ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

東急バスの連節バス「タンデムライナー」

2024年03月25日 22時00分00秒 | 写真

東急田園都市線青葉台駅の北口にあるバスターミナルで、東急バスの新車を撮影しました。

 東急バスといえば、一部を除いて銀色のような灰色に赤帯というデザインですが、このバスは田園都市線の2020系を模したような塗装になっています。なかなか良いスタイルで、感心しました。鉄道系のバスを見ていると、鉄道車両と全く違う色となっている場合が多いのですが、東急の場合は鉄道車両とバスに共通性があります。それでも、ここまで鉄道車両に似せたバスの塗装は珍しいでしょう。

 もっとも、この塗装のために撮影したのではありません。

 御覧のように、2つの車体がつながっています。連節バスというものです。日本でも既にいくつかのバス事業者が導入し、営業運転を行っていますが、私は初めて見ました。

 東急バスも、この青葉台地区で導入することとしました。つまり、この連節バスは青葉台営業所の路線に登用されるということです。1枚目の写真でおわかりのように、教習車として走行しており、撮影前にバスターミナルを一周していました。

 連節バスについては、東急バスの公式サイトに2024年3月12日付で記事が掲載されています。それによると、導入されるのは青61系統(青葉台駅⇆日体大)のみで、「東急バス青61系統は東急田園都市線の青葉台駅と日本体育大学の横浜・健志台キャンパスを結び、学生や沿線住民の方など大変利用者の多いバス路線です。このたび、当路線へ連節バスを導入し、輸送力を確保しつつ、利便性を維持しながら、運行便数を最適化するとともに、快適でスムーズな輸送サービスの提供を目指します」とのことです。また、急行便も運行されるようです。なお、営業運転は4月1日から始められます。

 先に示した東急バスの記事には、次のような説明もなされています。

 「連節バスは一般のバスと比べ全長約1.8倍、定員が約1.5倍あり、混雑時の快適性や輸送力を向上させることができます。2つを1つにつなげたという意味の英語『tandem』から、この2車体を連結した車両を『タンデムライナー』と呼称しました。車体カラーは東急田園都市線を走る新型車両2020系をモチーフとしており、青葉台駅での乗り継ぎ利用も多い鉄道との親和性を演出しております。」

 2車体で構成されているとはいえ、全長が約18メートルあります。田園都市線を走る車両よりは短いですが、京浜急行や京成の車両とほぼ同じ長さです。東急バスの営業路線には幅の狭い道路を走る所も多いので、タンデムライナーが運行される路線は少ないものと思われます。

 ハイブリッド車にして連節バスというので、機会に恵まれたら乗ってみたいと考えています。


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