海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

名護市長選挙まであと1日

2010-01-23 14:15:38 | 米軍・自衛隊・基地問題
 名護市長選挙の投票日もいよいよ明日に迫った。三日攻防に入ってから名護市街地は両陣営の選挙カーが走り回り、各所で街頭演説が行われていてマイクの音が交錯し騒然としている。




 今週は朝の7時から8時半まで産業支援センターの前で行われている稲嶺候補者の朝立ちに参加させてもらった。
 




 朝立ちが終わってから喫茶店で朝食をとり、名護十字路周辺を歩いた。この13年余、辺野古新基地建設を受け入れさせるために島田懇談会事業やら北部振興策やらが行われ、市街地の活性化が言われ続けたのだが、シャッター通り化はむしろ進行し、老朽化した建物が壊されて虫食いのように空き地になっている。この空き地にも以前は商店が並んでいた。



 よく通った書店も廃業して久しい。



 よく本を読んだり文章を書いたりしたモスバーガーも2年前に営業を止めた。シャッターの下りた建物の向こうに島袋候補の選対事務所がある。



 土曜日というのに市場のアーケードも閑散としている。市場では建物の取り壊しや空き店舗が目立ち、店の数が大幅に減っている。大規模店舗の増加や駐車場問題など十字路周辺の活性化は簡単なことではないが、地域の人たちにとっては期待を裏切られ続けた13年余だったろう。お年寄りが露店で売っていたトマトとイチゴを買って車に戻った。



 車に戻る途中に通ったみどり街で、人の世の喧噪よそにマヤーグヮーはにーぶいしていた。
 わんねーマヤーるやる。名前やなまねーらん。世ぬ中ワサワサーそーしが、新基地んでぃゆぬマジムンやういほーてぃ、へーくなー名護ぬ街、落てぃ着かちとぅらさんがやーんでぃ思といびーん。ゆたしくうにげーさーびら。

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