ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

少年ジャンプな日々~テガミバチ

2011年01月06日 21時16分13秒 | コミック・アニメ
しばし連載終了モノの記事が多かったけど、今回は連載中の作品です。
でも、いつもの週刊少年ジャンプではなく、本作「テガミバチ」は
ジャンプ・スクウェア(以下JSQ)という月刊誌に掲載されています。
このJSQというのは、少年マンガ誌ではありますが、
どちらかと言うと新人作家が多いように思います。
でも、本作品の作者・浅田弘幸先生は新人ではなく中堅の作者さんです。

さて、「テガミバチ」ですが・・・
初めは2006年月刊少年ジャンプ(MJ)で連載スタートしたのですが、MJは2007年秋に休刊。
それから1回だけ週刊少年ジャンプ(WJ)に掲載された後、
MJに替わって創刊されたJSQにて連載再開され現在に至っています。

その絵柄は黒と白のコントラストを多用し、幻想的な雰囲気を醸していて、
特にエアブラシを多用した(ような)ボカシ効果のカラー原稿は超美麗です。

・・・つか、百聞は一見にしかず。とにかく見てみましょう。

左の少年が主人公のラグ・シーイング、右の少女は相棒のニッチです。
ニッチのアタマに載ってるのは”ニッチの食料”でステーキという・・・。
・・・美しいですね~。
あまりに美麗なので、ちゃちゃめの絵はナシの方向で。
(ていうか、近頃忙しくて描いてられませんの・・・シクシク)


少年マンガの主人公といえば、その年齢にかかわらず強気でイケイケなタイプが多いように思います。
でも、この作品の主人公・ラグは確かに意志は強いけれど
おおむね丁寧な喋り方をするし、生真面目でものすごい泣き虫の13歳の少年。
ちょっと他作品の主人公にはあまり見られないキャラクターです。

少しばかり内容を紹介しますと・・・。

仮想ファンタジーワールドが物語の舞台。
そこでは一部の人間だけが人工太陽の明るい陽の元で暮らし、
ほとんどの人々はアンバーグラウンドと呼ばれる暗い世界で細々と暮らしています。
そして、街と街の間にはガイジュウと呼ばれるモンスターが徘徊するため、
人々は他の街とはなかなか交流もできないでいます。
その街と街をつなぐものが「テガミ」。
タイトルである「テガミバチ」とは危険を承知でテガミを配達する郵便配達人の名称です。
ラグは幼い頃世話になったテガミバチ・ゴーシュにあこがれて自分もテガミバチになりますが、
そのゴーシュはどうやら反政府組織の活動に巻き込まれて行方不明になっていて・・・。

テガミバチだけがガイジュウを倒す特殊なすべを持っているのですが、
ラグはガイジュウを倒しつつテガミを各地に届け、ゴーシュを探しています。
やがてゴーシュとは再会しますが、彼は「こころ」を失くしていて・・・

謎の政府と反政府組織、謎の飛行船事故や謎の光・・・
いろんな謎が満ち溢れ、ラグも少しずつ巻き込まれていきます。


ワタシはWJに1回掲載されたのを読んで、これは・・と思ってコミックスを買い始めました。
現在11巻まで出ていますが、謎が複雑に絡み合って、いつまでたっても先が全く読めません。
よりいっそう謎が深まって行ってる気がするくらい。
こうなりゃ最後まで付き合うしかないって感じです。

アニメは2009年10月から2010年3月まで第1期放映され、
2010年10月からはまた第2期が始まり、現在も放映中。
オリジナルストーリーもあり、若干展開も違っていますが大筋では原作どおりに進んでいます。

(・・・ようつべ(youtube)で動画拾おうと思いましたが
ちょうどいいのが見つかりませんでした・・・すんませーん。)

とにかく、この先どうなるか展開が楽しみの今日この頃。
しかるに、月刊誌ですんでなかなか進みませ~ん・・・。


ついでにオマケの情報・・・
浅田先生は昨年集英社文庫版の「中原中也詩集」と
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の表紙絵をかかれています。




どちらも内容のイメージを的確に表した素晴しい絵と思います・・・
(あ、えらそう???)

というわけで例によって試し読み
こちら第7巻

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