海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

八重岳に置き去りにされた重症兵士たち

2020-08-31 14:49:55 | 米軍・自衛隊・基地問題
  写真は今年の6月23日に撮影した本部町八重岳に残る国頭支隊本部壕・野戦病院跡である。  8月19日に紹介した『閃光の中で 沖縄陸軍病院の証言』には、沖縄県立第三高等女学校・なごらん学徒隊の一員として、八重岳の野戦病院に動員された上原米子さんの証言が載っている。八重岳周辺の守備隊が多野岳に移動する際、置き去りにされた重症兵のことも出てくる。その一節を以下に引用したい。 . . . 本文を読む

辺野古ゲート前抗議行動/護岸の嵩上げ工事と台風対策

2020-08-28 14:58:11 | 米軍・自衛隊・基地問題
 28日(金)は午前8時56分頃、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。市民有志による座り込みとプラカードによる抗議が、今日も粘り強く続けられている。  この日は1回目に生コンのミキサー車が20台以上入った。ほかに生コンの圧送ポンプ車も入り、K2護岸の嵩上げ工事が行われていた。  細切れに工事車両がやってくるの . . . 本文を読む

辺野古ゲート前で抗議/埋め立て工区に土砂を運ぶダンプカーもキャンプ・シュワブから出る。

2020-08-27 22:17:13 | 米軍・自衛隊・基地問題
 27日(木)は午前11時頃に瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ガット船やランプウェイ台船は台風避難を継続しているので、K9・k8護岸にも動きはない。  この日は作業和船やタグボートなどが数隻出て、フロートやオイルフェンス、汚濁防止膜などの点検、補修を行っているようだった。  追記:翌8日に確認すると、この作業は汚濁防止膜の撤去作業だった。  午前11時36分頃、 . . . 本文を読む

羽地内海のガット船とランプウェイ台船

2020-08-26 23:53:07 | 米軍・自衛隊・基地問題
 26日(水)の午後1時7分頃、今帰仁に行く途中、羽地内海の様子を見た。ガット船やランプウェイ台船は、まだ停泊を続けている。来週初めに台風が接近する予報もあるので、旧盆明けまでは動けないかもしれない。  帰りにもマリー道を通ったが、ガット船の明かりが海に伸びていた。  昨日は旧暦の七夕だったが、今日は1日遅れで墓掃除をしてきた。新型コロナウイルスの感染者が今帰仁でも3人 . . . 本文を読む

今日も工事は行われず。このまま新基地建設を中止し、キャンプ・シュワブを封鎖しろ。

2020-08-25 21:36:51 | 米軍・自衛隊・基地問題
 25日(火)は午前11時54分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を確認した。キャンプ・シュワブの工事用ゲートは鉄柵が閉まったままで、工事車両の出入りはなかった。  埋め立て工区に作業員の姿はなく、クレーン車やダンプカーなども片付けられたままだった。  K4護岸に乗せられたオイルフェンスや汚濁防止膜もまだそのままになっていた。波が収まってから再設置 . . . 本文を読む

辺野古・大浦湾の様子と新型コロナウイルスによる死者の増加

2020-08-24 23:56:30 | 米軍・自衛隊・基地問題
 24日(月)は午後3時38分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。沖縄島は台風8号の影響で断続的に激しい雨が降った。ガット船やランプウェイ台船などは台風避難しているので、フロートその他に変わったところはないか見に来たのだが、遠目には異常はないようだった。  午後3時53分頃と6時8分頃に、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。辺野古側のオイルフェンスは全て . . . 本文を読む

サンダンカと蝶

2020-08-23 23:38:45 | 生活・文化
 昨日、実家で台風対策や作業をしていると、庭のサンダンカにナガサキアゲハの雌が来て蜜を吸っていた。擬態した雌と勘違いしたのか、シロオビアゲハの雄が来てしきりに求愛行動をとっていたが、ナガサキアゲハの雄が割り込んできて、3匹でもつれ合ったまま飛んでいった。  台風8号の風雨が沖縄島北部でも強まってきた。明日、明後日は海が荒れてガット船やランプウェイ台船も動けないだろう。台風の被害があっ . . . 本文を読む

台風避難で羽地内海に入るガット船とランプウェイ台船

2020-08-22 23:58:13 | 米軍・自衛隊・基地問題
 台風8号が発生したので、実家の台風対策をしようと今帰仁に向かった。途中、羽地内海を通るとすでにランプウェイ台船・呉屋5号、7号やガット船・第二十八旭丸が羽地内海に移動していた。  続けてmarumasa2号や松龍丸、marumasa3号などがワルミ海峡から羽地内海に入ってきた。この間、大浦湾に来るガット船のうち、積載量が2000トン未満のガット船が羽地内海に避難している。 . . . 本文を読む

辺野古ゲート前で続く抗議/埋め立て工区への土砂投入/辺野古弾薬庫工事に向かうミキサー車

2020-08-21 21:54:23 | 米軍・自衛隊・基地問題
   21日(金)は午前8時半頃に豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、②工区への土砂投入が始まっていた。  そのあと、午前8時57分頃に辺野古ゲート前に移動した。資材を積んだ工事車両がパトカーに先導されてゲート近くに到着するところで、強行される工事に抗議する市民有志が座り込みを行っていた。  沖縄では新型コロナウイル . . . 本文を読む

国と業者の税金を使った詐欺行為。今さらながら、これのどこが「黒石ガンズリ」なのだ?/浦添軍港建設に反対する!

2020-08-20 21:32:07 | 米軍・自衛隊・基地問題
 20日(木)は午後2時13分頃、本部港塩川区に行った。ランプウェイ台船・第五明豊丸が着岸し、土砂の積み込みが始まるところだった。  港内に並んでいるダンプカーの荷台には、一目で赤土が主だと分かる土砂が載っている。採掘場所にもよるのだろうが、混じっている石も小さく、一段と質が悪くなっている。  現場責任者らしい作業員が、「積込状況」の写真を撮っていた。積み込んでいる . . . 本文を読む

兵士たちはどのように死んでいったのか

2020-08-19 17:57:44 | 沖縄戦/アジア・太平洋戦争
   長田紀春・具志八重子編『閃光の中で/沖縄陸軍病院の証言』(ニライ社)に「第三外科の南風原撤退ーー青酸カリによる自決についてーー」という証言が載っている。編者の1人であり、沖縄戦当時、軍医見習士官だった長田紀春氏(大小九年生)の証言である。  日本軍の司令部があった首里に米軍が迫り、「本土防衛」の時間稼ぎのために軍首脳部は南部撤退を決めた。南風原にあった陸軍病院も南部に移動することになった . . . 本文を読む

辺野古ゲート前の抗議行動と埋め立て工区・大浦湾の様子/辺野古弾薬庫の有刺鉄線設置

2020-08-18 23:08:05 | 米軍・自衛隊・基地問題
 18日(火)は午前8時55分頃、キャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。少人数だが有志による座り込みが続けられていて、機動隊に排除される前に立ち上がらざるを得いないが、強行される工事に反対の意思を示すことは重要だ。  新型コロナウイルスの感染に関して、屋外での感染事例はどれだけあるのだろうか。唾液が主要な感染源と考えれば、大事なのは至近距 . . . 本文を読む

炎天下で埋め立て土砂との投入が進められる

2020-08-17 23:58:44 | 米軍・自衛隊・基地問題
 17日(月)は午前8時半頃、豊原の高台に行き辺野古側埋め立て工区の様子を見た。逆光で見にくいが、大浦湾からガット船が2隻出て行き、入れ違いに3隻が入っていった。  K8護岸にはすでにランプウェイ台船が接岸していて、②工区に土砂の投入が行われていた。  午前8時58分頃、辺野古ゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。今日も有志による座り込みが行われて . . . 本文を読む

敗戦から75年の日の醜悪な風景

2020-08-16 10:44:09 | 小説
 15日(土)は午前11時22分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。敗戦から75年を迎えるのだが、K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、ダンプカーで運ばれてきた土砂が②工区や②-1工区に次々と投入されていた。何と醜悪な風景だろうか。  新型コロナウイルスの影響で規模が縮小された全国戦没者追悼式のラジオ放送を聞きながら、埋め立て工区を眺めていると、安倍や天皇の発言が一段 . . . 本文を読む

新型コロナ下で、労働者にお盆休みも取らせず、新基地工事を強行する日本政府・沖縄防衛局

2020-08-14 23:59:10 | 米軍・自衛隊・基地問題
 14日(金)は午前10時44分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9・K8両護岸ともランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。  工事関係者には県外からきている労働者も多いはずだ。新型コロナ下で里帰りは難しくても、夏場のこの時期には休養を取り、家族と連絡することも大事なはずだ。  そもそも、新型コロナの感染状況が悪化しているいま、労働者にお盆休みを与えず、工事を強行する . . . 本文を読む