小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

目黒自然教育園写真クラブ写真展に向けて その4

2014-02-25 21:12:58 | 日記
目黒自然教育園写真クラブ写真展に向けて その4

白金自然写真クラブ(こちらが正式名称)に入会したために鳥撮りしなければなりませんということで、富士フィルムX-T1を買いました。富士フィルムX-E1、2台とリコーGXR、2台分関連全てを下取りに出して、以前の下取りの余剰金へそくりを足すと今回の買い物は3.5万円ですみました。富士フィルムX-T1はなぜ大人気なのだろう。CP+2014でも、富士フィルム、オリンパス、ソニーのミラーレス一眼が人を集め、そのなかでも富士フィルムのX-T1がダントツの人だかり。当方はこう考えました。下の写真をみてください。



(真ん中が、一眼レフ・フィルムカメラ、ミノルタXDです。なんとかっこいいカメラでしょう。ソニーも富士フィルムもオモチャです。)
富士フィルムX-T1, オリンパスOM-DEM-1, ソニーα7/7Rミラーレス一眼でやっとフィルム時代のカメラの世界に戻ったのです。デジタルになってその新メカニズムに対応する為にどんどん肥大化して、一眼レフは一般の人が使うカメラを逸脱してしまったのです。当方はニコンD800/800EをThe last SAMURAIといいました。これでこの肥大化した一眼レフは終焉を迎えるであろうと予測したのです。富士フィルムX-T1のEVFが一眼レフのファインダーに極めて近づいた、これを皆さん待っていたのです。ほとんどの方が、口には出さねど、肥大化した重たい一眼レフにうんざりしていたのです。ミラーレス唯一の欠点であるファインダーの遅れが解消されれば、大半の人はミラーレスに移動し行くのです。富士フィルムX-T1はその回答を出したのです。今回のCP+2014が見事にそれを現しています。もちろん、マップカメラに行けば、値下がりしたニコンD800/800Eをここぞとばかりに買って行く方がいっぱいいらっしゃいます。やっとあこがれのニコンD800/800Eを手に入れたとお喜びのことでしょう(これから先の恐怖も知らずに)。さらに絶対にEVFはいやだと言う方もまだまだいらしゃいます(EVFのメリットを知らないでかわいそうとおもうのですが)。ニコン、キャノンも一眼レフでまだまだ稼がなくてはなりませんから必死です。ということで、突然、ミラーレスの天下になるわけではありませんが、すでに大勢は決しています。いくらニコン、キャノンが強がりをいってもCP+2014でのユーザーの行動がすでに時代の変化を証明してしまったのです。
  ソニーがVaioを放り出してから、当方のソニーに対する信頼は地に落ちて、これからソニーに甘いことはいいません。世間は不思議とまったく逆の反応を示しています。 これまでソニーα7/7Rを意図的にけなしたり、無視したりしていたのが、最近はソニーが本当に消滅しては日本の為にならないと考えたのでしょうか、ソニーのいいところを無理やり主張するネット記事が増えました。このマスコミの動きは奇妙ですが、それでいいのでしょう。しかし、当方は怒っています。ソニーα7Rと富士フィルムX-T1のガチンコ対決です。 
  マップカメラで富士フィルムX-T1を買ったその足で地味公園に行き試写。この時は上手く撮れなかったので、次の日にリベンジ。今のところの結論は、ウサギと亀。富士フィルムX-T1がウサギで、ソニーα7Rにマウントアダプターを介したAレンズは亀。Aマウントのせいか、FEマウントでもそうなのかわからないが、ソニーα7R+Aマウントレンズは連写もAFもぼろぼろ。富士フィルムX-T1はあっけないほど簡単に、AFして次々に撮影してゆきます。画質もちょっと見にはソニーα7Rに劣る点は見当たらない。現状はソニーα7Rのいい所を探すのに四苦八苦。
1、だいたい、ソニーがEVFのハイスピード化の先端に立つべきと主張したのに、言うこと聞かないで、だらしなくも富士フィルムに先を越されたのは、当方のソニーに対する信頼をひどく傷つけました。
2、ソニーα7/7Rに対応するFEレンズのロードマップのお粗末さは、すでに皆さんの非難の対象でしたが、富士フィルムX-T1の出現でそれが露骨に表に出てきました。ツアイスとの交渉に時間がかかって、直ぐにはレンズを出せないなどと、甘ったれたことを言ってる場合か!すこしはユーザーの身になって、物事を考えてみたらどうだ!ソニーα7/7Rに対抗するために、突貫工事で富士フィルムX-T1を出してきたのは見え見えですが、ちゃんとやり遂げた。 富士フィルムXマウントレンズのロードマップをみれば、富士フィルムX-T1にデジタル一眼を奪いかえされることは見えている。ソニーは全てのビジネスに甘い。もっと死にもの狂いにならなければ。ビジネスは死に物狂いになって初めて面白いのだ。ソニーはビジネスの原点をわすれている。そうである限り、再建は無い。マスコミの温情に甘ったれるな!
3、動物写真家、小原玲プロさんの言うことは正しかった。ソニーα7/7Rのカメラとしての未熟さとレンズロードマップのお粗末さを指摘していました。ユーザーはすでにそれを見破っていることがCP+2014で分かりました。
さて当方は2台のソニーα7Rと富士フィルムX-T1の使い分けをこれから真剣に考えなければ。
カメラのトレンドをあと3つ指摘しておきます。
1、高級コンデジが少なからぬ注目を集めています。レンズ交換でなく、デジタル処理で一本のレンズで大きな範囲をカバーする方向が、無視できない程度に成長してきたことを意味します。いまの勝者、ミラーレス一眼はすぐに高級コンデジに浸食されて行くに違いない。ソニー サイバーショット、RX10、オリンパスStylus、パナソニックLumix GH4等々。
2、ペンタックス645Dのように明らかに一般的一眼レフと違った優位性を持っているカメラは、それなりに地位を持続し、さらに地位を確実にしてゆくでしょう。なぜ、ニコンD800Eでなくペンタックス645Dかといえば、ニコンD800Eはいい機材をたたき込んでプロが本気になってはじめてAPS-Cとの違いが出せるのに対して、ペンタックス645Dは素人でも簡単にAPS-Cとの違いを出せるからです。だから重くても文句を言わない。
3、フルサイズ・ソニーα7/7R、APS-C・フジフィルムX-T1、マイクロフォーサーズ・オリンパスOM DE-1の三つ巴の戦いは当分続くでしょう。当方も3つ揃えて対決させたいとマジに思っています。帯に短し襷に長し、といえども相当ハイレベルな戦いで、これまた面白い。

雪の中、花を咲かせるけなげな3種の花が目黒自然教育園で競演していました。フクジュソウ、セツブンソウ、ユキワリイチゲです。


ソニーα7R + ソニー70-300mm Gレンズ


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


ソニーα7R + ソニー70-300mm Gレンズ


ソニーα7R + ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


富士フィルムX-T1+ ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


富士フィルムX-T1+ ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


富士フィルムX-T1+ ニコンAi AF Micro-Nikkor 200mm


富士フィルムX-T1+ フジノンFX 55-200mm

このヒメガマの茎を食べている小鳥はジョウビタキというらしい。これで白金自然教育園の鳥住人15種(?)のうち4種を覚えました。少しづつ進歩です。


富士フィルムX-T1+ フジノンFX 55-200mm


富士フィルムX-T1+ フジノンFX 55-200mm

やっぱり、ソニーα7Rの方が絵に魅力があるかな。よかった、よかった。         高解像というのはやっぱりそれなりの奥行があるのです。
富士フィルムX-T1は鳥撮りを全部AFで、ソニーα7Rは全部MFで撮って、歩留まりは似たようなもの。AFだって、違うところに焦点があってボツになるケースがいっぱいあるのです。  ソニーの場合はAFではほとんどボツなのでMFで撮っているのです。 しかし、富士フィルムX-T1はシャッターチャンスを逃さない点で、いい場面が撮れる。Xマウントで400mm(35mm換算で600mm)が発売されれば鳥撮りに富士フィルムX-T1を買った意味は出てくるだろう。
  今日、発見、発見、ネットで富士フィルムX-T1に望遠鏡タイプのレンズ、BORG 71FL, 400mmを付けて、MFで綺麗な鳥撮りをしている方がいました。こりゃ鳥撮りのベテランだ。どうせ歩留まり同じなら、MFでいいのではないかと思っていたら、やっぱりそうだ。それなりの腕はいるだろうけれど、MFでいけるんだ。それにしてもBORG 71FL, 400mmはいいな、いい絵を引き出している。 富士フィルムX-T1に付ければ実質600mm、オリンパス・マイクロフォーサーズなら800mmでボディー手振れ補正付。この方が出来るなら、訓練すれば当方だって富士フィルムX-T1で鳥撮りができるに違いない。残る問題は、BORG 71FLは10万円だから、そこまでして鳥撮りをまじめにやるのという問題。ツアイスtouit 12mmも10万円、どちらを先に投資するか、今晩、一晩、寝ながら考えよう。

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CP+ 2014

2014-02-18 22:41:12 | 日記
CP+2014 に行きました。土曜が雪で中止となり、日曜は色々用事やトラブルがあって、会場に着いたのが午後3時、あと2時間で終了です。今日中に、鳥撮りの為の機材を決定しなければなりません。感想をランダムに書きます。いつもCP+のレポートときれいなお姉さんの写真をのせるのですが、まったく読んでもらえないので、今回はいっさい写真なし。
1)ソニーコーナーで魅かれたのは、3月に発売されるα6000、まばたきの倍の速度という最速AFも無論でありますが、何と言ってもかっこいい、ミラーレスはこうでなくては。立ちすくみます。すんでのところで買いたい衝動を押し殺しています。つぎにサイバーショットDSC RX10、ツアイスF2.8通しの24~200mmレンズつき。ファインダーから覗いた感じがとってもいい。重さは800gくらいあるが、これでボディー・レンズ全部と考えれば、つねに使う真面目カメラとしてはこれでいい。お金が無限にあったらどちらも買いたい。ソニーコーナーはまずまずの活気といえますか。
2)オリンパスOM-D EM-1はタッチアンドトライが数人まち。オリンパスは新機種が多いから、全体ではけっこうの人出。しかし、マイクロフォーサーズはもう少し、その小型センサーのメリットを生かしてもいいのではと思ってしまう。ボディーもレンズももっと軽量に、爽快に。なにか、もう一皮むけてもいいはず。 マイクロフォーサーズでも既存の一眼カメラと同等のことが出来るのだという肩肘はった主張、既存のカメラの延長線上にある感じに気分がなにかふっきれないのである。 3月発売のイーグルアイを備えたStylus SP-100EEを触る。ファインダー上部に突き出したイーグルアイファインダーを通して裸眼で目標をポチ印にとらえると、カメラのレンズは自動的にそこを捉えており、ズームも自在に変えられる。しかし、ファインダーも見ずに裸眼/ポチでシャッターをバシャバシャという感覚は、手動パチンコが自動パチンコになったように、ただただ、機関銃を打ちまくって鳥を撮るというだけの味気ない感じ。これで良く撮れるならいいじゃないといえるけれど、構図も意図もあったものじゃない。これなら、名前はわすれたけれど外付けの鳥撮り用ファインダーでいいのでは。無論、Stylusのようにはいかないけれど。
3)富士フィルムX-T1のタッチアンドトライは15分から30分待ちの大盛況。終了寸前に空いたので、触ってみました。美しいお姉さんがにっこりほほえんでくれました。しかし、なんでこのカメラがこんなに人気があるのか不明です。係りのお兄さんとだいぶ話しました。今年の暮れに出る超望遠は400mmまで行くようです。35mm換算で600mmですから鳥撮りできます。X-T1はなにが早くなったのかときくと、EVFは画面をずらすと、つぎの画面が安定するまで時間がかかりますがそれが瞬時に安定するのです。これは鳥撮りに重要です。それよXシリーズを使っているオーロラ撮りのプロのトークショウが参考になりました。つねにISO6400以上を使うこと、それでも色が綺麗に出て、白飛びが少ない絶妙なセッティングであること。-40℃でも使えたこと。さらにそれより、X-E1からX-E2まではなにか当方が気にしている作られた色であるのに対して、X-T1はずいぶんと素直な色になってきた気がするのです。なにか背伸びしないで、やっと大人になった気がするのです。気のせいでしょうか?? みんなが絶賛する富士フィルムの色に当方はずっと反発してきましたが、X-T1にツアイスtouitを付けてみたいと思ったのです。オーロラ撮りプロは3月に発売のフジノン10-24mmを絶賛していました。たしかに魅かれますが、このレンズが出ることによってツアイスtouit 12mmが大幅値引きされることを期待します。まずtouit 12mを買うひとはいないでしょうから。ソニーα7/7Rのペンタ頭をクソミソに言っていたユーザーがなんで富士フィルムX-T1のペンタ頭をいいと言うのでしょうか??当方にはまったくわかりません。格好はどうでもいい当方にとって富士フィルムX-T1の格好は涙目です。
4)ペンタックス645Dがリニューアルされるというので見に行きましたが、ショーケースの中でした。ペンタックス645Dを使っているプロのトークショーは参考になりました。なんといっても惚れたカメラの話をしているのを聞くのは楽しいものです。ペンタックス645Dが値下がりしたら買ってみたいと思ってしまいました。このカメラなら重たくてもいいのです。 係りの方にリコーGXRは生産中止になりましたねといったら、すでに店頭にも、工場にも在庫はありません。ということで、今持っているリコーGXRは骨董的価値があるかもしれません。それではリコーGXRのリニューは無いのですかと聞いたら、今後リコーGXRを出さないという決定はされていません、という微妙な返事が返ってきました。しかし、当方のなかではリコーGXRは終わったと思いました。その形をみると愛らしくて、手放したくはないのですが、明日マップカメラに消えます。心から涙です。
5)フォクトレンダーで、ソニーα7Rに使える広角レンズはどれですかと聞いたら、35mmより下はダメです。ソニーα7よりソニーα7R の方が厳しい。というこれまでの情報と同じことをいっていました。しかし、15mmより12mmの方がましです。意外に35mmカラースコパーIIが相性いいですよと教えてくれました。このレンズ、当方もっている唯一のフォクトレンダーなのです。
6)KIPONでXマウントレンズからEマウントかAマウントボディーへのアダプターはありますかと聞いたら、逆はありますが、それはありません、愛想なくおしまい。
7)パナソニックにいってパナソニック・ライカ・マイクロフォーザーズ・レンズを調べようとおもったけれど、何が何だかわからないうちに時間切れ。

結論として、明日は、富士フィルムX-E1、2台とリコーGXR関連を全部売って、富士フィルムX-T1を買いにゆきます。これで当面、鳥撮りができるとは思えないのですが、とにかく手持ちのXマウントレンズ3本を有効利用するにはこれしかない、さらにツアイスtouit 12mmを買って、Xマウントを完成させるのです。 なぜこうなったか、第一にソニーα7Rには軽いレンズが当分用意されないに違いないこと、ソニーがVaioを売っ飛ばして崩壊に向かっていることの2点です。ソニーさん、全く概念の違うPCを作って見なさい。そしたら見直します。
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目黒自然教育園写真クラブ写真展に向けて その3

2014-02-12 22:19:58 | 日記
目黒自然教育園写真クラブ写真展に向けて その3
2014-2-12 鳥撮りカメラを求めて
今日は早速、富士フィルムとオリンパスのショールームに行ってきました。ズバリ結論でオリンパス優勢です。
ショールームの雰囲気が違います。オリンパス・ショールームで対応してくれたおじさんはよくカメラが分かった方で、こちらが何を求めているかを察知して、極めて上手に情報を提供してくれました。オリンパスOM-D-M1は全紙サイズでも対応できることをそこにあったパネルで示してくれました。防滴、防塵のメカニズムも説明してくれました。外壁のダイアルからは多少の水がはいるがその下にもう一段の隔壁があってそこでシールされている。カメラを水に漬けるのはこまるといっていました。適確な表現です。鳥撮りをやるにはどのカメラがいいのかと単刀直入に聞くと、やはりオリンパスOM-D-M1とED 75-300mm F4.8-6.7 IIでしょうということになりました。レンズを明るくすればそれだけ重たくなり値段も高くなる。これはどうしようもない。オリンパスOM-D-M1にもデジタルズームがついていて高画質で2Xになる。画質もまずまず、全紙までいけるかは、はっきりといいませんでした。何と言っても、オリンパスOM-D-M1はボディーについている5軸手振れ補正がポイント。35mm換算、600mmでは手振れ補正がとっても重要になります。実は、当方、F2.8通し28-300mmのオリンパス・stylus1に興味を示したのです。これはレンズ交換できないコンデジですが、鳥撮りのためにだけ新たにカメラを買うならF2.8通しは魅力だったのです。軽くて、なんでも撮れそう。デジタルズームで600mmまでいけるし、テレコンバーションレンズでF2.8のまま35mm換算510mmまでいけるとのこと。Stylus1をポットみせて、ほら、300mmでもまったく手振れしないでしょ、OM-D-M1はさらに高度な手振れ補正ですよといわれて、ぐっときたのです。Stylus1での全紙サイズの絵を見せてくれました。 コンデジクラスの小さなセンサーですから、残念ながら、やっぱり苦しい感じでした。Stylus1のデジタルズームは大きいサイズでの印刷は無理ですと明言されました。 テレコンバーションレンズでF2.8, 510mmまでいけるから、これでA3までいけるかもしれない。なんたって鳥撮りの為にだけ追加するカメラですから、コンデジでも目的を達成できればいいのです。手堅いところは、説明員のおじさんの言うようにオリンパスOM-D-M1+ED 75-300mm F4.8-6.7 IIになりますか。35mm換算600mmで、5軸手振れ補正ですからF6.7でも何とかなるでしょう。重さは423gでこれも何とか許容範囲です。しかし、オリンパスOM-D-M1は少し重たいし、オリンパスのレンズ群の大半は結構重たい印象です。一眼レフから見れば軽めにいけるということで、ミラーレス感覚からするとどっしりという印象になります。
つぎに、東京ミッドタウンにある富士フィルム、ショールームです。ここは今日2回も足を運びました。オリンパスとはガラッと雰囲気が変わって、イケメンのお兄さんと、美しきお姉さんが対応しています。最初行ったときは、当方がカメラをいじるのを、美しきお姉さんがじっと見ていて、カメラをいじるのをやめると、さっと来て、カメラの設定をチェックして、元に戻すことを繰り返すのです。もうちょっと愛想があってもいいのではと思って、話もせずに出てしまったのです。2回目は、オリンパス・ショールームの後もう一度チェックしに行きました。こんどはイケメンお兄さんに色々聞きました。まず、手振れ補正はレンズについていて、ボディーにはついていない事。デジタルズームはついていない事。望遠レンズはいまのところ55-200mmまでで、今年の暮れに超望遠が出るとのこと。スペックはまだ決まっていないと言っていました。(そんなわけないですよね)。新発売、富士フィルムX-T1と富士フィルムX-E2とどこが違うのかという質問で、通り一遍の答えが返ってきて、それじゃ根本的な違いは無いと言う感じですねといったら、私もX-E2を買いました、これで十分ですと言う答えでした。富士フィルムX-T1はオリンパスOM-D-M1に比べると、ボディーもレンズも軽くしようという意思が見えます。オリンパスはまだ一眼レフに肩を並べようと言う、ゴツイ意志が裏にあって、性能を犠牲にしてまで軽くしないという考えが見えます。富士フィルのお兄さんになんで望遠の単焦点を出さないのですかと質問すると、お客さんのニーズの多い方から対応していますとのこと。
結論です。1、オリンパスはマイクロフォーサーズでプロも使えるような本格的カメラを目指すという無骨な意志がみえます。富士フィルムはやはり、一般受けを狙っているという意図がみえます。説明員の雰囲気もそれに相応して、実質のオリンパスと見た目の富士フィルムという感じ。オリンパスに軍配が上がります。2、現在の望遠事情では、35mm換算、600mmのオリンパスが圧倒的に有利で、暗いのは5軸手振れ補正で対応ということになります。今年の暮れまで待てれば富士フィルムも超望遠レンズをだすので、ありかもしれません。明るさ、重さは似たようなものでしょう。3、良く考えると、新発売富士フィルムX-T1はソニーα7Rと同じ方向ですから、これを買うメリットは特に無い。あるとすれば、軽いレンズ群が、多少そろっているのと、AF、連写性能、立ち上がりスピードがいいと言うこと。富士フィルムX-E2で現在持っているX-E1より立ち上がりスピードを改善すれば、それですむのでは。現在、Xマウントレンズを3本持っているので、これを寝かせておくのはもったいない。4、オリンパスStylus1のようなF2.8通しのコンデジも一考の余地がある。ソニーもツアイスレンズF2.8通しの24-200mmサイバーショットRX10を出してきました。ソニーα7Rの穴を埋めるという点では、F2.8通し、コンデジはありだ。ただし、受光面は小さいから、A3サイズが可能か否かというギリギリの線。
  で、どうする。少なくとも、当面富士フィルムX-T1は見送り。2月15日発売ですから、出てからオリンパスOM-D-M1との比較がぞろぞろ出でくるでしょう。それからでも遅くない。気持ちとしては、マウントを各社共通にしようと言う試みのマイクロフォーサーズの方向を当方は支持したい。オリンパスOM-D-M1の無骨で、実質的な方向を試してみようと思う。
とすると、手持ちのXマウントレンズ3本はどうする。ツアイスtouit 32mmもあるんだぜ。2台のX-E1と3本のXマウントレンズを売ると、10万円をゲットするけれど、その代り、10万円をどぶに捨てたことになる。
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目黒自然教育園写真クラブ その2

2014-02-11 22:30:47 | 日記
目黒自然教育園写真クラブ その2

これは正式名称ではありません、正式には白金自然写真クラブです。しかし、目黒自然教育園での撮影に限っての活動なので、それをストレートに伝えるために表題のように書きました。2月8日の大雪の日に目黒自然教育園で会合があり、5月の国立科学博物館での写真展の打ち合せを行いました。みなさん、展示候補の写真を持ち寄ってA3サイズ前後で総計80~100点くらいを用意しなければなりません。14人ほどあつまりました。皆さんベテランの方で、新人は当方を含めて2人です。目黒自然教育園の四季の風景、自然現象および動植物ということになっていますが、鳥と昆虫が圧倒的多数を占めていました。当方の持っていた写真のような茫漠とした風景はマイナー中のマイナーで、一人、蚊帳の外の雰囲気になりました。みなさん優しい方ばかりですから、無視という顔はしませんが、鳥と昆虫が興味の対象であることはどう見ても明らかです。そりゃそうですよね、もともと博物館の展示ですから、抽象的絵というのはおかしいし、第一、そんなもので何年もこの教育園の写真展を維持できるわけありませんよね。人目を引く風景なぞ、そうある公園ではありませんで、鳥や昆虫で興味をひかないと無理です。単なる鳥や昆虫でもだめで、鳥がバッタをくわえているとか、トンボか交尾しているとかなにかプラスワンポイントがあると、さすがと称賛の声が上がるのです。見に来る人も博物館に抽象的絵を見に来るわけはないですよ。会員の人も昔はそういうのも撮っていました、それでは人目を引けないのでと言っていました。
  それでものすごく困ったのです。当方の写真は鳥や昆虫を対象としていないのです。もともと陶芸の題材のために写真を撮っているのだし、なんといっても目黒自然教育園に行く目的の第一はウォーキングで10000歩歩くためですから。みなさんに聞くと鳥や昆虫をとるには、一か所にじっと待つ、その忍耐がポイントらしいのです。これでは当方の目的を達成できません。
2月8日は大雪の日で、会合の後、雪の中3時間くらい教育園で撮影しました。どうも鳥を撮らねばならないようだということで、ここ、何回か鳥撮りに挑戦しているのです。ガンガン雪の降る中の撮影でとっても苦労しました。鳥が雪の積もった木々にしがみついて、動きがとれないので撮影にはちょうどいいはずのですが、こちらも動きがとれません。ソニーα7Rが防滴、防塵だと知らなかったので、手拭いでカメラを覆いながら、傘をさしての鳥撮影ですから、これは難しいですよ。鳥撮影用に買った70-300mmソニーαマウントは防水ではないですから、手拭いは当然必要だったのですが。だけど、撮影途中でソニーα7Rのファインダーと液晶の切り替えが不調になって、ファインダーオンリーになってしまい困りました。もう一台のソニーα7Rを持って行っていたので、撮影は出来たのですが、とっても防滴、防塵とはいえないようです。原因は後でわかったのですが、ファインダーに水滴が付いて、自動切り替えスイッチが常に接眼している状態と誤認していたのです。この日は3時間の悪戦苦闘のわりには大した写真も撮れず、次の日も雪景色に挑戦したのです。午前は陶芸教室でしたから、午後からでかけると、すでに木々の雪は解けてしまって、鳥の姿もまばらです。鳥撮影らしい人だかりがあったので、それに便乗してみると、小さな鳥がヒメガマの枝にとまって一生懸命餌をとっているのです。何という鳥か当方はわかりませんし、何を食べているのかもわかりません。撮影している鳥専門家は当然分かっているはずです。餌を摂るに夢中で、撮影の人などどうでもいいと言う具合に、近くまでよってくるので、皆さん大喜びです。彼らは雪の中、何か食わねばならないから大変なのだといっていました。皆さん連写しているので、当方も初めて連写モードにしてみましたが、ソニーα7Rは
どこが連写だとうくらいにポットンポットンという連写で、キャノンのカシャカシャというのとは雲泥の差です。おそらく連写速度が10倍くらい違うのでしょう。ソニーだとこういう時はハイビジョン動画撮影だというわけでしょうか。ヒメガマの枝にとまる鳥を撮るにはAFではヒメガマの茎にばかり焦点が合ってしまい、結局MFで撮っていることになりました。結果は9割、ボケボケ。連敗モードです。もともと、抽象的風景のみを撮るのが目的で、動き物をすててソニーα7Rを買ったのですから、突然、鳥撮りといっても無理があります。
  困りました。いまさら鳥撮りは止めるかとも思ったのですが、抽象的風景画ばかりで、白金自然写真クラブを乗り切ることは不可能でしょう。そこで、クラブの人が言っていた、鳥撮りにはマイクロフォーサーズだとうわけでオリンパスOM ED-M1を調べたり、APS-Cミラーレスの最新鋭、富士フィルム X-T1を調べたり、ミラーレス最速AF、富士フィルムX-E2を調べたり、苦心惨憺です。オリンパスOM ED-M1だと、35mm換算、600mm望遠レンズを423g、5万円弱で手に入れることが出来る。総計15~16万円なり。オリンパスOM ED-M1の防滴、防塵は信頼されており、水の中にまで漬けて撮影する人がいるそうです。2013年のカメラ大賞をとってその実用性が評価されています。ほんまに、マイクロフォーサーズで全紙サイズまでのばせるのかいな?? 一方、最新鋭富士フィルムX-T1だと最速AF、8コマ/秒、防滴、防塵と高画質が手に入る。こちらなら手持ちのXマウントレンズが使えて、ツアイスtouit 32mmも使ええるし、touit 12mmを買う意味も出てくる。こちらなら全紙サイズまでOKは確実のようです。 しかし、こちらだと望遠が35mm換算、350mm弱どまりで、鳥撮りには苦しい。カメラ本体で13~14万円なり。帯に短し襷に長し。どれをとったって、木々の枝の中の鳥をAFできるとは思えないし、ソニーα7Rをうまく使えば十分じゃないのという考えもある。結局鳥撮りはどうしたらいいの??? 明日、富士フルフィルムとオリンパスのショールームに行って来よう。お前さん、マジにヒヨって、鳥撮りやる気なの???? 


2月8日、9AM、 ソニーα7R+コシナ・ツアイス・ディスタゴン18mm


2月8日、1PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月8日、2PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月8日、2PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月8日、1PM、 ソニーα7R+コシナ・ツアイス・ディスタゴン18mm


2月8日、2PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月8日、2PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月9日、2PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月9日、3PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月9日、3PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月9日、3PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月9日、4PM、 ソニーα7R+ソニー70-300mm Gレンズ


2月9日、2PM、 ソニーα7R+コシナ・ツアイス・ディスタゴン18mm


2月9日、4PM、 ソニーα7R+コシナ・ツアイス・ディスタゴン18mm

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Sonyα7R/Zeissで雪と氷を撮る  奥日光の旅 その4 (最終回)

2014-02-08 20:36:22 | 日記
Sonyα7R/Zeissで雪と氷を撮る  奥日光の旅 その4(最終回)

東京は今日(2014-2-8)、すごい雪で、奥日光の雪どころではありません。雪の撮影には慣れたはずなのに、このすごい雪のなか、地味公園でソニーα7Rで撮影したのですが、結果は手振ればかり。手振れ補正、高速AFと防水防塵の最新鋭メカ・カメラの必要性を実感したのです。まいりました。ソニーα7Rは最新鋭メカ・カメラのはずなのですが、どれも付いてない。まっいいか。もともと出来る範囲のことをやるといってソニーα7Rを買ったのですから。

さて、奥日光に戻ります。湯滝です。


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm

湯滝入口のバス停からすこし雪道を歩いて湯滝の下に出ます。


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm

湯滝は温泉で水温が高いせいか、凍りません。とっても迫力です。次に、今度は戦場ヶ原の出発点赤沼バス停で下車して、ちょっと撮影。赤沼茶屋は冬季、閉まっており、長時間、家内を放っておくわけにゆかないので、急いで撮影。なかなか開けた地点が見つかりません。戦場ヶ原らしい景観を撮れずに、次のバスの時間となってしまいました。ここからスキー・ツアーをしている人たちがいました(逆でした、スキーは下るのですから、ここがツアーの終点)。これも楽しそう。スキーだのスノーシューの時はもっと軽いカメラ装備にしなければいけないかな? 富士フィルムX-E1+ツアイス・touit 12mm & フジノン55-200mmの2台体制ではどうだろうか?


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm

今朝、NHKが、凍った竜頭(リュウズ)の滝の撮影をしていたとバスの運ちゃんが言うので、竜頭の滝で降りてみました。


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm

確かにこちらは大半氷と雪で覆われ、その下を滝が流れる状態になっていました。


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm

ここにきて、やっとスローシャッターで撮ることを思い出しました。



ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm

こういうのは陶芸用、波パターン収集です。
竜頭の滝で御雑煮とお汁粉を食べてから、最終目的地、東照宮へ向かいます。


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm

久しぶりの杉並木、東照宮は何年ぶりでしょうか。やっと文化的景観を撮影できると思いきや、午後3時半に入門は終了ということで、門前ばらいを食ってしまいました。


ソニーα7R +ソニー・ツアイス・ゾナー135mm

建物の隙間から見える東照宮の模様と、五重の塔だけ撮って、今回はあきらめです。


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm


ソニーα7R+ソニー・ツアイス・ディスタゴン24mm

帰りは東武日光から区間快速にのって、2時間半かけて浅草につきました。浅草―東武日光の往復とバス乗り放題のセット券が一人4030円ですから、特急を使わないと、こんなに安い旅は他にないでしょう。さすが、行きは特急を使いましたから一人分+1300円だったか。特急ですと浅草から東武日光まで2時間で、快適な旅です。セット券は今回みたいにバスで一番遠い湯元までいって(約1時間)、さらに何度もバスを乗り降りするにはぴったりの券です。この券があるから、日光・湯元は撮影に何度も足を運びそうです。

  撮影の方は、あまりいい場面がありませんでした。戦場ヶ原は撮影がむずかしい。ただの野っぱらですから。霧とか光とか特別なタイミングをとらえないと陳腐な写真になってしまいます。 家内連れですと、無理が出来ないので、こういう結果になります。また、冬場は歩くのが大変で自動車なしの撮影は大きな制限がかかります。自動車かスノーシューかでしょう。へたに雪の中をあるくと沼に落っこちたり、雪に埋まったり命を落とすことになります。写真とはほっつき歩くことに尽きるのですから、雪はかなり手ごわい相手だということがわかりました。 家内を置いてスノーシューが一番かな。 雪の中では指が動かないのでAFに頼ることになり、結局、ソニー・ツアイス、135mm と24mmの2台体制を多用することになりました。デジタルズームが活躍しています。単焦点オンリーでゆく当方には、ちょっと写角を変えるのにデジタルズームがあると無いでは大違い。AFと言いましたけれど、MFもずいぶんと使っています。木陰から遠くを撮る時なぞMFでなければならない場面は結構あるのです。ソニー/ツアイスの組み合わせはボタン一つでAF、MFを切り替えられるので、これも便利。
  奥日光の旅は今回も前回に続いて、なんとなくつまらない写真に終始してしまいました。まだ、ぜんぜん奥日光が分かっていないのでしょう、きっと。しかし、どんな装備でどこへ行けばなにが撮れるか、今回の経験で、大分、分かってきました。雪と氷の撮影が気に入ってしまいました。実は帰る途中に中禅寺湖の周辺に、とっても魅力的撮影対象を見つけたのです。ここでバスを降りなかったことがとっても心残りです。もう一度、トライしたい。今回で雪と氷の撮影がだいぶ分かってきました。今度はいい写真を撮るぞ。無論一人旅です。
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