海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

稲嶺候補打ち上げ式

2010-01-24 05:26:26 | 米軍・自衛隊・基地問題
 昨日の稲嶺ススム氏の打ち上げ式は大いに盛り上がった。これまでの名護市長選挙でもかつてないほどの人が集まったのではないかと思う。58号線沿いの青山前の十字路を支持者が埋めた。





 支持者は選対事務所ほか数カ所から出発して市内を歩いた。久志13区の皆さんは名護葬祭場の駐車場に集合し、青山前に向かった。



 各グループがそれぞれのコースを通って青山前に集まる。





 稲嶺候補が到着すると、マスコミが殺到した。









 稲嶺候補のあいさつと支援する人々。打ち上げ式といっても6時前には切り上げ、残り2時間の遊説に出発した。

 私が宮古から仕事の転勤で名護に移ってきたのは2000年の3月末で、それから10年近くになる。その前には1980年代末と90年代初頭に辺野古に一時期住んでいた。打ち上げ式の様子を写真に撮っていると、名護に来た最初の年に担任をした教え子に声をかけられた。稲嶺候補の応援に来たという。話をしながら教員時代のことを思い出し、辺野古の問題がどれだけ長く続いてきたかを改めて感じた。



 期日前投票を監視する人たち

 午前7時には投票が始まる。気になることがあるとすれば、期日前投票の異常なまでの多さと、運動する側の盛り上がりと名護市民の意識・気持ちのズレ、落差である。全国的な関心を集めているだけに、選挙運動が終盤になるにつれ市外からの応援者が増えていった。マイクを手に演説しているのは国会議員や県会議員、政党関係者が多く、そのことが市民の目にどう映ったか。
 もちろん、立候補者や市会議員、市民ボランティアも精力的に運動を行っていたのだが、政権交代があったことも影響して、現職の島袋候補側が政党色を消す一方で、新人の稲嶺候補側は政党色が強く出た。どちらも市民党を強調してはいたが、そのことが市民の心理にどう影響しただろうか。選挙運動が加熱すればするほど、市民の気持ちが冷めて引いていった面はないか気になる。
 市長選挙なのだから、経済や教育、医療、福祉など生活に直接関わる問題が問われるのは言うまでもない。しかし、やはり鍵となるのは辺野古新基地建設に対し名護の有権者、とりわけ無党派層といわれる有権者が、自らの意思を示すためにどれだけ投票に行くかだろう。ぜひとも投票所に足を運んで、辺野古新基地建設に反対の意思を明確に示してほしい。

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1 コメント

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おめでとうございます。 (斎藤 右司)
2010-01-24 23:34:37
市民の皆様の意思が一緒になりましたね。とてもうれしく思います。これからも粘り強く新基地反対でまとまってください。千葉県佐倉市に住む73歳の老人です。
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