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ギンリョウソウ・5~開花

 この時期になると出現が気になる「ギンリョウソウ(銀竜草)」。当地では今までに小山内裏公園、長池公園、大平公園などで見ていたが、毎年必ず出現するということでもなく、どこにも出てこなかった年もあった。写真は中山地区の山道で、ここでは3年前に大群生があったが、次の年から出なくなっていた。今年は上記の公園ではまだ出現していないので、念のためここに来てみたら、数本だけ顔を出していてくれた。ギンリョウソウはツツジ科(←イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の腐生植物。
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コゴメイヌノフグリ

 “よこやま道” で見つけた白い小さな花。これは「コゴメイヌノフグリ(小米犬陰嚢)」としておこう。隣のオオイヌノフグリに比べると花径はひと回り小さく7~8ミリほど。このすぐ近くでは数年前に農薬が撒かれて、しばらく何も生えていない状態が続いていた。この花は毛はそれほど多くなく果実の形はオオイヌノフグリと同じような形をしている。もしかしたらコゴメイヌノフグリではなく農薬の影響で白くなったオオイヌノフグリかも知れない。もう少し調べてみよう。
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ヒメコウゾ・1~開花

 雑木林で良く見られる「ヒメコウゾ(姫楮)」。クワ科カジノキ属の落葉低木で雌雄同株。地球外生命体のようなものが直径5ミリほどの雌花で、それには長さ3~4ミリの赤いモジャモジャの花柱が伸びている。直系1センチほどの雄花が枝の基部のほうに見える。ミツマタとともに和紙の原料とされるコウゾは、ヒメコウゾとカジノキの雑種で、カジノキとコウゾは雌雄異株になる。
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ミツデカエデ・3~南大沢5丁目

 カエデ属にメグスリノキという樹があり、当地では長池公園や東京薬科大学で見られたが、どちらの樹も数年前に枯れてしまって今では見られない。この界隈でどこかにないものかと、時々思い出しては探しているが、イロハカエデのような特徴ある切れ込みの葉ではないので、葉だけでは見つけるのは難しい。
 今年の冬に南大沢5丁目の遊歩道脇で、葉がすべて落ち高い枝に翼果が数個残っている樹を見つけたので 『もしかしたらメグスリノキではないか』 と期待しながら春を待っていた。
先日、ここを通り掛り葉っぱを見ると、それはメグスリノキではなく、小葉が3枚の「ミツデカエデ(三手楓)」だった。ミツデカエデはムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で雌雄異株。既に翼が出来始めていた。
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