教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

レベル別:二次元へいたる道

2010-03-03 00:00:01 | オタネタ全般
最初は誰しも
「俺は二次元の女の子のほうが好きだー!」
と公言するのには抵抗がある。

世間体としても。
自分がそこへ到達したこととしても。

しかし!
我々はそこへと到達した。

いったいどの段階からそうなるのだろう。
今日はそれを考えてみたい。



【レベル0】
ギャルゲーをバカにしている。
ああはなりたくないと本気で思っている。
あんなものはモテないヤツがやるただの代替物であり、たんなるルサンチマンでしかないものだと思っている。
ここではまだまだ
「オタってキモいんですけど」
などと言っている程度にすぎない。

【レベル1】
バカにしていたものの、アニメやゲームの女の子キャラが意外にかわいい事に気付く。
ついついそのキャラばかりを見てしまう。
とはいえ、まだ
「俺は硬派なんだ! ああはならん!」
と、自分にも他人にも言い聞かせている。
自分に言い聞かせなければならなくなりつつある事にまだ気付いていない。

【レベル2】
人からギャルゲーなり何なりを借りる。
少しばかり興味はあるが、身銭を切ってギャルゲーを買おうと思うところまではいっていない。
そして女の子のかわいらしさに心奪われてしまい、
「こんな世界があったのか!」
と衝撃を受ける。
もはや引き返せない。
ここで出会った女の子は一生の思い出として残る。

【レベル3】
身銭を切ってギャルゲーを買う決断をする。
ギャルゲーで遊ぶヤツだと人に知られるのがまだ恥ずかしい。
ギャルゲーを買うだけでエッチな本を初めて買った頃と同じくらいドキドキする。
好きな女の子キャラの声優が他でやっている仕事をチェックしはじめる。
とはいってもまだ境界線上をフラフラしている段階であり、
「俺はキモオタじゃねえー!」
と時折叫びたくなる状況に遭遇することがある。

【レベル4】
抱き枕やフィギュアなどの関連グッズにも手を染め、ギャルゲー本体の値段よりもグッズに遥かにお金をかけるようになる。
コアなオタ御用達で一般人の入らない店(アニメイトとか)に出入りしだす。
いつの間にか声優にも詳しくなっていることに気がつく。
だんだんとオタの自覚症状が強くなっているところでもあり、
「これだから一般人は・・・」
などと言い出すようになる。

【レベル5】
だんだんと、もうこれでいいじゃないかと思いはじめる。
リアルの女の子にモテる努力をするのがアホらしくなってくる。
世間での振った振られた的な恋愛ごとの話を聞いても、どうにも自分には関係ない現実感のないものに聞こえてしまう。
しかし、リアル彼女が欲しいというリアルワールドへの未練はまだあり、まだリア充が妬ましい。
そして
「神は言いました。リア充は死ね!と」
などと掲示板に書き込むようになる。

【レベル6】
リアルよりも、二次元の女の子のほうが好きだと認める。
二次元の女の子との恋愛をホンキだと認める。
リアルワールドでモテたいという気力をほぼ完全に失う。
リアルワールドでの恋愛や結婚について冷静に損得勘定できるようになる。
もう内心では
「必死でモテる努力をするなんてアホじゃねえの?」
と思いはじめている。

【レベル7】
リアルのねえちゃんなどくだらんモノだと気付いた自分は悟りの域に達したと感じ、誇らしく思いはじめる。
リアルに恋愛ごとで悩んでいる連中を見ても、世俗にまみれた凡愚どもにしか見えなくなる。
この域に達すると実写のAVを見ても興奮すらせず、ただ獣姦みたいでキモチガワルイと思うようになり、性欲ですらリアルワールドは対象外となる。
自分のblogでも、
「さあ、我輩のいる二次元の高みへと来たれ!」
などと布教活動のようなアホなことを書く有様になる。



我輩の域にまで達すると、もはや引き戻すのは不可能に近い。
この問題は引きこもりの問題とは根本的に異なる。
何せ、引きこもりとは違い、本人が好きでそこにとどまっているのだ。
だから改善対策の施しようがない。

実はこの問題はマクロで見ると少子化に致命的な影響を与える。
本来はリアルワールドが魅力的に見えるように手を打っておいたほうが好ましいかもしれないと、わたしでさえ思うのだが・・・。