月を好きだというのなら
あなたは
まことのわれでなくてはなりません
うるわしい本当の自分を愛し
愛のために
なにもかもを
まっすぐにやれねばなりません
傲慢にふるまってはならない
人を傷つけることを
自分のためにやってはならない
厳かにふるまい
愛のために
時には静かに死ねる
心を持ちなさい
そうすることができなければ
あなたは
月の光を浴びることさえ痛い
愚か者になるでしょう
月の心に恥ずかしい自分に耐えられず
愚かなことばかりをするようになる
美しいということは
時に耐えられないほど
苦しいことなのだ
あらゆる馬鹿に憎まれる
凡庸の民に嫉妬される
二度と来るなと言われて
石を投げられる
それでも
愛を貫かねばならない
そのような道に入り
微塵も揺らがないでいられるのが
月というものなのです
痛いことは何もできないからと言って
侮ってはいけない
あの月がどこかに存在する
それがわかっているだけで
馬鹿者は何もできなくなるからです
あの月を愛するなら
みじめなほど小さくなっても
本当の自分になりなさい
そして愛に従いなさい
何も望んではならない
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