港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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1965年 『シルヴィア』 ポール・アンカ

2015-08-11 11:15:03 | 続・60年代ポップス変遷史

”Sylvia” Paul Anka



1957年7月に自作『ダイアナ』で彗星のごとく現れたのが当時16歳のポール・アンカでした。ポール・アンカの登場は
時期的にもプレスリー徴兵(1958年1月)騒動の最中で、スーパー・スター不在というラッキーなめぐり合わせでした。
『ダイアナ』は最年少での全米No.1となり、『君は我運命』『クレイジー・ラヴ』も立て続けに大ヒットし、日本でも
この三曲がベストテンの上位を占めるという一時代を築き上げました。そして1958年人気絶頂で初来日を果たしますが
東京公演から大阪公演に向かう寝台列車の中で一大スキャンダルを起こしてしまいました。 「まだ17歳のガキの
くせに!」と新聞や週刊誌などでも袋叩きにされています。これで日本のファンが大きく離れてしまい、その後の彼の
音楽活動の評価も芳しくないのは仕方のないことで、自業自得といったところでしょう。

私自身もそんなポール・アンカは好みじゃないのですが、この『シルヴィア』だけは何故か気にかかる楽曲です。
実はこの曲は1965年のアメリカ映画『シルヴィア(Sylvia)』の映画音楽でした。
映画『シルヴィア』はゴードン・ダグラス監督、キャロル・ベイカー、ジョージ・マハリス主演なのですが、日本では公開
されておりません。当然、私自身も未見で内容を確認することができていませんので、このブログの『映画音楽史』
では取り上げなかったのですが、映画の冒頭でポール・アンカ (?) の歌声が流れているそうです。

↓はポール・アンカの『シルヴィア』 YOUTUBEより