週末雑感(2019/7/28)

マーケットには変化が訪れてきた。
まず、移動平均線が一点に収縮し尚且つ上回ってきた。
これは25日間・75日間・200日間毎日同じ数だけ買い付けしていたら、いずれも利益が出てきた事を意味する。

この半年、株価は狭いボックスの中を行き来した。言うなれば横這いだった。
当然、ボラティリティが低ければ期待利益率も下がるから売買高も減少する。
ここ半年、日々の出来高が10億株、売買代金は2兆円が続いている。



その中で、裁定取引残高は買い残で4000億円とほぼ最低水準となってきた。これはマスコミでも言われているから分かっている方も多いだろう。
しかし、売り残は9000億円積み上がっている。

上記のようにボラティリティが低いため先物に買い物が入らず裁定買い残が減少するとともに売り残が積み上がった。(要は先物売り/現物買いが入りにくく、現物より先物が割安だったから先物買い/現物売りのポジションが増えた)
これは、現物株が借りやすくなったのも一因かもしれないけれど、日本株が魅力的に見えず外国人から買いが入りづらかったのが主要因だろう。

外部環境が好転しつつあり、世界経済の成長(特に米国)に敏感な日本株には見直し買いも入りやすくなっていると考えています。

このエンジンだけで上昇力は相当大きいものと考える。
今こそ、今年最大のチャンスだろう。

7月24日のマーケットから(21:00記/nk 21709)

更新がだいぶ空いてしまった。

参議院選挙が終わったら更新しようと思っていたけど、間が空くとダメだね。書く気にならなかった。
ヒトは弱い存在だね。

さて、選挙は予想通りかな？もう3つくらい自民党が取るかと思っていましたが大分・宮城・山形は誤算でした。
しかし、良く取ったんじゃないかな。
マーケットには悪材料とはならなかったし、良しとしなければ。

マーケットは米国は最高値間際。日本は出遅れていると言えると思うけど、日本人が買わないとやっぱりダメなんだよね。まずは7／2の高値を更新しないことには始まらない。
半導体関連が出直っているのはいい傾向だとは思います。このラウンドで23000円を目指す動きが出ればいいのですが。

イメージとしては22400円かな？
細かくは見れていないので、当てずっぽです。

このところ注目しているのは韓国への対応です。
日本が3品目の優遇を無くすだけで、これほどあたふたするのだからもう少し早くやれば良かったんだよ。これによって、日本の製造業が復活するかもしれないと思っている。
今回の輸出規制をしただけで製品が作れなくなる。
とすれば、もっと材料屋さんは値上げすればいいと思うけど。
例えば、東日本大地震の時ルネサスの製造が止まり自動車メーカーの工場が止まった。10年前には住友化学だったかエポキシ樹脂の半導体の封止材の工場が火事で半導体の生産が止まった。
このように、１つの材料が供給されないだけで生産が止まる。ということは材料メーカーが鍵を握っていることになる。
全く何もない時は、値下げ要求ばかりしていざ困ると慌てている。
ならば、欠くことの出来ない材料にはもう少し金を出すべきだ。それこそ今回の品目を生産しているステラケミファなどは値上げ要求を知れもいいのではないか！
いつも言いなりのままでは製造の輪っかの中での立場が上がらない。
必要な商品でそれが無ければ立ち行かないものにはメーカーはもっと金を出すべきだ。

吉本の芸人でさえ会社に文句を言っているくらいなのだから、ステラケミファも住友化学も信越、サムコも値上げ交渉をすべきだ。

これが日本を変えて行くのではないかと思ってます。

ぼやき(2019／7／11)

本日は研修で東京に戻っているんだけど、昨日帰宅の際に来るまでたまたま政見放送を流していた。
すごく耳障りは良いけど、そのカネ何処から出すんだよ？って疑問がわくとともに社会主義国家なのだと改めて思った。

教育無償化？結構。年金の増額？結構。健康保険の拡充？これも結構。なんだけどそのカネ何処から出すの？の問いの答えが出る前に消費税引き上げ反対だよ。

南アフリカみたいに本当に地中からゴールドが出てくる国なら良いけど(といっても国有化されてる訳ではなく)。

上杉謙信の佐渡金山や武田信玄の甲斐金山や秀吉の石見銀山こんなのが国家管理で存在するならまだ判る。
だけど、そんな物もなく最終的に我々が負担させられるなら「い・り・ま・せ・ん」

全てのことをお上頼りにするなんて所詮無理な話です。
もっと現実的になった方がいいと思う。

今の高齢者はそこそこお金が有るんだし、年金だって払ってこなかったんだから(制度が無かったとも言えるが)満額貰おうなんて思わない方が良い。

その結果何が起きるかといえば、多分若い人の無気力じゃないかなぁ？何やっても報われないなら無気力にもなるよ。
ある部分は個人個人に任せた方がいい。
それで、暮らせないなら生活保護を受給する。その代わり生活は可能な限り質素にしてもらう。

そんなのは如何なんだろう？

週末雑感(2019／7／7)

先週末の雇用統計は以下の通り。

・米・6月非農業部門雇用者数：+22.4万人（予想：+16.0万人、5月：+7.2万人←+7.5万人）
・米・6月平均時給：前年比+3.1％（予想：+3.2％、5月：+3.1％）
・米・6月失業率：3.7％（予想：3.6％、5月：3.6％）


これを受けてニューヨークは小幅ダウン。
今まで年内3回の利下げについて期待されすぎていた感じはある。適温相場といえば聞こえは良いけど、そこまでの景気悪化は感じないし、むちゃくちゃ景気が良すぎるとも思えない。

ただ、3回の利下げをマーケットが織り込んだとしたら、市場参加者は今後どの程度を想定しているのか？マーケットは時に行きすぎることもある。

ここからは、景気が過熱すぎることも大きく悪化することもFRBは防がなければならない。どうも、米国には処方箋がないような感じがする。

一方、日本は消費税率増税で景気は多少悪化するだろう。ならば、財政の出動も必要になる。もし、財政出動するなら増税分の2年分くらいは先手を打って行う必要は感じる。でも、バラマキは駄目だ。しっかり企業に資金が周り、サラリーマンの給与所得が伸びるような手を打たないといけないだろう。

この選挙では年金の話が多いけれど、所詮高齢者は支払った年金保険料以上の給付を受けている。これは制度が出来た時に現役であったから仕方ない部分はあるが、あくまで年金制度は保険だ。支払った金額より多くの給付を受ける人が大多数なら保険制度は崩壊する。
だから、給付を抑えるのはやむを得ないと感じている。

特に団塊の世代は自分たちは反政府の学生運動をしてきた人たちで政府に対峙してきたのに、いざ年金をもらう段になったら政府に頼るのには違和感がある。
なんか、野党の年金の話を聞くとこの国はホントに社会主義国なんだと思わされる。
自民党もはっきり自己で備えてくれと言うべきなんじゃないか？

国民年金だけなら出ても月6万円だよ。そんなんで暮らせるわけないじゃないか！年金で全てが賄えるなんて幻想だよ。

まあ、選挙に行くのはお年寄りが多いから票はその方が取れるのだろうけど。
だから、若い人が年寄りより選挙に行って年次別の投票率が上回れば世の中変わるかもね。


おっと、株の話だよね。国内は自民党が予想以上に票を取れば株は上がると思っている人が多いんじゃない？
東京の70％は外国人投資家だから、自分が外人になったつもりで考えれば旧民主党が予想以上に勝ったら株は売ると思うよ。話に現実味が無いから。

個人的には自民党は改選議席ぐらい取れるかもと思っているけど。(ちなみに自分は自民党員でもなんでもない株屋の社員ですが(^^;;

もうすぐ世論調査でも出るだろうから楽しみだよね。
もしかしたら、ダブル選挙しない方が結果が良くなったりするのかもって考えるようになりました。
消費税増税はしない方が良いとは思っているけど。

今日はこれくらいにします。

7月1日のマーケットから(21:40記/nk 21729)

なんとか、昨日書いた通りの展開になってくれました。400円高のところに200日移動平均線が走っていまして、ここで押し返されるならしばらく駄目だろうと言うことでした。

前場はこの200日線の水準が重く感じていました。
ところが、後場始まってすぐにベア型ETFの550億円の売り決めがトストネットで出たらしく(クイックに載っていました)そのカバーでおそらく2500枚程度の先物買いが入ったようです。

想像ですが何処かの地銀がヘッジで買っていたベア型ETFをヘッジ外しで投げたのだろうと思います。

相変わらず株価が上がればネガティブな見通しを言う奴は居ますが、ここは素直に付いた方が良いと思っています。チャートは逆三尊。急落時の窓は近くなっていますから、窓埋めすれば22300円となります。

当然、ガンガン強気は言えません。何も変わっていないのですから。だけど、7月に入ったのでヘッジファンドの解約売りは気にしなくても良くなっています。下期入りしたアメリカのミューチュアルファンドは強気で来るでしょう。この半年のヤラレはここで返さないと一年このままになりかねない。

曲がりなりにも米中は妥協した。お互いに戦っていても意味がないことが判っているのだと思います。

米国はここ動きが悪かったFANGが見直されると思っています。

日本は半導体か？韓国制裁でサムスンなどはしばし駄目だろうから鬼の居ぬ間に一稼ぎなんでしょう。

目線は上に行きましょう。