chocolat et natto(チョコレートと納豆)

三十路女の「食うたら」日記

れんきゅうのおでかけから〜老舗めぐり編

2022-10-11 | トーキョー



みなさん、今年最後の3連休はどうお過ごしになられたのでしょうか?
ショコラエナット家は先月遠出してお金もかかりましたし、
初日にワクチンを打ちに行ったので、おでかけはほとんどなしです。
でも、ワクチンの帰りに神田に行きました。
お目当てはこちらの「竹むら」さん。
トーキョー名物の行列もしっかり並び、がんばりました。


お目当ては、ハイ、あんみつです。
このお店、揚げまんじゅうとか、粟ぜんざいが有名らしく、
一瞬、心揺らいだショコラエナットでしたが、グッと肝を据え、初志貫徹といたしました。
ここはあんみつもさることながら、建物がステキですね。
昭和5年に建てられたもので、
かの池波正太郎先生も通ったお店なのだとか。
食べている時以外はだいたいキョロキョロしておりました。
これで、気になっていたトーキョーのあんみつ屋さんコンプリートでナット、大満足。
さあ、帰りますか・・・のはずだったのですが。



向かいにはこれまた素敵な建物がありまして。
竹むらさんの行列に並んでいるときに大臣が偵察に行き、
「あんこう鍋だって!!」と、興奮気味に戻ってきました。
しまった・・・お鍋大好き大臣です。こうなったらもうダメです。
既に、竹むらでオーダーの時も
「たくさん食べすぎて、あんこう鍋が入らなくなったら困るから・・・」
などと、どちらが本来の目的なのか分からなくなる始末。
一方、ワタクシもこの建物と、創業約190年、なんと江戸の天保時代という
筋金入りの老舗の味がどうも気になり、
「じゃあ、行ってみようか?」と言ってしまったのであります・・・




ハイ、そしてこちらがあんこう鍋です。
奥にはあん肝さんも見えますね。コラーゲンぷりっぷりの皮もいただきました。
ワタクシ、こういう本格的なあんこう鍋は初めてかもです。
スープは醤油ベースで、お砂糖とかみりんも効いたもので、
ちょっとすき焼きのタレがあっさりしたような感じのように思いました。

実はこの日も北海道で獲れたあんこうを使っていたそうなのですが、
このように食べる文化が北海道では少ない気がしますが・・・
どうも石狩鍋とかが多いイメージですが、どうなんでしょう?



締めはやはり、おじやです。
大臣、相当お気に召したようで、
「あの鍋はこの締めの為にあるんじゃないか」などと言ってましたが笑、
確かに、出汁がしみていましてねえ、素晴らしかったです。

建物は昭和7年のもので、戦禍を逃れて残されています。
このあたりにはあと2軒ほど老舗のお蕎麦屋さんも建物が奇跡的に残った
ようで、歴史的建造物に指定されているそうです。
店内も、今年7月ごろ行った浅草の老舗牛鍋屋さんと似た雰囲気で、
大きな立派な玄関があって、法被を着た専属の店員さんがいらっしゃいます。
その人が「2名さまでーす!」と大きな声で2階に声をかけ、上に行きますと
着物をピシッと着た女性陣がいらっしゃる。
食後は入り口で頂いた木札を1階のお会計コーナーで出す・・・という、
老舗感たっぷりです。
こういうのを味わえるのもトーキョーならではですよね。
あんこう鍋に釣られてついつい進んだ日本酒、ほろ酔いで、
神田から湯島、不忍池経由で帰りました。
ちょっと「吾輩は猫である」のみなさんの世界みたいでした。うふふふ。

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