小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

支笏湖 試写三昧 その2 Fujifilm GFX100S+GF110mm、GF20-35mm

2022-10-29 20:25:57 | 写真日記
支笏湖 試写三昧 その2 Fujifilm GFX100S+GF110mm、GF20-35mm
2022-10-17,18
Fujifilm GFX100S の写真を載せます。
レンズはGF110mmを中心に、GF20-35mが一部。GF110mmの時のみGF110mmと記入しています。
900g+1,010g=1910g (GF110mm) 900g + 725g (GF20-35mm )=1625g 

Fujifilm GFX100S+GF110mmはベスト機材とずっと言ってきました。絵作りという観点からは現在も一番信頼をおいています。 中判110mmレンズは実質85mmの中望遠レンズにあたりますが、Fujifilm GFX100S+GF110mmの組み合わせは互いにいい所を引き出し合っていると思います。今回、湖の水面と千歳川の水面を撮る目的でGF110mmを持って行ったのですが、予想に反して、今回の行動範囲では支笏湖の水面撮影に適したポイントがまったく見つからず、千歳川も船着き場工事中ということもあり、ここもいいポイントが見つかりませんで、予想通りには行きませんでした。

以前支笏湖を訪れてから50年近くたちます。かつては日本でもっともきれいな湖でした(2018年まで11年間日本一の水質と評価されていた)が現在は日本一とはいうことが出来ない状態のようです。とても残念です。


休暇村HPからの写真


写真家halnoさんの写真


観光サイトからの写真

現在こういう写真を撮るのは難しいと思います。


Fujifilm GFX100S+GF110mm


GF110mm

頑張って撮影、それなりにFujifilm GFX100S+GF110mmのいいところが垣間見られる気がします。


GF110mm

紅葉のタイミングは早すぎたと予想していたのですが、ここのところの急激な冷え込みで、そこそこいいタイミングだったのではないでしょうか。これより遅くなると落葉してしまいます。


GF110mm  千歳川
千歳川と支笏湖が交わる地点は支笏湖ブルーが撮影できるもっともよい場所のはずなのですが、これがせいいっぱいです。


GF110mm  休暇村

ここのところ休暇村に泊まることが多くなりました。富士田貫湖、館山、奥日光、そして支笏湖と続きます。特に豪華ではなく、特にみすぼらしくもなく、安心して泊まれる宿です。全国旅行支援と地域クーポンの恩恵にあずかりました。

さて、今回の試写の一つのポイントはGF20-35mmです。中判カメラの広角レンズは設計が難しいと思います。画像のひずみがもろに出てしまいます。実質16mm-28mmですから、超広角と一般的旅レンズを一本で撮影でき、725gで軽いとは言えませんが、単焦点GF23mmが845gですから、これは単なる旅に持ち出すにはつらいレンズでGF20-35mmの方が出番が多くなるでしょう。

新規購入したGF20-35mm (725g)をFujifilm GFX100Sに付けたらどうなるか? この広角ズームに対抗する手持ちのレンズはCarl Zeiss Vario Sonnar 16-35mm (872 g)とGF23mm(845g)ですが、どちらも結構重たい。Vario Sonnar 16-35mm(35mmソニーAマウント)の広角端はケラれる、MFである等の欠点があるので、GF20-35mmを購入したのですが、この対抗レンズに対して、便利というリット以外に特に画質上の特徴をつかめていません。今後ゆっくり比較してみましょう。

Vario Sonnar はF2.8であり、以前は憧れのレンズでした。現在はソニーAマウントの衰退で中古はとても安い。GF20-35mmとCarl Zeiss Vario Sonnar 16-35mmの対決はとても興味ある対決と思います。本気の撮影ではGF20-35mm にとってCarl Zeiss Vario Sonnar 16-35mmは手ごわい相手になるでしょう。

GF20-35mmは実質16mm-28mmということで、その広角の面白さは十分感じられます。








野鳥の森、展望台からの支笏湖






休暇村



野鳥の森の奥に入り込むちょっとした小道、一周10分もかかりません。以前はモラップキャンプ場までモラップ山を回り込む山道が続いていたのですが、現在はこの道がくずれて閉鎖されています。国はいっこうに修復する気が無いとホテルの人がぼやいていました、当方はこの道が通れないのはここの観光にとって致命的であると言っておきました。この小屋は鳥の水飲み場をながめる窓がついていて、カメラマンが張り付ていました。

大昔にテントをはったのが、モラップキャンプ場か美笛キャンプ場か忘れましたが、自動車道路と接することないキャンプ場は静かに湖を感じるには重要なポイントと思います。観光バスが立ち寄る整備された観光施設だけでは観光は成立しません。もっと自然を肌で感じる気軽な探索路や水際が共存することが必須なのです。コスパだけがいい、コンクリ―の施設だけ作って、自然の楽しみ方をよく知っているインバウンドの方々を呼び込めると思ったら大きな間違いです。頑張れ支笏湖と思っています。









休暇村の周辺は野鳥の森、ここを2日間ぐるぐる撮影しまくっていたのです。







千歳川 遠くに支笏湖との接合点、山線鉄橋が見え、その前に船着き場の工事現場が見えます。支笏湖ブルーの再現を期待します。


支笏湖温泉の小さな商店街



ほぼ唯一の本格的和食食堂、<寿>。ここのチップ(ヒメマス)料理が有名で、我々は17日、18日いずれもここで昼食をいただきました。ここのチップ料理はまじに美味しいですよ。ぜひたちよることを推薦します。チップの刺身、にぎり、塩焼き、手前のチップ天ソバもすばらしい。とても流行っていました。チップ料理のおいしさを知らないで、違う料理を注文する若い方がいましたが、これははずしてはいけません。



この辺から、気を取り直して、GF110mmでの紅葉に挑戦してみました。太陽には雲がかかり、辛抱強く光を待ったのですが、こういう時に限って日がさしません。


GF110mm


GF110mm


GF110mm


GF110mm

次回は、レンズは同じで、カメラをFujifilm GFX50SIIに換えての撮影を載せます。Fujifilm GFX100SとFujifilm GFX50SIIの違いを探る、これは長年の課題です。

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北海道・支笏湖で試写三昧 その1 Fujifilm X-H2S+XF150-600mm

2022-10-25 21:39:39 | 写真日記
北海道・支笏湖で試写三昧 その1 Fujifilm X-H2S+XF150-600mm

支笏湖温泉は北海道 新千歳空港からバスで南に45分、今回は10月17日から19日に休暇村に泊まりました。大昔 大学4年の時に、東京からテントを積んで車で北海道を周遊しました。この時に支笏湖のキャンプ場でキャンプしました。なんとこの時に支笏湖でスキンダイヴィングをしています。その時の印象が良かったので、久しぶりの北海道旅行に支笏湖をえらびました。予想では殆ど曇雨とのことで諦めていましたが、晴れ間が時々現れ多少は紅葉を撮影できました。




2022-10-19 今日の機材は全てFujifilm X-H2S+XF150-600mm


まずはバリバリの新製品Fujifilm X-H2S+XF150-600mmを御紹介しようと最終日から書き始めます。660g+1,605g=2265g

今日は最終日。ちょっと早起きしてホテルの玄関を出ると、庭の奥にこちらを見ている大きなオスシカがいました。あわててカメラを構えたのですが、不意打ちで下の写真一枚で逃げられてしまいました。シカが出るならクマも出るかもしれない。





展望台から望遠レンズで対岸を撮影、丸駒温泉が見えます。どっぷり自然の中でなかなか魅力的な温泉と見えました。



7kmぐらい先の温泉宿です。実質900mmのレンズでこれぐらいに撮れます。



対岸の恵庭岳あたり。 ここまでいずれも西北の方角。





まだ太陽が昇りません。







鳥の声をたよりに庭をまわり、やっとコゲラを見つけました。

7時半から朝食が始まり、この時にホテルの人が朝食会場前庭の餌場に餌をまきます。この餌を食べる小鳥ばかりでなく、なんとなくこの周辺に色々な鳥が集まって朝食を始め騒がしくなります。当方はデカい望遠レンズをもって、朝食バイキングを食べながら目の前の餌場を撮影。



ゴジュウカラでしょうか?



キバシリらしい?





ハシブトカラスが餌場にやってきて小鳥をねらいます。



ゴジュウカラ






シジュウカラ





シジュウカラとゴジュウカラが餌場であいさつか、どけといっているのか?






コゲラ






コゲラとシジュウカラ






アカゲラ・メスでしょう。昨日はアカゲラ・オスが来ていました。






ヤマガラ





ホテルの庭に朝日が当たり始めました。




スマホ

今回はFujifilm X-H2S+XF150-600mmを持ってくるつもりは無かったのですが、車無しではホテルの周囲以外に、移動が難しいことが予想されたので、思い切って、Fujifilm 中判カメラ2台プラスFujifilm X-H2S+XF150-600mmを持ち込みました。新規購入品の全ての試写に明け暮れようと方針を変えたのです。これが半分は大成功、初めて使うカメラで初めての場所で初めて出会う野鳥が撮れるとは予想もしませんでした。半分は大変、昨日は総計7kgをもって歩き回ったので、夜、体中が痛くて難渋しました。
Fujifilm X-H2S+XF150-600mmはまだ慣れていないせいか、設定がうまく合っていない為か、暗い場面でピントが甘い、ノイズが苦しい場面が続きましたが、光があればそこそこの写真が撮れそうです。こんな初めて尽くしの状態でとにかく何とか野鳥が撮れるということは、このカメラが使い易い性格の持ち主であることがうかがえます。実はこの組み合わせで、もっとびっくりするような写真が撮れることを期待したのですが、そんな魔法のようなことは起きませんでした。なんたって当方は野鳥撮りの素人ですから。今回はこれくらいですが、これから魔法のようなことが起きるかもしれません?

しかし、これから目くじら立てて、鳥のいい写真を撮ろうとは実は全く思っていません。こんな具合にそこそこに撮れれば十分です。
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二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか? その3

2022-10-16 19:15:08 | 写真日記
二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか? その3
2022-10-2
最新のハイスピードAPS-C, Fujifilm X-H2Sを入手しました。

Fujifilm X-H2S +Fujifilm XF 70-300mm プレ撮影モード20コマ/秒 
40コマ/秒まで行くが、後処理がめんどうなので今回は20コマ/秒としました。


















短時間の試写で、いい場面が無いですが、とても楽しいカメラでした。AFはSony alpha1より迷わないし、プレ撮影システムがスイスイ決まる。ファインダーはとてもきれい。

そう、いいことを言いました。Fujifilm GFX100S もFujifilm X-H2Sも<楽しく撮影>できるカメラなのです。Sony alpha1の撮影は楽しくないのです。この値段とハイスペックなのになぜ気に入った撮影が出来ないのかというストレスがおおいかぶさってくるからです。

2022-10-8
今日は40コマ/秒でプレ撮影。




















2022-10-13
今日はテレコX1.4を付けているので、XF70-30mmは実質630mmまでいきます。


























結局Sony α1を先頭にソニー関連は全て下取りの箱に詰まって去って行きました。

Fujifilm一本に絞って、
静止画像はFujifilm GFX100SとFujifilm GFX50SII
レンズは純正GF 23mm, 20-35mm, 45mm, 110mm, 120mm macro, 100-200mmの計6本
MFはSony/Zeiss Aマウント、Distagon 24mm, Vario-sonnar16-35mm, Sonnar 135mm F1.8, Sony 135mm STF 計4本
Carl ZeissはDistagon 18mm, Planar 50mm macro, Planar 100mm macro, 計3本
フォクトレンダー 10mm 計1本
ライカ 135mm Tele-Elmar 計1本
Pentax FA31mm limited, FA77mm limited 計2本
動き物は Fujifilm X-H2S
レンズは純正 XF70-300mm, XF150-600mm  計2本
Zeiss touit 12mm, 32mm, 50mm macro 計3本
計22本
アンダーラインは今回新たに購入したものです。

ここに上げたレンズは長い間の試練に耐えて、生き残って来た、当方の推薦レンズです。
(ズームレンズ中心の今風のコレクションとは全然違うと思いますが、画質を追うならこれらのレンズですよ)

Sony 関連は全て下取りに出しました。最後まで心残りだったのはZeiss Batis 40mmでした。このレンズの接近撮影は美しい。

70万円に近い物がマップカメラと何度も行ったり来たりしました。過去の資産であまり使わない物は全て整理しました。結局、帳尻は実際に支払う現金10万円程度に納まったのです。(昔は稼いでいたものだ)

皆売ってしまって後で後悔するに違いないのですが、そのうち何とか稼いで、買い戻しましょう。今は稼ぎがないので我慢我慢、しばらくはSonyをはなれて徹底的にFujifilm に絞ってみます。またSonyに戻るか否かはSonyさん次第です。

二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか?
の総括は

今回中古で買ったSony α1がはずれの個体であったかもしれません。マップカメラの見立てでは正常な個体だといいますが。

外れか否か、いずれにせよ、Sony α1を手放した理由は
静止画像ではSony α1はFujifilmGFX100Sにとうていかなわない。
動き物では、FujifilmX-H2Sでのプレ撮影を駆使した撮影法の楽しさに比してSony α1はただ苦難をしいるカメラであった。 二刀流であっても、静止画像を撮るときも、動き物を撮るときも楽しくないなら、結局使えないのです。

Sony α1は本格的に野鳥や野生動物を追いかける撮り方以外にメリットは無いと判断しました。使いこなせばおそらくAPS-Cよりフルサイズの鳥撮影は魅力的な絵を提供するでしょう。腕も磨き、いいレンズも買い、がっぷりとSony α1と取り組む必要があります。当方は野山に分け入って野鳥や野生動物を追いかける気はありません。 最初から間違えました、当方にはSony α7RIVで十分だったのです。

最後に、カメラはスペックで判断してはいけない。売るためにスペックを決めるメーカーは滅びる。撮る喜びを与えるために、考え抜いてスペックを決める、そんなカメラを作るメーカーは生き延びる。

上記のアンダーラインは新規購入品です。そのレポートを少しづつやりましょう。とうとう皆さんと同じようにデカレンズXF150-600mmをもって自然教育園を歩くのです、どうなることやら??
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二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか? その2

2022-10-11 19:43:49 | 写真日記
二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか? その2
2022-10-11

2022-9-28
自然教育園

Sony alpha1 + Sony 90mm macro

この組み合わせ、Sony 90mm macroなら比較的ピントが合います。 Sony alpha1にとってこれが生き残りの最後のチャンスと自然教育園で虫を狙います。


























これまでの印象と同じ。Sony alpha1 + Sony EF 90mm macroならなんとか使える絵が撮れます。しかし、Sony alpha1はalpha7RIIIや7RIIよりいい絵が撮れるということはありません。相変わらず歩留まりが悪い。

2022-10-1
今日はFujifilm GFX100S + Fujifilm GF120mm macroです。





















































良い条件での撮影ばかりではありません。むしろ暗がりでの撮影が多いので、出来上がった絵がみな素晴らしいというわけにはゆきませんが、このFujifilm GFX100S + Fujifilm GF120mm macroの組み合わせでは撮って出しの絵では全く予測もしないような絵がトリミング拡大で生み出されることに驚かされます。Sony alpha1 + Sony EF 90mm macro に比べFujifilm GFX100S + Fujifilm GF120mm macroはまったく次元が違う。 これだけ拡大しても生々しさが失わない。しかもほぼすべてのショットがなんとか使える絵になる。おなじ場面をSony alpha1で撮って拡大するとノイズで使えないことが殆どだろうと思います。Fujifilm GFX100Sは高画素でありながら、殆どノイズの阻害を感じない。

Fujifilm GFX100Sは1億200万画素、5コマ/秒、重量900g、最安値679799円 Sony alpha1は5010万画素、20コマ/秒、重量737g 最安値753000円

この2台のカメラは自然教育園の虫という条件下に限定すると、絵を生み出す能力が全く違う。

次回はFujifilm X-H2Sの試写を載せ、二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか?の総括をします。




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二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか? その1

2022-10-05 19:59:44 | 写真日記
二刀流Sony α1か集中特化FujifilmGFX100S+FujifilmX-H2Sか? その1

2022-10-5

A案:静止物はFujifilm GFX100S(+Fujifilm GFX50SII)+動き物はFujifilm X-H2S
B案:静止物はFujifilm GFX100S、 静止物と動き物二刀流として<Sony α1>、プレ撮影用にX-T3を残す
と書いたのは8月の末。それから怒涛の如く当方のカメラ全ストックを賭けての機材の入れ替えが始まりました。

まずはB案を選択、Sony α1を中古で購入。 この選択が一か月にわたる苦闘の始まりでした。Sony α1は本当に二刀流なのか? つまり高画質の絵を高速で撮影できるのか、動き物をちゃんと捉えられるのか? 次々に二刀流に対する疑問が生じてきました。

疑問とは①手持ちの古いSony αR7IIより画質が良いようには思えない。②手持ちのSony望遠ズーム70-300mmではまともな絵が撮れない。③動き物の飛び出しが撮れない ④鳥AFは全く頼りない。⑤小さい動き物には無力ではないか?

あちこちで聞きまわりました。
Sony storeの答え
①  Sonyα1はSony α7RII より画質は向上しているはず
②  Sonyα1は高速性追求の為に画質を犠牲にしていることは無い

Sonyα1を中古で買ったなら、買ったところへ行って文句を言うしかないとおっしゃる。 Sony Storeのお兄さんの対応は相変わらずそっけない。普通はちょっと見せてくださいと言うのが普通だろう。Sonyカメラの将来を案じる。

MapCameraの答え
① お店の展示品α1と当方のα1を実際に試写して比較したところ差は無いと結論した。
② 高画質は高感度にはデメリットがある。ISOを上げ過ぎると、ノイズが出やすい。
α1の画質が悪いと感じたならISOを上げ過ぎている為ではないか。

MapCameraのお姉さんは親切に時間を取ってテストをしてくれました。さらに具体的なコメントをくれました。必ずしも高画素が絶対であると考えてはいけないことを指摘され、言われてみればその通りで、何となく高画素ほど優れていると思い込んでいた当方には貴重なコメントでした。

Fujifilm Imaging Plazaの答え
①  Fujifilm GFX100S とFujifilm GFX50SIIは画質を意図的に変えていることは無い。同じ方向に調整している。実際にテストした結果からこういう結論に達している。
② Fujifilm X-H2SとFujifilm X-H2は異なる方向にふっている。Fujifilm X-H2Sはハイスピード撮影に特化しており、電子シャッターで40コマ/秒出しても画像が歪まないように調整していることもこの特化の方向を表している。Fujifilm X-H2はハイスピート対応はそこそこに、画素数を上げて高画質を狙っている。もしFujifilm X-H2SとFujifilm X-H2双方のいいとこ取りすれば価格が相当なものになる。プレ撮影を使う撮影法ならX-H2Sを買うべきだ。
X-H2Sは画像が歪まないように調整しているという言葉は当方にX-H2S購入決断に大きく影響のあるコメントでした。X-T3で電子シャッターによる飛び出し撮影は画像が歪んでしまうことは、やはりおおいに気になることであった。
③ A社のカメラとB社のカメラの画像をRAWからの修正で一致させることが出来るかという質問に対して、
アンサー:それは不可能です。A社とB社のカメラがどの範囲まで画像情報を取り込んでいるかによる。A社>B社であるならいくらRAW修正してもB社はA社の画質に一致できない。(暗にfujifilmは他社より多くの画像情報を取り込むことを行っていると主張している)。これはライカレンズが他のレンズより多くの画像情報を撮り込む能力がある気がしているという当方の感覚を思い起こさせます。

FUJIFILM Imaging Plazaのお兄さんは、いかにも技術専門家的まじめな、正直なコメントをしてくれた。ここでも高画素がベストという当方の思い込みを、目的により高画素が全てではないと修正してくれました。世の中X-H2(4020万画素)の人気がX-H2S(2616万画素)を上まわっているなかで、当方にFujifilm X-H2S購入の決断の後押しをしました。

一方、GFX100S とGFX50SIIが同じ方向の画質であるという専門家の意見にも拘わらず、当方はGFX50SIIを購入して、双方の比較をするという方向に異常なほどこだわっています。1億画素と5000万画素が同じ印象の絵を作るわけはない、画質に関しても5000万画素のメリットがあるはずだ、これは以前使っていたGFX50Sの印象からそう信じているのです。すでに中古GFX50SII購入の手続きをしています。この結果はどうなることやら。


以下、Sonyα1試写の苦闘を載せます。

2022-9-25 浜離宮恩賜庭園
以下の写真は全て、JPEG撮ったそのままと、JPEGからAdobe Photoshop elementsでトリミング拡大と修正をおこなったものを並べて載せています。

Sony alpha1 + Sony EF70-300mm or sony EF 90mm macro
















良く晴れたとてもいい条件下での撮影です。ソニーらしいダイナミックな絵が撮れているように見えます。実際はその裏でピンボケ写真が山のようにあるのです。Sony alpha1だから歩留まりよく見られる写真が撮れるという期待があったのですが、むしろその逆の印象です。Sony alpha1 + Sony EF70-300mmでの鳥(カモ、ウミウ)撮影は全て使いものにならなかった。鳥AFは顔が暗い時、遠くで小さい時は瞳を認識しない。とても気まぐれ。

2022-9-26
洗足池
Sony alpha1 + Sony EF70-300mm および Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF 70-300mm

大きめの鳥ならSony alpha1の出番だろうと洗足池に向かいました。

Sony alpha1 + Sony EF70-300mm









Sony alpha1 + Sony EF70-300mmは驚くほどの眠い絵しか撮れません。レンズが悪いのは間違いないが、このレンズはこれまでSony alpha7RIIや7RIIIでそんなに非難されるような絵を撮るレンズではなかったはずです。Sony alpha1 + Sony EF70-300mmはどうやっても使える絵が撮れない。





Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF 70-300mm










明らかに、APS-C、Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF 70-300mmの方が見られる絵が撮れます。これにはさすがに驚きました。 Fujifilm の真面目さに驚いたのか、Sonyのずさんさに驚いたのか、その双方です。










Sony alpha1のフルサイズ&ハイスピードに対する期待は大きいのですが、実際にSony alpha1 + Sony EF70-300mmが使いものにならないことはどうしようもない。レンズのランクを上げればいいというご意見はおそらくそのとおりでしょう。しかし、Fujifilm XF 70-300mmはそんなハイクラスのレンズではないのに、とりあえずは使える絵を提供するその優しさに比べるとSonyに対する違和感が重くのしかかります。

Sony α1 試写はまだまだ続きます。
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