備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

年末のCD

2008-12-27 10:25:57 | Weblog
今年もあと少し。先行きの不安を抱えつつも除夜の鐘へと突き進む。

クリスマスの朝、枕元にCDがあった。サンタ出現らしい。

秋頃にTVニュースの紅葉中継で、BGMで使われていたグループのもの。それを聞いて「おぉ~懐かし~」と画面に呟いていたのを細君が覚えていたらしい。

アディエマス。
クラシック、民族音楽の要素を持ち、アディエマス語(架空言語)のボーカルを多重録音したコーラスの独特な雰囲気の楽曲。NHKのドキュメンタリー番組のテーマ曲「世紀を越えて/ Beyond The Century」で有名になった。当時(90年代後半)は、その言語の由来をソシュールの言語学、ユング的に無意識などからもアプローチしたりもされていたけれど…。ボーカルが入る曲が苦手な小生には、言語の由来は興味が無い。しかし、この新しい感覚のスキャットには「やられた~」と思ったものだった。


ここしばらくで、「やられた~」と思ったのは、前にも書いたけれど、グスターボ・ドゥダメルマンボなどyoutubeなどに色々とアップされている。お気に入りはこっちのマンボ。必聴モノです。

ユースオケと侮ってはいけない。最近の初来日もかなり良かったとの事。初日のチャイコの『5番』は、かなり明るいラテン乗りのライヴ!だったとか。
2日目のマーラー『巨人』、アルゲリッチとのベートーベン『ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲』は、会場(東京国際フォーラム)のキャパが大き過ぎてオケには良くなかったとか。5000席とは、あまりにも……ひどい。(野外でベートーベンをするのか?)
全て伝聞でしか書けないのが悲しいな。

ドゥダメルの初日を聴きに行った人からは絶賛の連絡が入る。いわく「あの時、東京芸術劇場にいた人といなかった人。人類はこのふたつに分かれるのではないか」とまで…。
「う~ん、聴きたかったな~」と悔しがっていたら、「NHKのカメラが入っていたよ~」との連絡。
ナイス!グッ、ジュブ!NHK!地上波での放送を待ってるぜっ!

20代で次期ロサンゼルス・フィルの音楽監督就任も決定しているヴェネズエラの指揮者。絶賛応援中!色々とCDも出ています。
あと、佐渡さんも引き続き。(西宮へは近いけど、聴きに行ってないな~)


とりあえず、年内はアディエマスだが、季節感としては寒い。

…という事で、『落語界の第9』と勝手に呼んでいる『芝浜』を聴く…。

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