月の岩戸

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テグミン

2017-07-18 04:14:54 | 詩集・瑠璃の籠

星の使いが
火の馬に乗って下りてくる
お前の首を折るために

自分の性欲を満たすために
永遠の月を割った
醜い馬鹿を滅ぼすために

シオマネキのように
愚かなはさみを振り回して
月光を切れるとでも
思ったのか
あほうめ

神の下ろす金のメスのように
わたしはお前の
命の玉を割ってみせよう
いつわりを改めもせず
正門をくぐろうとするものは
ギロチンのように
わたしの斧に刎ねられるだろう

星の使いが
火の馬に乗って下りてくる
月光の救いを
薄絹のように
大地からはぐために




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