DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

サンロイヤル@大泉学園

2017年03月18日 | 大衆食堂
原ペコリーヌアケミは腹が減っていた。



アケミイチ押しの、150knのスピードでうどんが飛んでくる(コトは多分ない)バッティングセンターも、村の外れの肉屋がやってる焼肉処も。どちらもやっていないという事態。



麺食堂の裏殿堂に至っては、その痕跡すら残していないのであった。

大和田通信所ではトラトラトラ、ではなく、アケミの腹鳴が傍受されていたかも知れない。



ココやってなければもうドムドムな。とやってきたサンロイヤル@大泉学園。

やっていた。



いや、今月いっぱいやってます。というコトになっていた。



80年代、すごい勢いで増殖したファミレスだが、そんな中で個人経営のファミレスは平成の世にどれだけ生存しているだろう。
サンロイヤル。そんな稀有な存在である。



もちろん自分は初めて、実はアケミも初訪だという。



三角に折られたナプキン、高校の単語カード以来の再会となったリングで留められたメニュー。時間が止まった様な店内に



少し興奮しながら、スタミナビーフランチをふたつ。とお願いした。



あ、ドレッシングうまい。レモンの酸味が効いた媚びないヤツ。



コンソメスープも今のファミレスとは違う手作り感。



そして本丸。そびえ立つ。という表現が妥当であろう、鶏卵がうずらの卵に見える量w



すき焼きライクな甘めのタレ。板橋洋包丁のスタミナ焼きを思わせる。かなりいい。
そんな味付けを支えるようにライスの量がまた多いのに



ぐっと潜らせた箸を引き上げれば、追い討ちをかける様に大量の茹で置きスパが、御茶ノ水カロリー焼きよろしく姿を現わすのである。

普通のファミレスの2食分はゆうにある。うまくてたっぷり。いい。夢がある。
あの当時の大衆が、ファミレスに感じ求めた夢がココにあるのだ。



しかし、これだけの素晴らしい個性を持ってしても閉店となってしまうのか。
日本は、世界は、どこに向かっているのだろう。

他所のファミレスよりうまいコーシーを啜りながら、ささやかな感動とそんな世の中への煩悶と。
そしてそのテーブルの向かいには、どうにか完食し、ジェットコースターに乗った後の如くぐったりとした原ポコリーヌアケミがいたのであった。






2 コメント

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Unknown (アケミ)
2017-03-21 15:43:09
私達、このままじゃ終われないヨネ❤️
Re:Unknown (deekay71)
2017-03-21 21:40:25
最近平野ノラがアケミのキャラと微妙に被ってきて心配してます。w

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