粋なオヤジになりたくて

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日本の若者が洋楽を聴かないわけ

2006-12-31 | 若き日の思い出
 
 今年最後のテーマはこんな話になった。ブログをかく過程で、こんなテーマを論ずるサイトにも出会ったりした。私も同感なのでちょっとこのテーマで書いてみたいと思う。私が小学生の頃はよくラジオで洋楽を聴いたものだ。そこから流れるビートルズやクリフ・リチャードは歌詞が判らなくてもよく聴いた。中学生になるとお小遣いで月一枚のペースでアルバムを買うようになった。テレビでは洋楽は放映していないし、貸しレコードもないので、一枚のアルバムを繰り返し聴くことになる。大抵は歌詞カードがついており、対訳がついていることもある。これらをよく見ながら口ずさんだものだ。そんな曲は40年たっても忘れないものだ。私の英語の原点の一部はこんなところにあったと思う。

 さて小生には中学二年生の娘がおります。学科では英語が一番得意で本人も好きな科目、しかし日本の音楽は大好きなのですが洋楽は全く聴きません。それはなぜなのか理由を考えてみました。

1.憧れとなる洋楽アーティストがいない
  ロックはすっかり音楽ビジネスとしてすたれてしまってロックスター
  がいない。女性アイドル(ロペス、ブリトニー、ビヨンセ、シャキラ、
  アギュレラ辺りか)かラップ系になってしまった。 

2.唄える歌がない
  ラップなど米国人ですら難解だし、覚えても使えないスラングだったり
  とにかく口ずさみづらい。

3.洋楽の音楽番組がない
  昔のスターのライブ映像以外ではあまり洋楽番組がないように思う。
  かっての人気番組だったベストヒットUSAの放映時間が午前3時
  ってどういうこと?ランキングを観てもラップばかりが目立つ。
  結局タイムマシーンと最後の「リクエストコーナー」で40代以上
  の世代が過去を懐かしむ番組となってしまっている。それでいいと
  思う人もいるかもしれないが、小生には何だか小林克也氏が痛々しく
  みえてしまう。   

4.日本の音楽の洋楽化
  歌詞のなかに、それっぽい英語が挿入されている『なんちゃって洋楽』
  がマーケットに提供されてニーズを満たしてしまっている。それと今の
  世代は洋楽に対する憧れのような気持ちの度合い自体も少ないように思う。
  日本の音楽に誇りや憧れを持てるのはそれはそれで良いが、洋楽のコピー
  のような音楽だったら、オリジナルの方がいいに決まっている。

レンタルCDが音楽衰退に拍車をかけているという話もあるが、それは邦楽だって同じこと。もうひとつ気なるのが映像化が進んでいることだ。同じ音楽でも映像で観るのと耳だけで聴くのでは音楽自体への集中度が違うように思う。演奏シーンを見ることができるのは、それはそれで貴重なことではあるのだが、DVDはCDを兼ねることにはならないんだとだんだん気づき始めた小生であった。

(追記)
そんな小生と想いを同じくする方がいるのかNHKがやってくれました。3ヶ月トピック英会話(木曜深夜)では一月から番組で洋楽の歌詞を取り上げるようです。今から楽しみです。
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