教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

自分で作ってみて初めてわかる事

2010-03-07 00:32:32 | オタネタ全般
わたしは去年からちょっとづつだがイラストを描いて遊びはじめた。
直近もMADを作ってニコニコに投稿して遊びはじめた。

どれも人生初の試みである。
既にわたしはいい歳こいているわけだが(笑)。

もちろんこれらは趣味としても十分楽しい。
しかしそれ以上に、やってみて初めてわかったこともいくつもあり、それはそれで大きな収穫があった。



マンガの人物画などは、イラストとして眺めて楽しむという用途の他に、人物や表情を区別するというパターン認識の用途も兼ねている。
マンガを忌み嫌っているPTAのオバハンとかでもないかぎり、ふつうの人ならばマンガイラストの人物や表情の区別はつくであろう。

ところが、いざそのイラストの何にオリジナリティーがあるのかという事を説明しようとすると、これが実に難しい。
認識するのはカンタンなのだが、何を認識したのかを説明するのはカンタンではないのだ。

しかし!

実はこれ、自分でマンガイラストを描いてみるという訓練をしてみると、ある程度なんとかなることがわかった。

マンガイラストを描いてマネるという事とは、マネる元がどういう形状になっているかを理解しなければならないという事と同義である。
極論すると幾何学的およびトポロジー的なパターン認識で形状を理解することである。
そこには芸術のセンスだとか絵心だとかいったものの余地は入らない。

これを繰り返していると、マネる元の作風は一般的な描き方に対して何にオリジナリティーがあるのかを、口で言えたりペンで描けたりするレベルでだんだんと理解できるようになってくる。
ある時、マンガイラストを描いたことがない頃の自分と現在とではずいぶん違うモノを見ていることにふと気がつく。
だからおもしろいのだ。

これはプログラムでも電子回路でも同じようなもので、別にイラストに限る話ではないのだが。



さて。
直近では映像系のMADを作ってニコニコに投稿して遊びはじめた。
今まで動画編集などしたことがないヤツが作ったくらいなのだから、お気楽に作れるものでしかないのだが。

自分で動画編集してみて少しだけわかった。
いったい何がカンタンにできて、何がカンタンにはできないのか、そういう超キホン的なことがようやくほんの僅かばかり解ってきた。
よく「謎の技術」などと書かれるアイマスMADがあるが、何がそう言わせるのかが今まで全くわからなかったものが、ほんの少しだけ理解できるようにはなった。
とはいっても美的感覚のほうは全く備わっていない気がする。

わたしはよく、ティンときた!(※1)というサイトを利用している。
ノベマス系の扱いは悪いものの、秀逸なアイマスMADを厳選して紹介してあり、かたっぱしから見て回るより実に効率が良い。

そこでは美的感覚に優れた作品をよく紹介されているのだが、じつはこれ、見てもよくわからないものが多い。
動画編集の技術的に優れた作品の紹介も同様で、見てもよくわからないものも少なからずある。

こういうのは少し悔しい。
恐らく、将棋の解説で「妙手!」と書かれているのに何が妙手なのか自分だけ解らなかったときと同じ気分だろう。

動画編集のほうは趣味として続かないような気もするが、できることなら意味を理解できるくらいのレベルにまでは達したいものだ。

本職のmura氏(※2)はわたしとは全く違うものが見えているのだろうなぁ、などと思う今日この頃であった。



【※1 ティンときた!】

ティンときた! -勝手にまとめるアイマスMAD-
http://imasmad.blog23.fc2.com/



【※2 mura氏】

個人就活ブログ
http://japanimation.blog72.fc2.com/