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旧『Arsenal and world football topic』 私の世界の中心は、常にアーセナル!

ポドルスキ、初ゴールに歓喜

2012-09-03 09:46:51 | 日記

Podolski joy at Gunners goal

ポドルスキ
「我々と私にとって良い日になったね。私にとってアーセナルでの初得点だ。
素晴らしいパスだった。左足でボール受けて、叩き込んだ。最高だよ。
3試合を戦って3ポイント。この日のような試合を続けていく必要があるね。」 
 


ポドルスキ&カソルラでシーズン初勝利!

2012-09-03 07:11:41 | stats&match report

LIVERPOOL 0

ARSENAL 2

得点者 ポドルスキ 31、カソルラ 68


Skyマッチリポート

Shots on Target
4  5
Shots off Target
11  4  
Blocked Shots
4  2
Corners
10  2
Fouls
12  7 
Offsides
3  1
Yellow Cards
2  2
Passing Success
86.9%  84.1%
Tackles
25  32
Tackles Success
68%  81.2%
Possession
53%  47%
Total Passes
544  491
Total Crosses
27  13
Lost Balls
154  154
Recoveries
65  56
1st Half Poss.
56.3%  43.7%
2nd Half Poss.
49.1%  50.9%


ARSENAL
マンノーネ
ジェンキンソン
メルテザッカー booked
フェルマーレン (90)
ギブス
ディアビ
カソルラ
アルテタ booked
チェンバレン (73)
ジルー
ポドルスキ (82)

SUB
マルティネス
コシェルニー (90)
サントス (82)
ラムジー (73)
コクラン
ジェルビーニョ
ウォルコット


LIVERPOOL
レイナ
ジョンソン
シュクルテル booked
アッガー
ホセ・エンリケ
アレン
サヒン (67)
ジェラード
ボリーニ (54)
スアレス
スターリング

SUB
ジョーンズ
キャラガー
ケリー
コアテス
ヘンダーソン
ダウニング (54)
シェルヴィー (67) booked


3戦終えて失点0。まさかのリザルトをもって今季初勝利を収めることに成功しました。

前半の立ち上がりは非常にナーバスに見えました。メルテザッカーは5分で警告を受け、ジェンキンソン、アルテタまでもがパスミスでピンチを招きます。
リバプールはホームということもあって、攻勢に出ます。アーセナルの過去2戦は相手が自陣深い位置に引いていたこともあって、前から圧力をかけられることもありませんでしたが、この試合の序盤はセンターサークル付近でボールをロストする場面が目立ちました。

20分を過ぎたあたりから、試合のリズムに慣れてきたのか落ち着きを見せるようになりました。アーセナルは守備時に中盤から前線の選手が高い位置で素早くプレッシャーをかけ、自由にボールを運ばせません。相手のサイドアタッカーにボールが渡っても、サイドハーフとサイドバックが上手く連動して対応できていました。

この試合、右サイドはチェンバレンが先発起用されましたが、これは恐らく守備を意識したものだったのでしょう。攻撃ではあまり見せ場は無かったものの、やるべきことはしっかり理解していたなと。若いのに、頭の良い選手です。あれだけ戦術理解度が高ければ、セントラルでも十分大成しそうですね。そのチェンバレンにも助けられ、ジェンキンソンも頑張っていました。リーチがあるので、少し出遅れてもタックルがボールに収まります。相手との距離感も良かったですし、自信を掴むきっかけとなるようなパフォーマンスでした。
それから左サイドですが、ギブスの守備意識の改善が顕著でした。昨シーズンまでの彼は、とにかく前、前。少し距離があっても、目の前にボールホルダーがいれば奪いに行く姿勢を見せていましたが、今シーズンの彼は、後ろを意識しています。ポドルスキが本当に守備をサボらずやるものですから、それに助けられているところはあるんですが、内側に絞りすぎることもありませんし、ジェンキンソン同様距離感も良いです。試合終盤まで、スタミナが落ちることもありませんでした。

アーセナルの中盤の3人は、スタートは開幕から全て同じ面子。流石に、相互理解も深まってきました。アルテタが深い位置でオーガナイズし、ディアビがリンクマン、カソルラが仕上げに絡むという各々の役割が、随分明確になってきました。
ディアビはソングのように深い位置からロングパスを供給するタイプではありません。彼の特徴は、ボールを持っているいないに関わらず、"Run"です。この試合でも、長いストライドを活かしてセンターサークル付近から一気に前線に駆け上がるという場面が何度も見受けられました。密集を苦もなく抜け出すキープ力を見ると、ようやく帰ってきたんだなと、実感します。個人的に、ウィルシャーはソングとディアビの良い部分をミックスしている選手だと思っているんですが、昨シーズン不足していたのは正にこの前線まで運べる推進力でした。

先制ゴールの場面は最終ラインからのカウンターでした。フェルマーレンがジェラードのパスミスをダイレクトでポドルスキへ。ハーフライン左手前で受けたポドルスキは、中央にいたカソルラにボール預け、前方へ走り込みます。カソルラは少し運んで、最前線にいたジルーが右に開いてリバプールのバックラインがバラつき、駆け上がってきたポドルスキに申し分ないタイミングでラストパス。久しぶりに見る枠内シュートはレイナの脇を破りゴールイン。アーセナルの初ゴールは、守備から始まり、新加入選手全員が絡むという今シーズンを象徴する形から生まれたものでした。

10分後に、アーセナルは再び決定機を迎えます。ディアビがドリブルで中央突破し、上手く裏に抜け出したジルーに絶妙のラストパス。開幕戦の終盤にあった決定機のリプレイかのような、しかも今度はジルーの利き足でシュートを打てるという場面で、ジルーはこれを枠内に収めることができません。動き出しは申し分無いんですが、シュートがとにかく上手くいきません。後半にコーナーキックのチャンスでフリーでヘディングシュート、という場面もあったんですが、ジャストミートせず枠外。プレッシャーが大きいのは分かるんですが、もっとリラックスしてほしいですね。
ただ、こういう典型的なCFタイプが最前線で体を張ってくれていると、ボールが収まらなくても、中盤と前線を間延びさせられることができます。カソルラやディアビが、何度もその恩恵を享受できていたことを考えれば、彼の存在価値も、悪いものではありません。逃げることなく二人の屈強なCBを相手に戦う姿勢は、非常に好感が持てます。

後半はポゼッションで劣勢になってしまいますが、エリア内へ侵入させることはほとんどありませんでした。まぁこれはリバプールの拙攻にも助けられたところはあるんですけどね。だいたい、加入したばかりのサヒンをいきなりこのビッグマッチに起用するなんて、迷走の極みでしょう。彼に代わって出場したシェルヴィーの方が、余程良い働きをしていました。ロジャースは普段、何を見ているんでしょうか。あんな選手起用をしてしまうと、既存の選手は絶対に面白く無いでしょう。ヴェンゲル監督なら、まず使ってないでしょうね。

後半に挙げた追加点は、カソルラの巧さが光りました。ポドルスキに預けるタイミング、走り込むスペース、リターンパスに対するファーストタッチ、シュート。絵に書いたような得点とは正にこのことでしょう。

アーセナルは3人の交代枠を使いきりましたがそれでもベンチにウォルコットとジェルビーニョが残っている状態でした。ヴェンゲル監督によると、ウィルシャーは1ヶ月後にフルトレーニングに戻れる見込みだそう。ロシツキー、サニャ、フリンポン等も復帰が近づいています。この試合でケガをした選手もいません。ヴェンゲル監督がメンバー構成に良い意味で頭を悩ませる時が訪れるかもしれませんね。

リーグ戦はとりあえずこの試合をもって中断。次戦は15日に行われるサウサンプトン戦です。勝利の余韻にしばらく浸りつつ、楽しみに待つことといたしましょう。