パルテノン@新検見川

発明が発明として流布する為には、1人の天才（もしくは馬鹿）と、その周りに数人の（ある意味）馬鹿が必要だ。



こんなの面白くね？という天才に、いいねいいねえ～と悪ノリできる馬鹿数人。

そう、このいいねいいねえ～がないと、単に忘れ去られる思いつきにしかならない。
そして、そこから先の進展はないのである。



たとえば、かけそばに天ぷらを最初に載せた人。

すごくないか？

今じゃさも当然の様にでーんと鎮座してるし、誰も疑わないけど、最初は相当な違和感だったと思うよ。

で周りが、なにふざけてるの！止めなさい！だったら、そのすごい先にある路麺は成立しなかったんだよね多分。



で、このパルテノン。



さっきから普通の惣菜パンに並んで、妙な発明品wが並んでるでしょ？（笑）



で。ここのすごいトコはパートのおばちゃん達がご主人の発明品をちゃんと売り込めるコト。つまり一緒に喜んでるのよ。

自分の横についてちゃんと説明してくれる。
海老を薄焼き玉子で巻いて挟んだの。とか、



サンドイッチを海苔でくるくる巻いちゃったのよ。とか、



たくわんと玉子焼きをトーストした食パンと海苔で蓋したの。とか。

まるで自分が作ったかの様に面白いでしょ！て。いいねえ。うん面白いよ（笑）



そしてまだまだ発明は続くんだそうです。

一由や翠玉堂だけじゃない。のどかな新検見川にも市井のチャレンジャー達がいた。
ちょっとうきうきする様な驚きと共に、これまた応援したくなるのであった。