海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前抗議行動/テイケイの歩道封鎖にも抗議の座り込み

2023-05-31 23:41:00 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5月31日(水)は午前9時頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  台風2号が迫る曇り空の下、20人ほどの市民がゲート前の座り込みに参加し、辺野古新基地建設反対を訴えた。  目の前を工事車両が過ぎ、ゲートに入っていくのを見るのは、怒りや悔しさなど負の感情が込み上げ、ストレスがたまる。 . . . 本文を読む

朝っぱらからJアラートで危機煽りをするくだらなさ

2023-05-31 07:06:40 | 米軍・自衛隊・基地問題
 北朝鮮が「ミサイル」を発射したと、沖縄では朝っぱらから役場のスピーカーが鳴り響いている。  テレビでも「大本営発表」を垂れ流しているのだが、あまりのくだらなさにうんざりする。  本当にミサイルで攻撃するつもりなら、事前に発射の通告をするはずがない。  ミサイルなら爆発物を積み、攻撃目標が設定されているはずだが、どこにそんな事実があるというのか。  人工衛星(軍事偵察衛星)の打ち上げを「事 . . . 本文を読む

美謝川切り替え工事の様子

2023-05-28 23:22:44 | 米軍・自衛隊・基地問題
 写真や動画は5月26日(金)の午前9時32分頃に撮影したもので、美謝川切り替え工事の様子である。  上の写真4枚は、キャンプ・シュワブ第2ゲートの向かい側の工事の様子。  土木工事に詳しい人に聞いたところでは、現在は国道沿いにH鋼を打ち込み、地盤沈下を防ぐための工事が行われているとのこと。  上の3枚は国道を挟んで、第2ゲート側の工事の様子。  ここで . . . 本文を読む

台風2号から避難する羽地内海のガット船とランプウェイ台船

2023-05-27 23:59:57 | 米軍・自衛隊・基地問題
 上の4枚の写真は、5月27日午後12時13分頃に撮影した羽地内海の様子だ。  大浦湾で辺野古新基地建設のために土砂陸揚げを行っているガット船やランプウェイ台船、スパッド台船などが台風2号から避難し、集まっている。  台風2号の進路予想図を見ると、沖縄に向かっているようだ。来週いっぱいは海が荒れて、埋め立て用土砂の陸揚げは難しいだろう。  2014年7月に辺野古新基地建設が始 . . . 本文を読む

辺野古ゲート前抗議行動/台風2号対策で埋め立て工事はなし

2023-05-26 23:59:42 | 米軍・自衛隊・基地問題
 26日(金)は午前11時57分頃、キャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  台風2号が沖縄方向に進んでいるが、今日は五月晴れで、15人ほどの市民がゲート前に座り込み、辺野古新基地建設反対を訴えた。  ゲートに入っていく工事用車両は、残土を搬出する空のトラックが多かった。他に砂やバラス、足場用資材などが搬入 . . . 本文を読む

ホーピルが鳴くトーグムイ

2023-05-16 12:29:37 | 生活・文化
 5月になるとヤンバルの野山にはホーピル(アカショウビン)の鳴き声が響く。  動画は今帰仁村の大井川(ゥプンジャーガーラ)の河口で、昔、唐船が入ってきたという言い伝えがあり、トーグムイと呼ばれている。  子どもの頃、よく釣りをした場所だが、最近はタゴ(テラピア)の姿を見ない。あれだけいたのに川の環境が変わったのだろうか。  一時期、鯉を放流していたことが影響しているのだろうか。今は鯉 . . . 本文を読む

「清田政信について」/『叙説』XV号/特集「検証 戦後沖縄文学」より

2023-05-03 13:20:04 | 生活・文化
 以下に紹介する文章は、文芸批評誌『叙説』XV号(1997年8月25日/花書院発行)に掲載されたものです。同誌では「検証 戦後沖縄文学」という特集が組まれ、その中にエッセーとして発表されました。一部、誤植を訂正しています。    昨年末、那覇市で「沖縄文学フォーラム」が開かれた。二日間にわたって行われた講演やシンポジウムを聞きながら、舞台に掲げられた「土着から普遍へ ― 多文化主義時 . . . 本文を読む

辛淑玉さんの勝訴確定に思う

2023-05-02 12:41:49 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5月に入り、沖縄の野山ではユリの花が満開だ。  実家の庭でもあちこちにユリが咲いている。以前に比べて数が減ったが、それでも200本以上はあるだろう。  両親が近くの野山からとってきて植えた数本から、種が風で飛んで発芽し、50年近く世代交代をくり返してきたユリたちである。  沖縄に対するデマと憎悪をまき散らした「ニュース女子」に関し、制作したDHCテレビジョンを訴えていた辛淑玉さんの . . . 本文を読む