気軽に洋書ミステリー

家にいてもすることがないおじさんは考えました。このままではボケる。そうだ!好きなミステリーを英語で読もう!英語力???

Where are the Children? By Mary Higgins Clark

2006-09-23 20:49:33 | 読書感想

32歳の誕生日を明日迎える美貌の人妻Nancyは二人の子供と夫にかこまれて幸せな生活を送っていた。しかし、彼女は6年前にこの地に移ってくる前に 自分の子供を殺した容疑で裁判にかけられていた。彼女は自分の過去をヒタ隠しにしていたが・・・
そんな彼女の様子を望遠鏡でじっと観察し続ける男は、彼女が殺人者として報道された7年前の新聞記事を地元の新聞社に送る。地元の新聞はその事実を彼女の誕生日の朝刊で大々的に報道する。そして男は、彼女の二人の子供を誘拐する。
誘拐の知らせを受けた警察は 7年前に同様の事件を起こした彼女が また子供を殺したのではないかと疑う。


☆感想 ☆
いやぁ、面白かった。僕は 3週間で一冊読むのがふつうだけど、この本は3日で読みきった。
誘拐された子供たちはどうなるのか、Nancyのすぐそばに犯人の手がかりがあるのだけど・・・・・速く気づかないかなぁといらいらしながら先へ先へと読み進んでいった。

この可愛そうなヒロインをなんとかして助けてあげたいと思ったら、ちゃんと助ける人がいました。彼女のお母さんの恋人だった著名な精神科医のDR.Lenden,彼女の記事を読んでボストンから彼女を助けるために駆けつける。
近所に住む現役を隠退していた弁護士Jonathan。そして、夫のRay.
彼らが彼女を助けながら誘拐犯にせまっていく。

☆ 読みどころ☆
なぜ、Nancyは7年前の裁判のとき 無実を訴えなかったのか?
誘拐された兄Mikeが妹のMissyを誘拐犯から必死になって守ってあげようとする姿勢。
又も起きた自分の不運に呆然としていたNancy が母の恋人だった精神科医の心理療法によって立ち直って、みずから子供たちを探し出そうとする
誘拐犯の正体にびっくりします


The Twelfth Card By Jeffery Deaver

2006-09-19 22:36:44 | 読書感想

自分の先祖Charles(チャールズ)の記事を図書館で調べていた女子高生Geneva(ジェノバ)は殺し屋のボイドに襲われる。あやうく難を逃れた彼女はそれ以後もしつように命を狙われる。
ボイドは一度目の犯行には棍棒を使い、二度目の犯行には毒ガスを使って彼女の命を狙った。その手口からライムは彼の身元を突き止める。(言われてみればそういう職業になるか。^^;)
やっとのことでボイドが逮捕されホッとしてるジェノバを他の殺し屋が襲う!
また、建物や壁などにスプレーで落書きして絵を描いていたグラフィテイキングと称していた男もジェノバの居場所を探り始めていた。
殺し屋の雇い主を突き止めない限り 次々と殺し屋が現れ、ジェノバの身の安全は保証されない。
雇い主を突き止めるには なぜジェノバの命が狙われるのかを突き止める必要がある。ジェノバが調べていた140年前の先祖の事件とかかわりがあるのか?ライムたちはチャールズが妻に宛てた手紙などから手がかりを得ようとするのだが・・・・・


☆感想
ペーパーバックの大きさが縦に3センチぐらい長くなって(縦長君)、片手で持つのが しんどくなってきた。これから発行されるPBはみな縦長君で発売される感じだな。
終盤、最後 50ページぐらいでよかったよかったと思って あとは惰性で読むかと思っていたら・・・・・さらに大きな展開があって、ジェノバの将来も良い方向に向かい さらにハッピーな終わり方で満足。

ジェノバという女の子、ハーレムで鍛えられた人生を生き抜くたくましさを持っている。人前では強気な面しか見せないが 一人になると孤立感に涙したりする。さいしょ、生意気そうな女の子だなというイメージをもっていたけど、だんだん彼女を知るにつれて好感をもつようになった。

ボイドという殺し屋、淡々とした男というイメージ、、感情というものをもたない男のよう。なぜか 自分が numbであるかどうか常に気にしている。ただ、ぼくには このnumb の意味がよくわからないのだけど^^;

他にも 彼女の学校には学校の犯罪を取り締まるための潜入捜査員がいたり、(日本ならスケバン刑事?)あの人が実は・・・とびっくりする登場人物がたくさんいる。
この本で  アメリカの黒人問題をすこし勉強できた。(かな?)