LA近郊のSanta Barbara郡、警察の仕事と言えば自販機荒らし、盗難自転車の捜査、殺人事件などとは無縁ののどかな町。
仕事について一週間の新人パトロール警官のTrish Robinsonは「庭に侵入者がいる」という110番通報による出動に緊張していた。
通報したのは数マイル四方に人家がない森と湖に囲まれたKent Houseと呼ばれる豪邸の所有者Barbara Kent夫人。
Trishの指導役の警官Waldは 侵入者を察知するアラームシステムが作動しなかったことからBarbaraが野生動物の侵入を見誤った可能性が高いと考えて仲間のパトカーの応援を断る。
Kent邸に到着した二人は応対に当たったBarbaraの夫Charlesから 通報は妻の勘違いだったと告げられる。
しかし、Waldは渋るCharlesに通報したBarbaraから直接話を聞きたいと主張し、二人は食事中のBarbaraとDanforth夫妻に会う。
Trishは 彼らが人形のようにぎこちなく座っており、また、動作と会話にぎこちなさを感じる。そして Trishは テーブルの上に銃の薬莢を発見し 銃がこの場で発射されたこと、Kent夫妻の娘が人質に捕られていること 完全武装した5人組がかれらの様子をうかがっていることを知る。
Waldも事情を察知し、二人は通報が間違いだったと言う話を信じるふりをして その場を去ろうとする。が 事態に気づいた彼らに襲撃されWaldは即死、Trishは警察無線で誤報だったと報告するよう強制され、その後 車のトランクに閉じこめられ 車ごと湖に沈められて殺されそうになるが なんとか脱出する。
殺される恐怖に怯えながらも Trishは女性をレイプして殺すことを喜びとする常習犯罪者Cainをリーダーとする武装した5人組と孤立無援の闘いを繰り広げていく。
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Cainから警官と言うよりガールスカウトだと揶揄され、自らも銃を向けられ殺されると思ったときには体の震えを止めることができないほど軟弱な女性警官。
「ダイハード」の女性版?かと思ったが 独りで人質を救出するのではなく 自分には無理だと考え、必死に署に連絡しようと行動する彼女とそれを阻止しようとするかれらとの闘い。
相手と遭遇するたびに もうだめだと気弱になるほどのピンチに追い込まれるが ガールスカウト時代にリーダーが彼女に言っていた言葉「No medals for quitters」を唱えながら 次々と難関を乗り越えていく。
一難去ってまた一難という感じで 次の展開が気になって読むのをやめることがなかなかできない。
最後の落ちはうまい、ちょっと持っていく設定が無理気味だと思ったけど 落ちがこうなるためにはしかたないか。
Kindle版 2.99ドル ★★★★
この洋書面白そうですね!
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