DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

幸寿司(吉田屋そば店)@高田馬場

2015年11月03日 | そばうどん
好きなんだよなあー



この寿司屋なのに立ち食いそばってトコとか。

それなのに何故か違和感を与えない、ガードと雑居ビルを両手に抱えた溶け込み具合とか。



そばうどんそばうどん。2回言ってるこの長い暖簾も好きなのよ(笑)



もうね、この汁色がいい。
澄んだ赤色。

高級なそばの汁が、本枯節とか高価な醤油とか食材で語られるのならば、大衆そばの汁は汁色で語りたいね。

飲み干すのを躊躇う程の暗黒な奴から、バイカル湖並みの透明度を誇る奴もいて。

そしてこの澄んだ赤色ってのも名店揃いだ。
おくちゃん、えちご、なかむら、今はなき瑞江山田もきれいだったなあ。

一つとして同じ汁のない、個性溢れる大衆そばの汁なのである。




本来繋がらないものをきっちり繋ぐ。
十割そばの技術とは、ある意味綱渡りだと。
そば打ち名人の十割とは毎回きっちりと綱を渡るところに凄みがある。と聞いたコトがある。



対して、高級食材なんぞ使わんでも、マジシャンの様に香ばしくうまい汁を毎日黙々と作り続ける街角の主人たち。
これまた市井の名人として、それぞれに綱渡りをしているのかも知れないな。と。









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