大御所のジョコビッチが３－０でメドベイジェフを破り優勝しました。男子テニスはいつまでも大御所と言われている選手が優勝しているのは、若手のチチパス、ティエム、ズブレフが今一つ伸び悩んでいるからでしょうね、男子も女子と同じく新旧交代の時期が来ないといけない気がしています。
大坂なおみ（ランク3位）とJ.ブレンディ（ランク24位アメリカ）の決勝戦は力の差を見せつけた試合になり大坂選手が６－4，６－３で優勝しました。ファーストサーブも強い風のせいか双方とも悪く大坂選手は相変わらず40％前後でした。それでもリターン力の違いを見せつけ、相手のコーナーに鋭く深く返すボールでポイントを重ねました。
勝った瞬間も喜びを爆発させるのではなく、ニッコリとほほ笑む程度で最初から「勝つ自信があった」ようでした。ムグルッサとの試合はどちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、決勝戦の二人は実力差がありましたね。これでグランドスラム４勝目になりますが、すべてハードコートです。芝やクレーの全仏、全英では上位進出が出来ていないので、優勝に向けては更に進化が求められます。23歳ですし良いコーチやトレーナーもついているので更に力をつけていき、そのうち全グランドスラム優勝を達成すると予想しています。
ベランダのプランターに刺してあるリンゴや蜜柑を食べに、ヒヨドリがよく来るようになりました。餌が何もないときは、「ピィーッ！ピーッ！ピイーィ～！」と何度も鳴いて催促するようになりました。餌をやりに行くとすぐに逃げますが、最近は近くにいるのか、我々がいなくなるとすぐに食べに来ます。一生懸命に食べている姿は可愛いですが、お目当ての「メジロ」はいっこうに来ません。戸建てで庭に木がないと来ないのかもしれません
。
全豪の男子の決勝にはジョコビッチが残りました。今日夕方５時からS.チチパス（ランキング6位ギリシャ）ととメドジェーベフ（ランキング４位ロシア）が準決勝を戦います。僕はチチパスに勝って欲しいのですが、ナダルと４時間以上フルセットをやった後ですから、条件が悪いです
。
（追）予想通りメドジェイベフが３－０で勝って決勝に進みました。
全豪女子準決勝の一つは大坂なおみ（ランク3位）とS.ウイリアムス（ランク11位アメリカ）の現在パワーテニスのトップランクにいる二人の対戦になりました。この全豪に向けてセレナは余程走り込んで下半身の強化をしたようで往年のパワーと走りを復活させているのは油断できません。
勝敗を分けるのはファーストサーブの入りと、お互いに鋭いコーナーショットを沢山返せた方が勝つ気がします。その為には大坂選手は相手を左右に振って、走り続ければ体力では39歳には負けないはずです。
（追加）試合は大坂なおみが、６－３，６－４であっさりと勝ちました。双方打ち合って大坂選手がバックサイドからウイリアムスのバックサイドに深く鋭い球を返し、浅目になったバックへの返球を相手のフォアのオープンコートに何本もエースを叩き込むことが出来ていました。ウイリアムスがハレプ戦の時とは別人のようにミスが多かったのは、大坂選手陣営の作戦勝ちのように思います。ただ大坂選手のファーストサーブが30％台でしか入らず、セカンドサーブに頼らざるを得なかったのは次戦に向けて反省点です。
※関心のある方⇒J.ブレイディ（ランク24位アメリカ）との決勝戦は2月20日（土）夕方５時15分からNHK地デジで放送されます。
僕の好きなS.チチパス（ランク６位ギリシャ）がなんとN.ナダル（２位スペイン）を４時間を超えるフルセットの激戦の末に破りました
。チチパスは最初の２セットを落とした後に、連続で３セットを取っての勝利でした。この3セットも途中タイブレークありでナダルが勝ってもおかしくない試合でした。最終セットはチチパスがマッチポイントを握った後も、ナダルが何度もブレークポイントを握って一歩も引かない激戦でした。勝ったチチパスは、自分のチームに走りより優勝したかのような喜びようでした。
大坂なおみ（ランク3位）とシースウエイ（ランク71位台湾）との試合は、大坂なおみの完勝でした
。シースーウエイにやりたいことをさせず、終始大坂選手のペースでプレ－が出来ていました。両手打ちの相手に対してセンターに球を集めて相手の得意なコーナーショットをなるべく打たせないようにもしていました。試合は６－２，6－2で勝ち準決勝に進みました。明後日の準決勝の相手はＳ．ハレプとＳ．ウィリアムスの勝者とやることになります。
追加）ハレプとセレナの試合は、セレナが打ち勝って勝利しました。ラリーの打ち合いでもセレナは左右によく走り、ハレプを圧倒し、ファーストサーブのエースと合わせて６－３，６－３で勝利しました。準決勝ではパワーテニスのトップにいる二人の対戦になり楽しみです。大坂なおみの現在の実力が試されます。
今日の夕方用事で5分ほどの処へ小雨の中を傘をさして出掛ました。ところが、すぐに風が強くなったと思ったら、大粒の雨
が降り出しました。上着もスラックスもべっとりと雨で濡れてしまいました。
用事が終わって家に帰る頃にはすっかり雨も上がり晴れ間が広がってきました。ふと顔を上げると目の前の東の空に大きな虹が円を描くようにかかっていました。最近滅多に虹を観なかったので、この大きな虹には少し感動しました。最近は暗い話が多いので、青空にかかる明るい虹に心を動かされたのでしょうか。ワクチンで感染が沈静化してこの虹のかかる空のように世の中が明るくなって欲しいものです。
（少し虹が判りにくい写真でしたネ）
昨年の全仏オープンで初優勝したI.シフィオンテク（ランク17位ポーランド）がS.ハレプ（ランク２位ルーマニア）と対戦しました。昨年の全仏ではノーシードのシフィオンテクがハレプを２－０で簡単に破って、決勝戦まで進んで優勝し一躍注目を浴びたのは記憶に新しいところです。今回はハレプにとって雪辱戦になります。僕はハレプのプレースタイルが好きで応援しています。
１セット目はハレプがワンブレークの６－３で取りましたが、２セット目はシフィオンテクが６－１で取り返しました。最終セットは両者譲らず好試合になり、６－４でハレプが勝ちました。試合を通じてシフィオンテクがコーナーに球を散らしてハレプを攻めまくりましたが、ハレプが走りまくって返球して最後にシフィオンテクがミスで点を失うというシーンが何度も見られました。ハレプが前回の反省でシフィオンテクのミスを沢山引き出したのが勝因になったと思います。
大坂なおみの４回戦は負けていた試合を拾ったという印象でした。出足はサービスが好調で90％前後の入りで怖いくらいでした。こういう時は往々にしてラリーのミスが増える事が多い為です。相手のムグルッサもサービスが好調で80％を超えていました。ラリーの打ち合いでは大坂選手の方のミスが多く、試合は１セット目は６－４でムグルッサが取りました。２セット目は大坂なおみが６－４で取って最終セットに持ち込みました。
最終セットはムグルッサがワンブレークして、５－４でマッチポイントを握りました。試合もここまでかと思ったら、この２回あったマッチポイントを取り切れず、大坂選手が５－５で追いつきましたさらに５－６とブレークして、最後はムグルッサは固くなったのか自分のサービスをキープ出来ず、５－７となって大坂なおみが大逆転で勝ちました。
ムグルッサは勝っていたはずの試合を最後にどんでん返しにあって悔しかったと思います。最終セットは大阪にブレークされてから守りに入ってコースが甘くなり、そこを大坂から攻められて敗れてしまいました。やはりメンタルは大事ですね。試合後の大坂選手に笑顔はなく「疲れました～」というコメントでした。
５回戦は準々決勝になり16日10時半の試合開始でＷＯＷＯＷとNHKでも放映されます。相手は曲者の異名を持つシースウエイ（ランク71位台湾）です。大坂選手が力まかせに抑えようとすると危ない相手です。
