カプチーノの思い出

　写真を少し整理しようと思っているが、なかなか手に着かない。
2年前まで我々を楽しませてくれた、野良猫だった「カプチーノ」。
知人が拾って育ててくれた猫で、予防注射もし、我が家に来た。

最初は「おどおど」やはり慣れない場所での生活は、
人間も猫にとっても窮屈な感じがするのだろう。
しかし生活力の旺盛な「カプチーノ」慣れるのに時間はそんなにかからなかった。
二階に上る階段を軽やかに上る。しかし、事故にあって、後ろ足は結構不自由で、
治療のために、鉄の支えが足に入っている。そんなことで、
軽やかに見えるが実は不自由な後ろ足を懸命に使っているのがよく分かる。

写真はいつもと違って、正月の元日の料理。
すこし、落ち着かない様子だったが、手を出すこともなく
自分の料理が出てくるのをじっと待っている。
中々賢く、礼儀正しい猫だった。早いもので2年たつ。
猫から教えられた生き方、人生がそこにあった。
カプチーノ、天国で何をしているのかな。