昨日の朝日新聞で糖質制限食の特集記事がありました。
私も4か月前より1日3食とも糖質制限食にしてます。御飯、パン、う?どん、そば、芋類、スナック類などは食べられませんが、野菜、肉、魚?、豆腐、チーズなどは、カロリーを全く気にせず、制限な?く食べられますから、長く続けやすいと思います。
肥満対策として糖質制限食を開始しましたが、意外にも高血圧、高脂血症なども改善し、今のところ体調良好です。今後も糖質制限食を長く続けたいと考えています。
****** 朝日新聞記事(2012年6月14日)より引用
糖質制限食なら続けられる!
主食控え 肉OK カロリー不問
糖尿病患者向けに、食事の糖分量を抑えた「糖質制限食」が注目されている。日本糖尿病学会も5月、糖質制限食を治療法の一つとして初めて認めた。従来のカロリー制限食に比べ取り組みやすいと、病院やレストラン、食品メーカーなどで糖質制限食を採り入れる動きが広がってきた。
糖尿病の治療に効果 血糖値が改善・体重も減
糖質は炭水化物や芋類などに多く含まれる。例えば、ご飯1膳の糖質量は約55グラム、6枚切りパンは1枚あたり約40グラムに上る。和食で使う砂糖やみりんなどの調味料にも注意が必要だ。一方、カロリー制限食では控える肉類や乳製品にはあまり含まれていない。
東京都の北里研究所病院では2009年から、カロリー制限食療法がうまくいかない人に2週間、「教育入院」をしてもらい糖質制限食を出している。4日から、院内のレストランでも提供を始めた。
糖質量の多い主食を抜く代わりに、主菜2品、副菜2品を出している。ある日のメニューは、黒ムツの田楽焼き、鶏肉と根菜の炒め煮、厚揚げと青菜の煮物、白菜のわさびあえだ。管理栄養士の内田淳一さんは「味付けを薄くし、主食を取らなくても満足できるようにしている」と話す。
糖尿病治療では長年、カロリー制限食が基本とされてきた。しかしカロリー計算が面倒くさい上、量も少なく、続かない場合が多い。糖質制限食は、糖質量を減らせばカロリーは気にしなくてもいい。
同病院の山田悟・糖尿病センター長は、カロリー制限がうまくいかなかった患者24人を、再びカロリー制限食を試す人と糖質制限食を試す人に無作為に分け、6カ月間観察した。その結果、糖質制限食を試した人のみ、血糖の平均値や中性脂肪、最低血圧の値が改善したという。
京都市の高雄病院では、入院患者のほか、外来患者でも予約すれば糖質制限食を食べられる。これまでに、入院患者約600人、外来患者約1500人が、糖質制限食による治療を受けたという。
飽きずに食べられるように、外来患者にも院内で出す食事のレシピを渡すなど工夫している。理事長の江部康二医師は「米国の糖尿病学会もその有効性を認めており、患者さんの関心は高い。今後、多くの医療機関で広がるだろう」と話す。
このほか慶応大病院や東海大病院などでも、治療への導入を検討している。東海大の鈴木大輔准教授は「3月からカロリー制限ができない人に試したところ、血糖値や体重減に効果があった。今後、さらに症例を増やし効果を見ていきたい」と話す。
レストランでも人気、材料工夫しコースで
糖質制限食は、日本糖尿病学会も治療の選択肢の一つとして認めた。5月の学術集会では、1日の糖質量130グラムを目安とすることで合意。金沢大内分泌代謝内科の篁俊成准教授は「糖質以外に採るたんぱく質や脂肪の質も重要でこの療法を試す際には併せて考える必要がある」と話す。
東京都内の伊レストラン「ボタニカ」は4年前から糖質制限食メニューを提供している。口コミだけで毎月、100人以上の予約が入る。
前菜2品、パスタ、メーン、デザート盛り合わせのコースの糖質量は計20グラム台。コースにはフォアグラや肉も含まれ、小麦たんぱくでパスタを作る、ふすま粉でパンを作るなどの工夫をしている。同様に糖質制限食メニューを用意している店は、東京や京都、大阪などに約40軒ある。
料理長の新井田光央さん(45)自身も以前は糖尿病予備軍で、体重が100キロを超えていた。しかし糖質制限食を採り入れたところ、3カ月で体重が30キロ減り、血糖値も正常に戻った。普段の食事でも主食を減らす、砂糖を人工甘味料にする、芋類をほかの野菜に置き換えるなどで、糖質量を抑えられるという。
糖質制限食を採り入れる動きは食品業界にも広がっている。日清製粉は、東京都内のラーメン店「麺屋武蔵」と協力し、低糖質ラーメンやパン、ピザなどの開発を進めている。ふすま粉を用いることで、ラーメン一杯の糖質量を、通常の80グラムから30グラム程度に抑えられるという。
麺屋武蔵の山田雄店主は「メタボな人でも気にせずに粉モノを食べられる文化を作りたい」と話す。
大手乳製品メーカーも、1個あたりの糖質量が5グラム以下のアイスを開発中だ。【岡崎明子】
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