2010年10月16日(土曜日)
敦賀市元町にある妙顕寺は京都中京区の大本山妙顕寺の
流れをくむ日蓮宗のお寺である。
学生時代、京都の妙顕寺の貫主さまと仲良しになり
何度かデートをした。
デートといっても貫主さまはご高齢・・・
タクシーに乗って、お茶会に連れて行ってもらったり
庫裏で焼き物や絵画を見せていただきながら、おやつを食べたり・・・
12月14日の赤穂浪士討ち入りの日には、浪士ゆかりのお寺へ
討ち入りそばを食べに行ったことも・・・
かれこれ40年も前のことだけど、敦賀の妙顕寺の前を通ると
ふと想いだされてなつかしさがこみあげてくる。
敦賀の妙顕寺には、ほとんど知られていないけれど、
切支丹燈籠がある。
秀吉の切支丹禁止令によって、信仰のよりどころを失うことを恐れた
大名や古田織部らが考案したとされているのが切支丹燈籠である。
十字架の上に宇宙を表す丸い石をのせ、十字架に見えないように
下半分を地中に埋め、日本の燈籠に見立てたという。
切支丹燈籠がなぜ、日蓮宗の妙顕寺にあるのか、
敦賀の地にも隠れキリシタンが住んでいたのか、
謎は何一つ、解明されていない・・・
笏谷石で造られた妙顕寺の切支丹燈籠のお堂には
良薬を人々に与え、心と身の病気をなおしたと言われる
薬王菩薩の小さな額がかけられている。
お堂の中にあるので後ろ側が見えないのが残念・・・
有名な切支丹燈籠には、謎の絵文字やマリア像が刻まれているのも
あるらしいから、調べてみたかった・・・
まるでお地蔵さまを祀ってあるかのように見えるが
顔のようにふくらんでいるのは、ひょっともすれば
マリアさまの顔だったかもしれない・・・
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