朝寝のカプ

ネコは夜行性
そのため朝は食事の後
すぐに眠くなる
人間と同じか

黒いマリア像

2015-09-20 05:11:56 | 日記
鶴岡市のお城跡のすぐ近くに、鶴岡カトリック教会がある。
赤く鋭い尖塔に十字架を掲げている。
教会の門は、藩政時代の家老、
末松十蔵の屋敷の門を再利用している。
このカトリック教会には、
幼子イエスを抱いたマリア像がある。
顔は黒く「日本で唯一の黒いマリア像」として知られている。
顔が何故黒いか、諸説がある。

一般的に言われているのは、蝋燭の煤で黒くなったというもの、
もう一つはペストが流行った時代に、
聖母マリアが身代わりになりその病を受け止め、
顔が黒くなったなどあるようだ。
旧約聖書には「イスラエルの娘たち、私はケダルの天幕のように、
サルマハの幕屋のように、黒いけれども美しい、
私の焦げた色に目を止めるな、私は日に焼けた」とある。

この像がやって来たのは明治36年のこと。
フランス、
ノルマンディー州のデリヴランド修道院から来たものだ。
黒いマリア像は聖堂の左側の副祭壇に飾られている。
多くの参拝者がここを訪れ、
じっとこの黒い聖母像を見つめている。
この教会にはパイプオルガンもあり、
ミサの際など演奏が行われる。

そしてもう一つの見どころは、
教会の半円の窓にある「窓絵」だ

薄い透明な紙に描かれた聖画を外側から貼り、
さらにその外側にガラスを設け、二枚のガラスで挟んでいる。
この種の窓絵はこの教会でしか見ることが出来ない。

鶴岡カトリック教会は昭和54年
国指定の重要文化財に指定されている。
現代では、鶴岡の町を象徴するような建物となっている。
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