今、普通車で1番売れているというニッサン/ノート・E-POWERが実際のところどんな車か調べてみました。普通自動車(軽を除く)の販売台数を見ると直近の8月ではノートが10,647台で1位、アクアが9,054台で2位、今年の1月~6月では月平均12,230台売れていて2位のアクアを抜いて1位になっていました。但しノートにはガソリン車もあるので要注意です。(資料:日本自動車販売協会連合会)この資料ではほとんどの月で1位~3位をアクア、プリウス、ノートで取り合っています。しかし前年対比(4月~3月)ではアクア、プリウスの販売台数が落ちてきているので、世界のトヨタですから何らかの手を打って来ると思われます。改良するのは予防安全性能の拡大でしょう。
2年ほど前にモーターで走る画期的な車(E-POWER)がニッサンから発売されサニー以来初めてトップになったという事で注目されていました。それで1年半程前にここでE-POWERを調べてアップしました。その後今年の4月?にはマイナーチェンジがなされたようです。マイナーチェンジで良くなった点は大きな処では①前車追随式クルーズコントロールが選べる②エマージェンシーブレーキの性能向上③車線逸脱防止支援システムが追加④踏み間違い防止機能向上(前進時、後退時)です。今回は時速60㌔以上でも停止している車を認識できるようになったり、細かい処ではハイビーム自動アシストが追加されたりして全体的に安全性能が向上しているのと、結果として運転時疲労軽減性能が向上しているようです。前に書いた国土交通省の「予防安全性能評価」では79点満点を取っています。外見は同じでも中身が良くなっているのがうかがえます。他にスポーティにふった「ニスモ」というグレードも追加されています。
テレビの「車で行こう」という番組でE-POWERが昨年紹介されていたのがNETであったので添付してあります。これは昨年度のモデルですが外観・内装・動力性能はほぼ同じ内容です。関心のある方はこちらをどうぞ。※①「ニッサンノート・E-POWER」 さらにGAZOOの自動車評論家の試乗記も載せておきます。※②「ノートEーPOWER試乗」評論家は少しほめ過ぎだなぁ。僕の感想としては、E-POWERにも課題があり①低速域でのハンドリングが少しかったるい②静粛性がNETで掲載されている程高くなく耳障りな音(エンジン音やロードノイズ)がかなり出る③高速燃費が市街地に比べて余り伸びない事など、改良点もいくつかある気がしています。実際運転してみての感想は「コンパクトカーとしては」良い方かな~という印象です。