まず一歩。

王将戦　対遠山五段

ゴキゲン中飛車に「超速」で挑む。
少しリードして、間違えて、また盛り返して、
最後に必勝形を築き上げた。

…ここから負ける人がいるのか、と呆れるような大逆転負け。
何度反芻しても、有り得ない。

でも、まずは現実を認めるしかない。
こんな大差の将棋を負ける自分がいて、
そこから、どうやれば次に勝てるのかを考え、実行する。
今できるのは、目の前の階段をまず一歩上ることである。

力を溜めることの重要性

棋王戦　対真田七段

戦型は角換り。
相手の趣向に真っ向からぶつかり、
大きなリードを得た。

しかし、ここからが問題。
相手の囲いを弱体化し、働きの悪い駒を打たせた手が実は疑問手で、
あっという間に逆転してしまった。
後一回だけ力を溜めていれば何も問題はなかった。



せっかく良い展開を創り上げたのに、
その労力が無になってしまうのは悲しい。
この経験を次に活かして、少しずつ前進していく。

来期に向けて。

Ｃ２　対神崎七段

横歩取りの最新型。

早々に飛車角交換の決戦になり、
少しずつポイントを稼ぐことに成功。
しかし、かなり優勢を意識していたところから、
無念の逆転負けを喫する。
後で考えたらミスのオンパレードである。

これで二個目の降級点。原因は実力不足。
たくさんの人に応援してもらっているのに、
不甲斐ないし、申し訳ないと思う。

反省して、次につなげる。
大きなことは言えないけれど、
今までと変わらず、一局一局にベストを尽くし、
自分らしい将棋を指していきたいと思う。