カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

ハンサムなハッサム邸。ハッ!サムゥ~ッ

2010-05-06 19:41:34 | ふぉとスケッチ
神戸「相楽園」の日本庭園も良かったのですが、それだけじゃ
わざわざ神戸まで行かなくても・・・だったのですが、
敷地内にはこの園の持ち主であった小寺家の厩舎や北野異人館街から
移築(昭和38年)された旧ハッサム住宅などの洋館が見られ、
ちょうど4月24日~5月23日は内部公開も行われているとのことで。


相楽園、正門は重厚なまでの和風。総ケヤキ造り。


樹齢500年と云われる大クスノキ、大きな石灯籠もシンボルに。



蘇鉄園の先にあるのが



『旧小寺家厩舎』〔重文〕です。
ここも内部を公開、資料の展示などありました。






この厩舎、明治43年頃に建てられたもので、円形の尖塔状の塔屋(階段室)、
急勾配の寄棟屋根、ドーマ窓、豊富な切妻飾り等変化に富んだ装飾が
施され、ドイツの民家風の意匠を取り入れてます。
設計は、神戸地裁などを手がけたドイツ派の旗手、河合浩蔵。

現在、日本に残る数少ない洋式厩舎建築として貴重な遺構です。

その先にあるのが『旧ハッサム住宅』〔重文〕です。















この建物は、インド系イギリス人K.ハッサム氏が、明治35年に
北野町の高台に自邸として建てたものです。昭和36年に神戸市に寄贈、
昭和38年、ここに移築されたものです。
木造2階建の建物は、寄棟造桟瓦葺、屋根には化粧れんが積みの煙突が
あります。南側に設けられたベランダが特徴的な明治の異人館。
設計は、数多くの異人館を手がけたイギリス人建築家A.N.ハンセルと推定。


前庭の2本のガス灯は、明治7年頃旧外国人居留地に建てられていたもので、
わが国でも非常に早い時期の街灯用ガス灯です。


前庭に置かれた煙突は、震災の時、落下したものを震災の記憶を
後世にとどめるため展示されているものです。




















今回、特別公開の内部は、そりゃもうどっぷり異人館なわけで・・・
洋館好きにはたまらない設え、調度品が見られます。

建物中央部に廊下と階段があり、両側に部屋が配置された様式。
1階は応接室、居間、食堂、書斎など、2階は3つの寝室と
子供部屋、浴室、それにベランダがあります。




























ちょっとため息ものの旧ハッサム住宅でした。


2010.4/29、相楽園にて。〔so-net blog_うろうろカッパ徘徊記〕


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