‘I want to take revenge for the time I lost’
ディアビ
「とても厳しい時期があった。本当に落ち込んだ時もあったよ。それでも信念を貫いた。自分よりずっと酷い状況に陥っている人もいるんだと言い聞かせたんだ。
(肝臓移植を受けた)エリック・アビダルを見ると考えさせられる。私も体の調整を余儀なくされたからね。
もう26歳だ。キャリアにおいて重要な時を迎えている。だからこそ今シーズン戻ってこられたことはとても重要なんだ。昨年自分に言い聞かせた言葉がある。『またケガをした。もうすぐ26歳で、私にとって重要な局面を迎えている。乗り越えて成功を収めるか、挫折するかだ。ここで踏ん張れなければ、終わりだぞ』とね。
今の私はどんな些細な兆候についても注意を払っている。抜かりはないよ。そういう意味ではずっと成熟した。この歳になって初めてプレシーズンを完遂できた。成功を収める為にこれまで以上に努力しているからこそ私にとって重要なシーズンなんだ。
失った時間を取り戻すべく戦う。より高いレベルに到達できることを証明するよ。年齢的にも、これまでのキャリアにおいても長期的にピッチで何ができるかを示す必要がある。
全てにおいて失敗をしたくない。自分のクオリティは理解しているし、それを活用して向上していきたい。3試合でプレーして手応えはあったけど、まだまだだね。身体的には70%といったところかな。」
難しい時期を何度も迎えたディアビでしたが、諦めることはなかったと語ります。
「シーズンまるまるプレーできなければ確信なんて持てっこない。私は普段落ち着いているけど、昨シーズンは胸中穏やかではなかったよ。
以前は試合前にケガを心配することなんてなかった。ケガなんて一度もしたことがないかのようにね。でも昨シーズンのフルアム戦ではまたケガをしてしまうんじゃないかとベンチで震えていた。全くもって信じられなかったよ。
私が望む全てはとにかく再びプレーすることだった。強い気心を持って生まれてきた。決して諦めはしない。諦める人もいるかもしれないが、私にとっては論外だった。
運命だったんだよ。そこには復帰してケガの歴史を終わらせ、再びピッチで価値を証明すべく戦えと記されていたんだ。」
苦しい時期を過ごしてきたことは彼にとって財産になるはずです。ケガをすることは何も悪いことばかりではありません。努力が報われてほしいですね。