013-05-21 09:03:06
東京国立博物館まで行かなくても、地元の近くで貴重な美術工芸品を鑑賞できるのは嬉しいです。

4年ほど前に、国立博物館で若冲を見たことがあります。
高校の頃に府中に住んでいたiinaからでした。

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コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2013-05-21 22:41:07
iinaさん。

地元にあると、行くのも楽で便利ですよね~。

府中市美術館で独自の展覧会をよく開催するので、友の会(メンバーシィップ)に入って、気に入った展覧会に何度も見に行くのも、いいかもしれないですね~。
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