上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

読みの構造

2008年06月19日 | 対局
竜王戦 対千葉五段

いきなり大駒総交換の激しい将棋。
そして、第1図では、二択だと思った。



1 △8七飛
2 △8二飛

1 △8七飛

これが成立すれば話が早い。

△8七飛に対しては、
▲8二飛△5二金右▲7九金△6四角(参考1図)まで、ほぼ必然。



ここで、

① ▲5二飛成△同金▲7七金(参考2図)でまずいかと考えていたが、



  (△8六飛成▲同金△同角は▲8二飛)
  △8九飛成! があることに気付く。
  △3六桂が入れば簡単に勝てる。 

② (参考1図から)
  ▲8一飛成が一番自然な手。
  以下、△8六飛成▲同飛成△同角▲8一飛△6四角(参考3図)
  まで、ほぼ必然。



  ここで先手の手が難しいと思っていたが、
  ▲6六歩! と角を狙うのが好手。
  角を追えば▲9一飛成が実現する。
  7三に逃げるのも、いじめられやすい。

  そこで▲6六歩には△6七飛と打つことになるが、
  さらに▲7七角! が好手。
  ▲6五歩と▲6八金を見て、先手良し。

以上により、△8七飛は先手良し。

2 △8二飛(実戦)

これは最後の手段、という手。
▲8七歩の一手に、
△5七角と打つ(第2図)。



(△5七角で△8八歩は、
 ▲7七桂△8九歩成▲8五飛で先手良し)

これが一番ましな順と思い、
その判断は間違っていなかったのだが、
飛角を手放し、少し苦しい。
以下、散々粘るも負け。


読み自体はそれほど悪くない。
序盤の研究もそこまで怠っている訳でもない。
ただ、勝つためにはそれでは足りないのだと思う。
そのあたりを埋めていきたい。
コメント (10)
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写真が届きました

2008年06月19日 | 将棋関係
先日伺った、

「秋田市南支部」

の幹事の方から、
写真が届きましたので、アップします。
実は、一週間前に届いていたのですが、
アップする方法が分らなかったので、
時間がかかってしまいました。



写真をアップする方法が分らないというのも、
どうかという気がします。
そもそも、

「トラックバック」

の方法が未だによく分からなかったりします(笑)
ブログを何年も書いているのにかかわらず、です。
まあやっていればそのうちできると思いますが…。
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パーソナルカラー診断

2008年06月14日 | 日々の暮らし
って受けたことのある方っていますか?

2時間くらいかけて、いろんな色の布を肩にかけてもらい、
自分に似合う色を診断してもらうのです。

僕は昔から服を買うのが苦手でした。
お店に行っても、たくさんある中から、
どうやって自分に合うものを探すのか全く分らず、
いつも凄い時間をかけている割には、
あんまり納得のいかないものを買ってしまい、
仕方なくそれを着る、と言う感じでした。

で、何かでふと、カラー診断のことを知り、
ちょっと高いなあと思いつつも、受けてみることにしました。

結果は、大正解。
自分に似合う色を知ることが出来たので、
「買ってもほとんど着ずに押し入れにしまいこむ服」
が、ほとんどなくなったのです!
2時間7000円でしたが、
明らかにもとはとっています。
(ちなみにここで受けました)

何万円節約できたか分りませんし、
服選びにかける時間自体も減りました。

僕は、赤系が似合うことが分ったので、
シャツや何かの差し色として使うことが増えました。

似合わないのはグレー。
ライトグレーのスーツがしっくりこなかった理由がようやく分りました。
黒は似合うみたいなので、
これから買うとしてもダークグレーのスーツになりそうです。

しかし、こうした目で改めて服を買いに行った時に、
グレーの服の多いこと。
グレーっていつでも人気の色ですから。
僕が服を買うことが苦手だった原因の一つは、
こんなところにあったのかもしれません。
コメント (3)
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精読

2008年06月12日 | 対局
C1 対 片上五段

仕掛けが成功して優勢のはずなのに、指し手が分らない。
むしろこちらが悪いのではないかと疑心暗鬼になる、
よくある状況、局面。

(僕は先手番です)



第1図では、▲3六角が第一感だったが、
△4六桂があるのでまずい。
そう思って切り捨て、
▲2三歩や▲1六角を読み始めたが、どうもうまくいかない。
で、第一感の▲3六角をもう一度掘り下げることにした。

▲3六角に△同馬なら、
難しいところもあるが、まあなんとかなりそう。
という訳で、やはり△4六桂の変化が重要。

△4六桂に、▲同歩は△3六馬があるので、
▲同飛の一手。
以下、△同飛▲2七角で桂得になるものの、
△2六飛(参考1図)と回られて不利だと最初は考えていた。



参考1図で平凡に▲2八歩なら、
△2九飛と打たれる。先手陣は角を渡すと詰んでしまうのに、
その角が2七に落ちている。これは先手が負け。

ここまでの読みを、もう一度読み直すことにした。
そして、参考1図では、
▲1六角!(参考2図)
があることに気が付いた。
後手陣の急所は、4三の地点なのである。



参考2図で△1五歩なら、
▲2七歩で刺し違えを狙う。
以下、△7六飛には▲7七歩、
△3六飛には▲2五角で、
とにかく▲4三金が実現すれば勝ち。

ここはしっかりと読めたと思う。
中盤の難所を、間違えずに乗り切ることができた。
その後、終盤で間違え、負け。

内容的には、まずまず。
終盤に課題が残るものの、
これくらいの将棋を常に指していきたいと思う。


コメント (6)
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初めて秋田に行く

2008年06月08日 | 将棋関係
7から8日にかけて、
秋田市南支部におじゃましてきました。

指導対局や名人戦第5局の解説、
懇親会、公開対局等、楽しい時間を過ごすことができました。
秋田市南支部の皆様、本当にありがとうございました!

昨年、静岡に伺った時にも感じましたが、
将棋界を支えているのは、
各地域の将棋ファンの皆様だということを、
強く実感します。

将棋の一つのイベントを行うには、
見えない部分で大変な労力がいると思うんです。
例えば、今回色紙を数枚書いたのですが、
準備する側としては、

1 色紙を、どこでどれくらいの大きさの物を買えばいいのか。
2 書くものは筆、筆ペン、どんな太さの物がいいのか。
  どこで調達するのか。
3 どのタイミングで書いてもらえばいいのか。

などなど、細かいことをたくさん決める必要があると思います。
また、

4 会場の準備。
  どんな施設のどれくらいの部屋を確保すればいいのか。
  公共施設なら1ヶ月前から予約するケースも多い。
  会場の椅子や机の配置はどうすればいいか。

5 プログラムの決定。
  限られた時間でみんなが楽しめるようにするには、
  どんなプログラムにすればいいのか。
  
6 (懇親会がある場合)
  懇親会の準備。
  参加人数の確定。
  予算や場所の決定。
  もし移動するならその手段はどうするのか。

7 このイベントの総責任者は誰で、
  準備をどのように進めていくのか。
  参加者への連絡は誰が行い、
  もれがないようにできるのか。

少し考えただけでも、
やらなければいけないことはたくさんあります。
それに比べたら、派遣された棋士は、
ただ行くだけでいいようなものですから、
頭が下がります。

今回のことで、
自分は棋士として何が出来るのか、
帰りの新幹線の中でいろいろと考えていました。

最後に、普及協力金を出してくださっている、
朝日、毎日各新聞社様に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。




ところで、今回泊まったホテルで気になったのは、
囲碁将棋等様々な貸し出しがある中で、

「モノポリー・秋田バージョン」

があったこと!

(モノポリーは、4人用のボードゲームの一つで、
 各コマにニューヨークとかケンタッキーとか、
 いろんな地名がつけられているんです)

さすがに一人宿泊で借りるのは控えましたが、
一体どんな地名が載っているのか、
めちゃくちゃ興味がありました(笑)
コメント (4)
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言葉の持つ力

2008年06月04日 | 日々の暮らし
梅田望夫さんのブログを読んでいたら、
こんな言葉に出会いました。

「生活こそが作品」

様々な思いや考えを、
突き詰めて、凝縮されたような感じを受けます。

強く印象に残った言葉です。



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