どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『日本の美術館名品展 <前期>@東京都美術館』なのだ

2009年04月30日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 東京都美術館で開催している<日本の美術名品展>を見たのだ



今回 公立の美術館の名品が220点展示しているのだ(※前期 後期で展示替えの作品もありなのだ)

入口を入ってすぐに 『ごあいさつ』が書いてあって 全国の美術館を旅しているような・・・と書いてあって 東京に居ながら 全国各地の名品を観ることのできる機会なので この展覧会わ 行ったほうがいいと思うのだ


いいなぁ と思った作品がいっぱいあるので その感想わ えこうに任せるけど ぼくの気に入った作品を ちょっとだけ ご紹介するのだ

まずわ 入口入ってすぐの 地下1階のフロアなのだ

このフロアわ 海外の人が描いた洋画と 海外の人が作った彫刻作品が展示してあって ぼくわ クロード・モネ<ポール=ドモワの洞窟>  ポール・シニャック<サン・トロペの松林>の油彩画と フランソワ・ポンポン<シロクマ>の彫刻が最も良かったのだ

モネの作品わ 海の色が好きで シニャックの作品わ 国立西洋美術館で観たのより 点描が小さく スーラみたいだったのだ

彫刻の シロクマわ 可愛くて 持って帰りたかったのだ


次わ 1階なのだ

このフロアわ 日本人が描いた 洋画の作品が展示しているのだ

この1階も良い作品がいっぱいあって 山本芳翠<裸婦> 藤田嗣治<私の夢> 小磯良平<着物の女>が特に印象に残っているのだ

山本芳翠の作品わ なんだかラファエル・コランを彷彿させる裸婦なのだ たしか 山本芳翠にも 教えていたような・・・?

この藤田嗣治の絵わ チラシの表紙にしている絵で ぼくわ 裸婦の周りにいる 動物たちに ハートを射抜かれたのだ 小磯良平の作品わ これわ必見だと思うのだ


最後わ 2階なのだ

このフロアわ 日本画と版画の作品が展示しているのだ(※日本画わ 展示替えが多いので 特にご注意なのだ)

ここも良い作品いっぱいあったけど 狩野芳崖<伏龍羅漢図> 甲斐庄楠音<横櫛> 長谷川潔<時 静物画> 橋本平八<猫A>が良かったのだ

狩野芳崖の作品わ 龍が羅漢に抱かれて眠っている面白い図 なんだか 飼い龍みたいに思ったのだ 

甲斐庄楠音の作品わ なんだか 妖しい女性で魅力的なのだ 

長谷川潔わ 版画家で マニエール・ノワールという昔の技法を復活させた人なのだ ぼくわ はじめて観たけど好きになったのだ 

猫A わ 彫刻の作品なのだけど ぼくわ すぐに友達になれると思うのだ


ぼくが あげた作品わ ほんの一部なのだ もっといっぱい良い作品があるので ちょっとでも 気になった方わ 行かれたほうがいいと思うのだ

後期展示の作品も楽しみなのだ もちろん ぼくらわ 見に行くのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

東京都美術館 <美連協25周年記念 日本の美術館名品展> 7月5日(日)まで

※展覧会のHPはないみたいです。




今回の展示は、最初のフロア(B1階)に、西洋絵画、彫刻が展示してあります。次に階段を上がったフロア(1階)に、日本の近代・現代洋画、彫刻が展示。最後のフロア(2階)は、日本画、版画が展示しています。

各作品1点ずつに所蔵美術館からの解説あり。


いいなぁ。と思った作品。 ※会期のないものは全期間展示。

まず、最初のB1階のフロアから・・・。

2.ジャン=フランソワ・ミレー ポーリーヌ・V・オノの肖像 (山梨県立美術館)


たぶん、<田園讃歌>で見たような・・・?モデルは、ミレーの最初の妻です。


4.サー・エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ フローラ (郡山市立美術館)


この画家、知らなかったのですが、ラファエル前派の画家のようにですね。この画家好きです。


11.クロード・モネ ポール=ドモワの洞窟 (茨城県近代美術館)

海の色が鮮やかで好きです。


15.ポール・シニャック サン・トロペの松林 (宮崎県立美術館)

この作品は、スーラの作品のように細かな点描画。私の知ってるシニャックは、西洋美術館にある大きな点描画しか知りませんでした。


16.オディロン・ルドン ペガサスにのるミューズ (群馬県立近代美術館)

解説には、当時100万ドル購入と書かれていました。


24.エゴン・シーレ カール・グリュンヴァルトの肖像 (豊田市美術館)

解説に、日本では、希少な作品と書かれていました。シーレの作品は、国内では、たぶんこの1枚のみ?


35.モイーズ・キスリング オランダの娘 (北海道立近代美術館)


キスリングは、ただ好きなので・・・。


36.モーリス・ド・ヴラマンク 雪 (北九州市立美術館)

彼の荒々しいタッチに、風(吹雪?)が見える。


43.サルバドール・ダリ パッラーディオのタリア柱廊 (三重県立美術館)

研究者の間では、『幻の作品』と解説には書かれていました。


57.フランソワ・ポンポン シロクマ (群馬県立館林美術館)

本で見て、いつか見たいと思った作品。やっと会えました。可愛くて、持って帰りたかったです。


1階のフロア・・・。

65.山本芳翠 裸婦 (岐阜県美術館)

この裸婦は美しいです。師事したラファエル・コランのような・・・?


73.坂本繁次郎 海岸の牛 (北九州市立美術館)

絵に光があふれている。


75.高島野十郎 蠟燭 (福岡県立美術館)

この作品以外に、ロウソクの作品、11点ほどあるそうです。


84.藤田嗣治 アントワープ港の眺め (島根県立石見美術館)

フジタの作品じゃないみたいです。


85.藤田嗣治 私の夢 (新潟県立近代美術館・万代島美術館)

中央の裸婦を動物たちが取り囲んでいる。その動物たちが可愛いのです。でも、黒ミサのような気も・・・。


99.小磯良平 着物の女 (神戸市立小磯記念美術館)

この作品は、必見だと思います。


110.小杉放菴 金太郎遊行 (栃木県立美術館)

日本画家なのですが、洋画の作品。しかし日本画の技法をもちいる。


113.牛島憲之 邨 (府中市美術館)

やわらかい色調に、柔らかいタッチの作品。


2階のフロア

136.狩野芳崖 伏龍羅漢図 (福井県立美術館) 5月31日(日)まで展示

羅漢に抱かれ、龍が眠る面白い図。飼い猫(龍)のよう?


138.菱田春草 鹿 (飯田市美術博物館) 5月24日(日)まで展示

朦朧体で描かれています。鹿の質感がモコモコです。


143.甲斐庄楠音 横櫛 (広島県立美術館) 5月31日(日)まで展示

妖しい雰囲気の美しい女性、女性に負けず、着物、背景も美しい。


147.横山大観 朧夜 (埼玉県立近代美術館) 5月31日(日)まで展示

この作品も必見かと・・・。


155.北野恒富 宵宮の雨 (大阪市美術館) 5月31日(日)まで展示

北野恒富って知らない画家でした。後姿が美しい。


164.福田平八郎作 水 (大分県立芸術会館)

<漣>で有名な画家。独特の水模様。


203.長谷川潔 時 静物画 (町田市立国際版画美術館) 5月31日(日)まで展示

版画家で、マニエール・ノワールという昔の技法を復活させた。


211.橋本平八 猫A (三重県立美術館)


さきほど、あげた画家以外にも、カンディンスキー、河野通勢、東郷青児、岡鹿之助、竹内栖鳳、村上華岳などが印象に残っています。


後期にも、良い作品が展示されるので主だったものをご紹介します。(私が気になる作品ですが・・・。) ※会期のないものは、6月2日(火)から展示

6.ピエール=オーギュスト・ルノワール 読書するふたり (群馬県立近代美術館)

12.クロード・モネ ジヴェルニーの積みわら、夕日 (埼玉県立近代美術館) 6月9日(火)から展示

140.竹内栖鳳 散華 (京都市美術館)

148.横山大観 漁村曙 (埼玉県立近代美術館)

152.小茂田青樹 秋意 (川越市立美術館)

153.徳岡神泉 鯉図 (奈良県立美術館)

154.北野恒富 現代美人図<足利銘仙ポスター原案> (足利市立美術館)

163.福田平八郎 鮎 (大分市美術館)

202.長谷川潔 ジロスコープのある静物 (町田市立国際版画美術館)


この企画展は、ある意味、各美術館が『私たちは、こんな名品持ってますよ!ぜひ、美術館に足を運んで見に来てくださいね。』という宣伝のようにも思えた。

欲を言えば、クリムトも観たかったです・・・。

この<日本の美術名品展>は、お気に入りの作品に出会える展覧会だと思いますよ。


↓後期展示の感想。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/389e490688435452417f1040b76b13e9


今回も素晴らしい作品を見れて良かったです。

ありがとうございます。



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