8月6日、9日、そして15日。
8月は、戦争と平和について考えるときである。
8時15分、広島に原爆が投下されたそのとき
1万9000キロ離れた、リオデジャネイロの開会式で
ブラジル日系移民による群舞があった。
広島での平和記念式典に合わせた時間に、
この演出が行われたという。
ブラジルは日本から遠く離れた国だけれど、
多くの日本人が移民した国でもある。
そしていま、福井県にはブラジルから多くの人たちが
移り住んでいる。
遠くて近い国、ブラジル・・・
オリンピックもまた、戦争と平和を考える大切な時間を
与えてくれる祭典だと信じたい。