東京の台所といわれ長い歴史を持つ築地市場が安全問題でもめた末に、今年ようやく豊洲に移転しました。築地市場には少なからず関りがあったので、今日の30日が今年最後の営業だというし、家内と見学を兼ねて9時半到着を目指して電車で出掛けてきました。東西線で門前仲町駅で降りてそこから都営バスで「日本科学未来館行き」2番から乗って豊洲市場前で降りるとすぐです。最終日のせいか買い物を済ませて袋を下げて市場から帰ってくる人が大勢いました。
最初に水産仲卸し棟に向かいました。ここには築地から500店に近い仲卸が移転しているはずです。仲卸業者は高齢化等の影響もあり漸減の傾向にあり、7年ほど前は水産だけでは700社程ありました。築地市場と違い豊洲市場は外観は良く整頓されていて、とても綺麗で衛生的に見えました。仲卸しは飲食店やスーパーや魚屋さんなど小売店に魚を卸す店ですが、一般のお客にも売ってくれます。バイヤーは早朝に買い終わっているので、この時間のお客はほとんどが一般客です。沢山の仲卸が午前中の最後の営業で大声で「お客さん〇〇が安いよ~!」と客寄せをやっていて、ターレーは「危ないよ~」と言いながら走り回り活気に溢れていました。年末気分を味わうには「アメ横」と並んで良い処でしょう。家内は関心を引かれたようで、あちこちの店に首を突っ込んで品定めをしながら買い物をしていました。
(中卸しマグロ屋)・・この沢山のマグロはもう買い手が決まっているんだろうなぁ?
2階は寿司屋などの飲食店街になっていて、大勢のお客で溢れていました。飲食店街は反対側の青果棟の中にもあるそうです。3階は物販店売り場で包丁屋、鰹節屋、卵焼き屋など色々入っていました。そこで家内は卵焼きを買ってから帰途につきました。上下階には真ん中あたりのエスカレーターでしか行けず結構歩くことになります。ここは築地と違い交通機関で行くには不便ですね。※行ってみたい方はこちらをどうぞ「豊洲市場」