はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

ブラームスはお好き?

2017-11-15 | 映画・音楽・演劇・絵画など芸術関連

ウィーンピアノ四重奏団のコンサートにいってきた。

「人道の港と豊かな自然を守るチャリティコンサート」である。

 

日本でしかもこの敦賀で、

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる

演奏会を聴けるなんて『奇跡』である。

 

サブタイトルに

~ヴァイオリニスト若林暢(のぶ)の魂に励まされながら~

と、あるように

昨年、58歳で亡くなれれた

魂のヴァイオリニスト・若林暢さんの

お仲間たちによるチャリティコンサートでもある。

 

敦賀出身の元NHKのチーフプロデューサーの山登義明さんが

『奇跡』の縁を結ぶ橋渡しをしてくださったのである。

 

杉原千畝さんのおこした『奇跡』で

ユダヤ難民を受け入れた敦賀・・・

ガス基地が建設されようとしていた中池見湿地が

ラムサール条約登録地になった『奇跡』・・・

 

今日のコンサートもまた、『奇跡』・・・

魂をゆすぶられ

心をわしづかみにされた。

 

休憩をはさんで演奏されたのは

ブラームスのピアノ四重奏曲ト短調作品25。

 

そしてアンコールは・・・なんと!

「ハンガリー舞曲」!

聴きながらいつのまにか、涙があふれ出していた。

 

学生のころ、フランソワーズ・サガンに夢中になって

「ブラームスはお好き?」を読んだ。

 

年下の若者から「ブラームスはお好きですか?」という

ラヴレターが届くのだ・・・39歳の主人公ポールに・・・

 

こんなふうに、誘われたらもうそれだけで

脳内からも、ちっちゃなマナコからも

ピンクのハートが出まくるけど、

いまだかって、そんなラヴレターはもらったことがない。

 

で、小説に刺激されブラームスのLPを買ったのである。

 

寮生活だったから、ホールのオーディオで

いつもたったひとりで聴いていたのが

「ハンガリー舞曲」だったのである。

 

元気の出る曲のはずなのに・・・

いつも泣きながら聴いていたから

今夜もやっぱり、泣いてしまった。

 

 

 

 

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