左右交互に、足を運べるようになったとはいえ、
身体がかたむいた状態で、歩行を続けていると
ひざや腰に負担がかかるのである。
そこで、両足に均等に体重をかけ歩行するには
どうしたらいいのか? をいろいろと試してみた。
あ~・・・なんと!
ついに一番楽な姿勢で、しかもかなりのスピードで
歩行できる形を体得したのである。
両足を肩幅ぐらいに開き、
加えてつま先を120度ほどに開くのである。
ひざを少しまげて、歩幅は15センチぐらいで歩くのだ。
そのとき、腰の位置は一定に保つのである。
部屋の中で試してみたところ、すこぶる楽チン・・・
しかし、しかし・・・
いわゆるガニマタであることに、ふと気づいた・・・
いくら、世にはばかるわたしといえども、
外を歩くとき、他人さまがいる場所では
この歩行を試す度胸はない。
おとめ座に生まれついたわたしのなかの、
わずかに残る乙女心がそれを許さないのである・・・
せっかくの試行錯誤も、徒労であったのか・・・
でもね、明日、市役所の中をすごいスピードで
ガニマタ走行する美女がいたら、
それはわたしかもしれない・・・