第1548話 11年目の再会

2017年06月14日 06時30分00秒 | Weblog

学生時代の友人とは1年に1回、

年賀状での親交となる 女性の子育て期間。

私の結婚式を最後に会っていないから・・・

10年以上も会っていないことになる。

夜、お母さんが家にいることの当たり前さに

今まで「会いたい」と言えなかったが、

私の岡山(日帰り)出張 仕事終わりの、

新幹線乗車前、つかの間の逢瀬を申し出る。

 

大学時代のアルバイト仲間で、

話すと、私と同じ年、同じ誕生日の偶然。

一気に心の距離が近づいたあの夜のことを

今も懐かしく思い出す。(毎年、誕生日にも思い出す)

結婚が遅かった私はまだ一桁の子育て中だが、

彼女のお子様は、今年、大学受験生である。

互いにあれからウン10年、

どんな風に変わっているのか・・・ドキドキ。

 

彼女は昔と変わることなく、

そこによき奥様の雰囲気が柔らかくプラスされ、綺麗なお母さん。

私が高校3年生の時、母はこんなに若かったっけ?

結婚・出産しても 働く女性の美しさを目の当たりにする。

彼女もまた私のことを「まったく変わっていない」

と言ってくれるのだが、あれから随分変わってしまった私。

学生時代の友人というのは、会うとあの頃の面影と重なって、

変わっていても変わっていないように見えるのか?

などと考察しながら(笑)

久しぶりにあだ名で呼んでもらえるのが嬉しい。

 

互いに この後すぐ子どもがいる家に帰らなければならない。

仕事帰りに 駅のホームで会い、駅のホームで別れるのだが、

学校帰りのお嬢様もこの時間、ちょうど駅にいる時間だという。

「会う?」「会う!」

「似てる~!!」

昔の彼女と今の彼女、

時空を超えて横並びに立つ2人に再会できた夜。

思い出の彼女が、再会時の彼女の笑顔に更新され、

久しぶりに「会いたい」気持ちのままに

「会えない?」と勇気を出してよかったなと思う。


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