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ヘビイチゴ

 バラ科キジムシロ属(←ヘビイチゴ属)の「ヘビイチゴ(蛇苺)」。花後に出来る赤い果実には甘味が無く美味しくない。そのため人が食べず蛇が食べるからとか、蛇が出そうな場所に生育するとか、名前の由来はいろいろ。花径は1.5センチほどで、花弁が細くその間隔は広い。写真では花の左側に萼片の方向からの姿が写っているが、ミツバツチグリとの違いが良くわかる。先端が3裂した副萼片は萼片より大きい。
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ミツバツチグリ

 西日本に生育するバラ科のツチグリ(土栗)に似て、3小葉になることから名付けられている「ミツバツチグリ(三葉土栗)」。いつも花を上から撮っているので、ヘビイチゴと比較するために萼片のほうから見てみた。こうしてみると違いは一目瞭然。ミツバツチグリはバラ科キジムシロ属の多年草で、花径は1.5~2センチほど。バラ科のほうのツチグリの根茎は焼くと栗のような味で生でも食べられるようだが、このミツバツチグリの根茎は残念ながら食用にはならない。バラ科のツチグリは当地では見られないが、キノコのツチグリは時々出現する。
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ヒトリシズカ・4~開発予定地

 南大沢3丁目の開発予定地でワダソウと一緒に咲いている「ヒトリシズカ(一人静)」。センリョウ科チャラン属(←センリョウ属)の多年草で、林の中に咲く清楚な姿を義経の愛妾の “静御前” に見立てている。ワダソウの記事で触れたが、ここは開発予定地の野原で、幸い今までは開発の動きが無く、毎年、たくさんの花を咲かせていた。しかし昨年からこのすぐ近くまで重機が入って少し整地されており、その影響か今年はかなり数が減ってしまったように思える。危険を察知して早々に避難してしまったのだろうか。来年も咲いてくれることを願いたい。
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