小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その156  中判カメラによる超接近広角撮影-2

2020-07-31 12:06:38 | 写真日記
自然教育園日記 その156  中判カメラによる超接近広角撮影-2



左:Fujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO
右:Fujifilm X-T3 + Pixco LM-FX/M+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE(ヘリアーハイパーワイド)

いつの間にか、Fujifilm軍団がどんどん撮影手段のバラエティーを拡大し、Sonyα7Rシリーズで作り上げてきた撮影手段のバラエティーの大半をカバーするに至りました。あと追いついていないのは大口径レンズのボケくらいか。



左:Fujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO
右:Fujifilm X-T3 + Pixco LM-FX/M+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE(ヘリアーハイパーワイド)
Pixco LM-FX/Mはヘリコイド付レンズアダプタ―です。前にも言いましたが、ひどいガタガタです。でも写ることは写ります。


本日は中判カメラ超接近広角撮影編、APS-C Fujifilm X-T3は次回。

2020-7-19
Fujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO 中判カメラで超接近広角撮影に再び挑戦。












中判らしい画質が得られてうれしいのですが、残念ながらとても歩留まりが悪い。虫相手にMFでピントをとるのは至難の業なのです。SonyαRIIIや次のFujifilm X-T3の場合はハイスピード連写をして、カメラと対象との距離をめくらで前後させて、どこかでピントが合うことを狙います。連写をピント合わせに使っているのです。Fujifilm GFX-50Sの場合はハイスピード連写ができませんから、覗いてピントを合わせるしかない。これで虫が逃げないで撮影できることはほんのたまにしかないのです。


2020-7-24
またもや
Fujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO  中判カメラで超接近広角撮影















2020-7-26
この日もFujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO  中判カメラで超接近広角撮影を続けます。中判カメラの場合は一つ一つ絵作りを目指しているつもりです。何故かどうしても毎回Fujifilm GFX50Sを選んでいます。やはり、歩留まりが悪くても、画質の魅力が優先してしまいます。







2020-7-28

今日も、Fujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO  中判カメラで超接近広角撮影



珍しくカブトムシのお出まし。



蟻さんの表情・しぐさはとても人間っぽくって好きですね。





めずらしい色の取り合わせ。

超接近広角撮影において楽しいという点ではFujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACROで一つ一つ絵を作ろうとすることが一番楽しい。歩留まりは最悪ですが。その内なんとか改良します。 フォーカスブラケットはMFレンズでもつかえるのかな?? 使えないだろうな??

そうそう、自然教育園では広角から望遠までさらにマクロまで一本のレンズで撮れる1型高倍率ズームデジカメが流行っているので、超接近広角撮影といっても驚く人はいないようです。なにをゴチャゴチャ面倒くさい機材を並べていると思っているのでしょうね?
高倍率ズームデジカメでの広角領域は通常24mm相当から、キャノンは21mmからで望遠は1000mmこえるのがざら、さらに殆ど対象に接するまでマクロ撮影可能、それもAFでできます。ネットに画像を乗っける程度では勝ち目ありません。

なんとか<全紙サイズで勝負>といえる、超接近広角撮影を撮りたいものです。

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自然教育園日記 その155  Sony alpha7RIII による超接近広角撮影―2

2020-07-23 16:56:18 | 写真日記
自然教育園日記 その155  Sony alpha7RIII による超接近広角撮影―2

2020-7-12
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm による超接近広角撮影の挑戦を続けます。



今日は午前中晴れということで、めずらしく午前中に撮影。午前中だとツユクサが開いているので、接近撮影。



よくみるとツユクサの裏でクモが卵を抱いているのか? いやちがうな、捕まえた虫を抱えているのだろうか??



逃げるカメムシを追いかけまわして、正面から撮ってパースペクティブ効果を出そうとしましたが、小さいと無理です。ホント、カメムシさんには申し訳ありませんでした。




ツマグロヒョウモン

この子は逃げないで、超接近広角撮影に協力してくれました。これくらいの大きさならパースがとれます。ほんとありがとうございました。



バックを入れ込むことが出来るのが超接近広角撮影の特徴です。







テントウ虫の子供でしょうか? 近づいてもまだよく飛べないらしくて、カメラに納まってくれました。


ヤマユリ



ヤマユリには広角接近撮影は向かないとは思うのですが、あえて、何か生まれるかもしれないとトライを続けています。いまのところ、これでもかとエグイ感じです。 もうヤマユリは終わりに近づいているので、何もつかめないで終了しそうです。





モンキアゲハ

ここから、Fujifilm X-T3 + coBORG 200mm


チョウトンボ

最近、めずらしくチョウトンボが出没して、カメラマンの人気を集めています。どうですかオモチャcoBORG 200mmでもちゃんと撮れるでしょう。





2020-7-16
久しぶりの雨の切れ目で、Sony alpha7RIII+フォクトレンダー10mm で挑戦を続けます。結果は無茶苦茶の歩留まりの悪さにがっかり。だいたいが、LEDライトを持ちながら無理な位置でピントを合わせることに失敗しているのです。ほんと超接近広角撮影は疲れます。




ヤマユリ

雨に閉じ込められているうちにヤマユリが終わりに近づいてしまいました。<リアルを越えるシリーズ>撮影の新しい試みの準備がいまだ出来ないで(アイデアは頭の中にあるのですが)、今年はあきらめです。 しかたなく広角接近撮影に絞ってトライを続けています。偶然に入った太陽の星、ちょっと小さいか。


ウバユリ

もうウバユリのシーズンに入ってしまいました。


オヘビイチゴ


ルリシジミ
雨ばかりで、超接近広角撮影が一向に進展しません。

最近、車をシトロエンC3に換えました。当方のブログ<港区の坂道シリーズ>で盛んに言っていた、シトロエンC3です。これは家内の買い物用で、家内の新車に順応する為の特訓にずっと付き合っている関係で、自然教育園での撮影チャンスを圧迫しています。
当方は車に乗らないつもりですからどうでもいいのですが、人まねしないようにシトロエンC3にしたのです。しかし、 いくらなんでもシトロエンはあまりに少なすぎます。さびしいのでみなさんもうちょっと買ってくれませんか。シトロエンが日本から撤退されてはこまるのです。ほんと合理的、リーズナブル、ファッショナブルな車ですよ。


シトロエンC3 シャイン

我々の車はこれと同じアーモンドグリーン、ルーフが白でさらに黒のガラスルーフのスリーカラー、内装が今年の夏の特別仕様車「キャラメルエディション」、キャラメル色の部分的レザーのアクセントがとても洒落ています。屋根が黒い透明なガラスルーフですから車内に入ってもファッショナブルです。 運転する為の動線を随所でうまくサポートしてくれ、過剰な装備を削って価格を下げる、また乗りたいと思わせる、心地よい車です。





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コロナ対策2020-7-17

2020-07-18 20:38:41 | 日記
コロナ対策2020-7-17
もう新型コロナ対策なぞ書きたくないと思っていました。現状の無策・混乱ぶりと、不安・危険な流れを見て、仕方なくまた書きます。
以下、東京の新型コロナ対策について書いています。まずは東京を抑え込まなくては。
1、第一波後、政治は何をしたか?
以下の図は緊急事態宣言解除時、当方が<コロナ対策2020-5-7>で書いたものです。




夏に感染力が低下する情報が無かったので、それは考慮していません。第一波は4か月でピークとなり、自粛要請が出たので、第二波以降も4か月ごとにピークが来ると予測しました。その通りの推移をしています。つまり無策ということです。今後、緊急事態宣言は出るかどうかわかりませんが。当方は来週、東京独自の強い自粛要請となると予測しています。

以下は、第一波の緊急事態宣言解除時に西村担当大臣の語った今後の対策について、当方がブログでその矛盾点を述べたものです。その詳細は<コロナ対策2020-5-7>をご覧ください。

① クラスター対策はザルであり、感染者が市中に広がり、関連が追えない市中感染者が増加し、院内感染が増加し、自粛体制を取らざるをえなかった。なぜクラスター対策が成功であったといえるのか、またなぜ再度それに頼るのか? 同じことが繰り返されるだけだろう。
② IT活用で接触者情報を共有する方向に関して:韓国のIT活用対策はドライブスルー検査による大量検査体制とリンクすることにより効果を発揮した。日本のIT活用対策と大量検査体制はリンクしていない。どうやってリンクの無い感染者とIT活用対策を結び付けられるのか?
西村氏はその矛盾を知っていて上述のようなコメントを行ったのか? 本気でこの方法で第二波を抑えることが出来ると思っているのか?という議論をしました。

2、現状把握
現在、新宿PCRセンターで検査した人の約4割が陽性であるから、新宿区民数は35万人、単純計算で14万人の感染者が新宿区に存在する。東京全体で14万人x23=322万人ということになる。そんなわけなかろう。新宿PCRセンターで検査した人は通常より感染者が集まるとして、1/10として、1.4万人の患者が新宿区に存在する。それ以外の区はさらに1/10として、1.4+0.14x22=4.48万人。現在、東京全体で約4~5万人の無症状感染者がうろうろしていると推定する。
緊急事態宣言の直前<コロナ対策2020-4-9>で当方は東京に無症状コロナ感染者が数万人ウロウロしていると予測しました。おそらく現在は第一波の緊急事態宣言時と同等の野放し感染者がウロウロしている状態と思われます。




第一波と第二波の大きな違いは、第一波は海外からコロナがもちこまれ、東京全体、ほぼ同時期にクラスターが生まれた。その後第一波緊急事態宣言で感染者は一時的にほぼ0に近づいた。そこから第二波が立ち上がったのです。重要な点は東京、新宿、ホストクラブから立ち上がったということ。予測できる最も危険なピンポイントの場所から立ち上がるということです。この後は第一波と同様の推移をするでしょう。 しかし、ピンポイントからの立ち上がりの為に、医療崩壊までのタイムラグが多少あります。そのタイムラグは現状でおそらく1週間でしょう。今後、再び強い自粛が要請され、第二波が消滅した場合でも、無策なら同じように何度でも東京、歓楽街、3密地帯からクラスターが発生すると考えられます。

緊急事態宣言解除後、人は緊張がほぐれ、一旦危機感を失うと、楽観的見解にすがって
ふたたび苦しい生活に戻りたくない心理状態になります。
楽観的見解はいくらでも出てきます。
1、日本人にはファクターXがあるから、感染しにくい。
2、日本人の生活態度によりコロナ危機を脱した。
3、問題は若者とホストクラブで、我々は関係ない。
4、死者、重症者は少ない。
5、第一波はたいしたことなかったではないか、自粛は必要なかった。
災害警報でも避難しない、災害地の方と同じ。頭が非常時を受け入れないのです。

3、新型コロナに対する日本人の考え方の全体像
新型コロナウイルスに関する意見は以下の5つに大別されます。




①、②、③を主張する方はもはやいないと思いきや、専門家を自称する方々が、堂々とテレビでこの主張を繰り返しています。第一波時代と何も変わっていません。この②、③は感染症専門家の頭の古いドンが過去の感染症対策の成功体験にしがみついて、老害を振りまいている。この老害に感染している人が結構たくさんいるのです。

一般の方、および専門家と言われる方、政治家さんの半分くらいは新型コロナをたいしたことないと思っていると考えた方がいい。経済を回すことで頭がいっぱいである政治家さんは④、⑤なぞ頭にないのでしょう。だいたい抗原検査と抗体検査の違いすらわからないのですから。
肥満は糖尿病や心血管系疾患など多くの疾患にかかりやすくなるといくら言っても、いっこうに運動しない方がいっぱいいると同じ事で、症状が無かったり、死亡する危険が無いと思っている若者は新型コロナ対応なぞ意識に無い方がごまんといるのです。
テレ朝、玉川氏のように、全ての人が自分と同じ危機感覚でいるとおもったら大間違いです。
5、第二波対策はどうするか
東京はエピセンター(感染の中心地)(=新宿ホストクラブ)をピンポイントでつぶしにかかるステージは通り越してしまいました。どうしても感染防御と経済を回したいなら集団検査しかありません。

GoToキャンペーンで東京だけ外すという政府の方針変更はその動機とプロセスが全くどうしようもないですが、結果的にとてもよい方向を生み出してくれました。それは、公的資金投入に関してはじめて全国一律を否定したことです。
感染防御と経済を回すベストの方法は、地域の首長しかわかりません。政府は地域しかわからないと他人事みたいに言ってないで、地域の首長をギリギリと追い詰めて、よい対策をねじりださせ、実行させる義務があります。地域の首長に対策を出させて、競争的に資源投資の配分を行うのです。政府のやれることは支援のお金の配分だけです。地域に競争させて資源投入する方法はドイツでよくやる方法です。税金を使うのだから公平でなければならないという考えを捨てて、公正に競わせて資源配分する。<公正な競争は公平に等しい>
東京はすでに集団検診のステージに突入しています。地域を特定して検査するというやり方では逃げようという動きを生み出しますし、だいたい地域を特定する意味合いがすでにもうありません。 なにか感染者をみつけだそうという上から目線をすてて、思い切った発想転換が必要です。予防医学的集団検診です。犯罪者の検挙ではありません。自衛の予防手段です。
東京はこの8月から始まる<健康診断>に新型コロナの唾液抗原検査を入れましょう。10人プーリングの唾液PCR検査でも結構です。 国はGoToキャンペーンで東京だけ外すというなら、その検診費用を東京に支援すべきです。
例えば健康診断の大腸がんの便潜血検査は擬陽性、偽陰性は現在の新型コロナPCR検査の擬陽性、偽陰性の比でなくとても多い。それでも多くの公的資金を投じて実施しているし、受ける人も文句を言わずに受けている。そしてそれなりの効果を生み出している。新型コロナの唾液抗原検査の方がよほど検出率が高い。
健康診断は事業組織単位で半強制的に実施されています。最低限これが必要です。たとえば、保育園では園児と保育士の全部に半強制的新型コロナの唾液抗原検査を実施してごらんなさい。園児も保育士もどれほど安心するか。東京の住民には全ての方に健康診断の通知が行くはずです。事業所に所属しない個人に対しては事業組織単位ほどの強制力がなくても全体的には大きな効果があります。この検診で陽性の人を隔離してゆけば、第二波を抑え込み、冬に来る大きな第三波を回避できます。漏れる人がいるなどという意見は無視です。
この集団検診で、東京の感染の全体像が把握できるはずです。なにやら良くわからない、現在の感染者の発表数よりずっと意味ある感染者数が出てくるはずです。無論この集団検診は少なくとも3か月間、月一で実施する必要があります。
集団検診ではタイムラグを出来るだけ生じないように、一斉に開始することが必要です。検査キャパシティーを考えれば、全て民間に測定を依頼すべきです。それでもタイムラグがうまれますから、別途、危険地域のピンポイント集団検診は先行して実施すべきです。
陽性者の受け入れ場所が無いなどといってないで、早急に用意しましょう。なにも東京の中だけである必要は無いのです。近郊のリゾートを借り上げましょう。
大事なことは、東京で独自に行うことです。まずは東京で経済を回しながら、感染を終息させましょう。この方法は、必要と思うなら他の地域でも実施すればいい。
東京だけでいいのかとか首都圏一斉とか大阪もとか議論してる場合じゃない、東京先行でいいのです。どんどんやりましょう。
当方はGoToキャンペーン推進派です。現在は感染防御と経済を回すことを両立させるという方針なのですから、現在考えられる最善の感染防御をとって、経済活動を行ってみる、社会実験を実施する段階にあります。GoToキャンペーンもやればいい。実験ではシッカリした実験プラン設計と結果の解析を十分やらないと実験になりません。経済を回す為にやるのだ、一生懸命感染防策をこうじたのだから分かってくれという政府の主張には、きちんと結果の解析をして、改良すべき点は改良してゆくという決意を盛り込まなくては全く意味ありません。それが聞こえません。さらに当方はGoToキャンペーンで東京をはずすと、結果の解析は困難になって実験にならないと予測します。

6、抗体に関して
中国、イギリスそして日本のいずれのデータも、<感染者には有効な抗体ができるが、2, 3か月で減少する。無症状者では抗体の出来ない人も多くいる>という結果を報じています。抗体を調べて、<免疫パスポート>を発行しようという当方の考えは、現状では当分おあずけです。

免疫には大別して自然免疫、液性免疫、細胞性免疫の3種があります。
この新型コロナに対しては、感染抵抗力が 幼児>低学年>若者>中年>高齢者、基礎疾患を持つ者 という順番ですから、自然免疫の強さが大きく影響していると思われます。自然免疫の堤防を越えてしまうと、液性免疫(抗体)が働くのですが、このウイルスはステルス性が強く抗体の堤防が十分できません。このため一旦自然免疫の堤防をこえると重症化に突入します。現在細胞性免疫が何らかの働きをしているかは不明ですが、感染症に対してはあまり期待できません。



血液中の抗体が数か月で減少したからと言って、ワクチンが無効ということにはなりません。免疫には記憶能力がありますから、2回目の感染時に早く、抗体産生が開始され感染に対抗力を示す可能性は十分あります。ワクチンの副作用が小さければ、何回も接種することも可能です。マスコミはワクチンが効かないなどと無責任にさわぎたてますが、とにかくどんどんワクチン開発をすすめなければなりません。

新型コロナに対して、無症状者と重症化する方の落差がとても大きい。そのため視点を一旦自然免疫にうつしてみたらどうでしょう。自然免疫には色々な種類があります。新型コロナに対する有効な自然免疫を測定できれば、感染しやすい方、重症化しやすい方を特定できるかもしれません。現在は<免疫パスポート>より<感染イエローカード>の発行にシフトするべきでしょう。

無症状者と重症化の落差に関してもう一つの見方を次章でご紹介します。

7、ファクターXについて
山中教授が主張するファクターXの正体は
1)日本人のマナー説:マスク、清潔、会話の静けさ等々。これは結構大きいファクターと実感します。オープンカフェでだべっている西洋人の会話のダイナミックさやマスク嫌いは、これではコロナがどんどん感染して不思議はないと思ってしまいます。
2)交差免疫説:日本人は以前に弱い症状のコロナウイルスにすでに感染しており、これに対する免疫記憶があるために、このコロナXに対する交差免疫で新型コロナに対する免疫が早く多量に産生される。交差免疫というのは先行感染したウイルス (コロナXと仮に名付ける)と新型コロナウイルスの構成成分(蛋白質)に類似点が十分あるので、先行ウイルスに対する免疫記憶が目覚めて、新型コロナに対する免疫反応を誘導することです。
東大先端研名誉教授、児玉先生が指導するプロジェクトは新型コロナに対する抗体を正確に定量できるキットを開発しており、これにより日本人の新型コロナ感染者を調べました。 その結果下図のように通常の免疫反応と違ってIgGが先行して産生されることから、日本人の多くに交差免疫が出来ている、すなわちコロナXに感染した経歴があるに違いない、これがファクターXである。このコロナXに感染していない人は重症化しやすい。という仮説を立てています。



3)BCG説:BCG接種は自然免疫をアップする力があります。新型コロナ感染に対して自然免疫が大きな影響を与えるということから、かつてのBCG接種が日本人のある種の自然免疫をアップしているという仮説です。


日本は臨床研究、特に基礎的臨床医学研究が大きく遅れていることは以前から指摘されてきました。新型コロナに対する新しい知見は殆ど海外からもたらされています。基礎研究をずっとやってきた者からみると、この現状はまったく情けなく思っています。なにごとにもあーだこーだというマスコミもこの日本の基礎的臨床医学研究のみすぼらしさに警鐘を鳴らすこともなく平気な顔をしています。現在まともなデータを出してきているのは先端研の児玉グループだけの気がします。児玉先生が国会に呼ばれて、必死にコロナ対策を叫ぶ姿をご覧になりましたか? 自分でまともな研究を動かしている者は新型コロナと真剣勝負しているのです。

上述のコロナXが存在するとしたら、きっと近々児玉先生がコロナXの正体を明らかにしてくれるでしょう。コロナXが特定できれば、その交差免疫力を測定することにより、事前に重症化しやすい人を特定できます。<感染イエローカード>を切ることができるのです。

安倍、西村、小池体制にいいたいことはいっぱいありますが、今日はここまで。

ほんとこれでたいじょうぶなのか??? 安倍、西村、小池氏の頭の中は、理系の考える新型コロナ対策と違う思考体系であり、99%は違うことを考えている。例えばどうやって受けようかとか。どうやって高い地位を得るか、維持するかとか。新型コロナ対策は理解しているといったって、わずか1%の頭で理解したって、まともな判断・行動ができるはずがない。
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自然教育園日記 その154 Sony alpha7RIIIによる超接近広角撮影

2020-07-10 19:10:33 | 写真日記
自然教育園日記 その154 Sony alpha7RIIIによる超接近広角撮影
2020-07-02

今日はSony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE(ヘリアーハイパーワイド)で攻めます。
フォクトレンダー10mmはフルサイズに対応する最も焦点距離の短い広角レンズと認識しています。





Sony alpha7RIII
フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE

レンズはライカMマウントでClose Focus AdapterでソニーのFEマウントに接合します。Close Focus Adapterはヘリコイドを持っており、無限遠から対象に接する距離まで近づいて撮影できます。
といっても、対象が虫の場合は5cm以内に近づくのはなかなか難しい。5 ~10cmくらいの間でケースバイケースで調節しています。



通常広角撮影。広角は太陽が容易に星形になるのがいい。


物語りの松 通常広角撮影


ヒョウタン池 通常広角撮影

ここからは接近撮影です。





元の絵です。広角のデフォルメは面白いのですが、対象が小さくすぎるので、トリミング拡大すると上の絵になります。デフォルメの大半が消えてしまい、バックの景色がかなりはっきりしているので、前景とバックの遠近感が残ります。しかし、パースがきいた絵といえるかどうか?
写真の世界ではパースペクティブ(Perspective)の略でパース(遠近感)がきいた作品というのだそうです。小さな虫でパースがきいた絵を作るのは大変難しい。 
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica ヘリアーハイパーワイドは現在手に入る最短焦点距離の超広角撮影機材です。これでパースがきいた絵が撮れないとなると、単に撮り方が下手ということです。
たとえば、上の流れる雲を背景に虫が撮れればいいのですが、なかなかいいポジションがとれません。



いつも下手というわけではありません。こんなのが適度にパースを生かす絵と思います。Fujifilm GFX50S+ Laowa12mm(浜離宮恩賜庭園2018-11-25)











この虫はカミキリムシの子供のようですが? すいぶんと付き合ってくれました。いい写真が撮れなくて、脅かしてごめんなさい。





これはちょっとましかな?? 下から近づくといいかもしれない。 きっと、このシーンでイヌヌマトラノオのパースを生かすアングルに持って行けばいいのだ。しかし、そうするとレンズが花にぶつかって揺れるから虫は逃げる。なんとかならんかな?? 

以下、2刀流として持って行ったFujifilm X-T3+ coBORG 200mmでわずかだけれど撮ります。 パースで頭がいっぱいで、望遠まで気が回らない。



いよいよヤマユリが咲き始めました。今年はヤマユリ撮りになんとか新しいトライをしましょう。どうしたもんか???









プレ撮影/連写でチョウとその影の対比を追っているつもりです。

2020-07-05
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Asphericaヘリアーハイパーワイドで再挑戦。撮影を始めようとすると雨が降ってきて、傘、カメラ、ライトをもっての接近撮影は、もうアングルどころじゃない。この日も気に入ったパースのきいた絵が撮れず。










Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Asphericaヘリアーハイパーワイドはまだ挑戦しますが、ここまでで、超接近撮影でも、なにかFujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 ワイドアングルMACROの方が当方には好ましい画質のような気がしてきました。やっぱり中判カメラの魅力にはかなわないのか? まだまだ戦いは始まったばかりです。

しばらくぶりの超接近広角撮影でパースのとりかたを忘れていました、ちゃんと思い出さなければ。 自分の指で実験。ヘリコイドを使ってピントがとれるMAXまで近づいて撮影。


Sony alpha7RIII
フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE


Sony alpha7RIII
+ フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE

横に撮影してはパースはとれません。
しかし、近づけば逃げる小さな虫でどうパースをとるかは依然どうしたらいいかわかりません。


Fujifilm X-T3
+ Pixco LM-FX/M
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE

同じ10mmレンズでもAPS-C Fujifilm X-T3に付けると実質15mm相当になります。しかしこちらのヘリコイドレンズアダプタ―、Pixco LM-FX/Mはレンズの繰り出し量が大きく、レンズに接触するくらい近づくことができるので、まけない迫力がでます。但し、よくみればやはりSony alpha7RIII + フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE の方がパースがでています。虫ではこんなに近づけないからやはり10mm と15mmはかなり大きな違いが出るはずです。


Fujifilm X-T3
+ Pixco LM-FX/M
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE

これも横向きでは大したことない絵です。

ヘリコイド付レンズアダプタ―Pixco LM-FX/Mはフォクトレンダー VM-E Close Focus Adapterの1/5以下の値段です。はっきり言ってヘリコイドはガタガタです。

今後の挑戦をお楽しみに。
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自然教育園 その153 中判カメラで超接近広角撮影が出来るか?

2020-07-01 16:18:16 | 写真日記
自然教育園 その153 中判カメラで超接近広角撮影が出来るか?

広角レンズの使い方は3通りあります。① 単純に広い場所を撮影 ②パンフォーカスで、曼荼羅模様的にびっしり模様を撮る ③超接近撮影

現状、自然教育園では①、②の対象がありません。③の超接近撮影は、Sony alpha7RIIIでずいぶんとトライしました。これにはヘリコイド付レンズアダプタ―で一眼レフ用広角レンズをミラーレスカメラに付けることにより達成できます。十分満足できる広角レンズがありませんで、いい写真が撮れたわけではありませんが、それなりの成果をあげてきました。Fujifilm中判カメラに移行してから広角レンズによる③が出来ないので。広角レンズの出番ががた落ちです。あれやこれや考えて、やっと解決法を考え出しました。

LAOWA マジックフォーマットコンバーター ニコン フジフイルムG用 4.5万円 + 
Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO  7.5万円

Laowa 15mmは中古を見つけて5.6万円で購入。マジックフォーマットコンバーターはすでに以前から持っていて、Laowa 12mmやZeiss 15mm で活躍していました。

このシステムは相当マニアックです。一応説明しておきます。
まず、Laowaとは中国のマクロ大好き人間が立ち上げた会社です。とてもユニークなレンズを作っています。
マジックフォーマットコンバーターはニコン一眼レフFマウントのレンズをフジフイルム中判カメラGマウントに接続するレンズアダプタ―です。つまりフルサイズ用レンズを中判カメラ用に若干拡大する機能があります。

一方、Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACROは唯一の(ヘリコイドレンズアダプタ―無しで)15mm広角でありながらマクロ撮影が出来るレンズです。レンズ前面が殆ど対象と接するまで近づいて撮影できます。レンズ側のマウントは一眼レフ・ニコンFマウント、ミラーレス・ソニーEマウント、ミラーレス・フジフィルムXマウントなど種々ありますが、当方はFマウントを選択しています。
一眼レフ、ニコンFマウントにしておくと色々なレンズアダプタ―で色々なマウントのミラーレスカメラに接続できるからです。
レンズアダプタ―を使ったこと無い方には何言ってるかまったく理解できないでしょうが、しょうがない。写真を載せておきます。


Fujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO


Fujifilm GFX50S
LAOWA マジックフォーマットコンバーター
Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO


超接近広角撮影のメリットは
① パースペクティブ効果でダイナミックにデフォルメできます。 ほんとうは今回の15mmでは不十分で、12mm以下でないとビックリする絵は撮りにくい。
② マクロでありながら、バックの情報をある程度入れ込むことができます。これが中望遠マクロとの大きな違いです。 但し、中望遠マクロでも遠くから撮ってトリミング拡大すれば、バック情報を入れることができます。これをマクロ撮影というかは疑問ですが。

デメリット
① 対象に超接近しなければならないから、対象が虫の場合はたいてい逃げてしまう。
② 対象に超接近しなければならないから、対象がレンズの影で暗くなってしまう。今回は使っていませんが、なんらかのライトが必要です。

それではFujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO で撮影開始です。

まずは通常の広角撮影。



周辺のゆがみは抑えられているようです。





逆光に超弱そうです。


ヒョウタン池

まあ何とか広角レンズの役割を果たしているようです。ちなみにこのレンズは広角でありながらフィルターを付けられるところがいい。海での撮影にはUVフィルターが活躍します。


オオバギボウシ
次は接近撮影で、バックの情報をある程度残すことが出来る例です。バックに花を浮かべる時は超接近広角撮影が有効です。しかし、やはり12mm以下でないと面白みが出ない。



次はスタンダードな虫の接近広角撮影

対象が逃げるから、7, 8cmまでしか近づけない。 15mmだとデフォルメ、ダイナミックさが出ない、苦しい展開。 正面から近づければいいのですが、難しい。



やはり逃げ始めました。





対象が大きければデフォルメ効果が多少でるのですが、小さい対象には効果が薄い。



逃げるのはわかっているので、遠くから撮影しながらだんだん近づくのですが、このバッタさんはこの程度近づいたところで逃げました。



このアブ?は食べるに夢中で結構近づけました。しかし、対象が小さいと、これでも近づき足りない。





どうやら、このレンズはバックのボケが不自然になる傾向があります。 Laowaは以前買った12mmもボケに問題がありました。



なかなかパースペクティブ効果が出せなくて苦戦。バックのボケにもうんざり。



ヨツスジハナカミキリは近づくと飛んで逃げます。こいつはなかなか難しい。





花だけだと逃げなくていいのですが、こののぞき見的雰囲気をなんとか生かせないか?



このピンクの花は、チダケサシ。今いっぱい咲いています。





この写真だけは、GF120mm macro、遠くの絵をトリミング拡大。今年は何故かモンキアゲハが多いとのうわさが飛び交っています。レンズを付け替えているうちにどこかに行ってしまったのが悔しい。


今日は第一回目ですから、なんとか使えることを示したにすぎません。
やはり15mmでは中望遠マクロとの大きな違いが出てきません。もっと近づかなくては。
このシステムはMFで、ピントがシビヤーですから、ピントを合わせるのがなかなか難しい。といって虫撮りに三脚を使うのは相手が動くからこれまたなかなか難しい。ライティングでさらに近づける試みもしなければ。まだまだ改良します。次回をお楽しみに。

2020-6-27


ヤブミョウガ

フレキシブルライトを使っています。


オオバギボウシ

フレキシブルライトでは光量が足りないので、LED懐中電灯を使っています。



花には多少デフォルメ効果が出ても小さな虫には及ばない。 逃げるまでのわずかな時間で適正なライティングとMFでピントをとらなければなりません。



LEDライトは虫にとってはとんでもなくビックリでしょう。この後、このクモは突然ピョンと逃げました。



作りかけのクモの巣なのでしょうか、これで完成なのでしょうか?





なぜか、触角が折れています。自分の触角になごりを惜しんでいる様子。





なかなか接近広角レンズ撮影の効果がでません。
もう長い間、超接近広角撮影を追いかけてきました。思ったように行かず、相当フラストレーションがたまっています。



ここからはFujifilm X-T3 + coBORG 200mm、 プレ撮影仕様

coBORG 200mmは200gちょっとで、最も軽い200mm。 以下のように、蝶撮りにはcoBORG 200mmで十分。これで、Fujifilm GFX50S+広角マクロとFujifilm X-T3 + coBORG 200mmの2セットを持って、超接近広角撮影と動き物望遠撮影を使い分けられます。しかもFujifilm X-T3はプレ撮影が出来ます。


プレ撮影


Fujifilm X-T3 + coBORG 200mm

さて、安物レンズにコンバーターまでかませば、当然この程度の画質です。はたして重たいFujifilm GFX50Sを使う必要があるのか? Fujifilm X-T3に広角マクロを直接つけても同じなのではないか?という疑問がわいてきました(当然APS-Cになれば広角がX1.5になってしまうデメリットはありますが)。

Fujifilm X-T3にLaowa 15mm F4 WIDE ANGLE MACROやLaowa 12mmやZeiss 15mm を付けて超接近撮影ができるヘリコイド付レンズアダプタ―を入手しました。さらに、これでもかと、フォクトレンダー10mmを買ってしまいました。 いよいよ、超接近広角撮影に関して勝負に出ました。

カメラ側はFujifilm GFX50S、Sony alpha7RIII、 Fujifilm X-T3、3種、レンズ側はフォクトレンダー10mm、12mm、15mm、Zeiss 15mm、18mm、Laowa 12mm、15mm macro、6種、用いるレンズアダプタ―は5種(内ヘリコイド付きが3種)これを使ってカメラとレンズは全部の組み合わせ接続が可能だ。プレ撮影もできる。これでどうだ!!! これまでよくこんなに機材を買い込んだものだ。 思うように行かないから、あれこれ試すしかない、ほんと超接近広角撮影は大変なのだ。 可能な組み合わせの数も計算できない。もう頭の中がゴチャゴチャだ。

徹底的に超接近広角撮影を追いかけます。ご期待ください。



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