はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

ゲイ・レスビアンそしてトランスジェンダー

2008-04-18 | ジェンダー関連

2008年4月18日(金曜日)
わたしのこのブログのブックマークにも入っている
砂川秀樹さんのホームページ。
ときどきお邪魔して、ブログを読ませていただいています。

砂川秀樹さんは、今年のお正月に読んだ
「カミングアウト・レターズ」の著者です。

「カミングアウト・レターズ」が
JANJANの今週の本棚で紹介された時の
砂川さんのインタビュー記事もどうぞ。

http://www.book.janjan.jp/0801/0801170081/1.php

さてその砂川さんのブログで、
4月28日(月)・29日(火)20時~20時半。
NHK教育テレビ「ハートをつなごう」が
ゲイ/レズビアンを特集します。
僕もスタジオ出演しているので、ぜひ観てください。
というPRが載ってました。

こりゃぜひ、見なきゃ・・・

この 『ハートをつなごう』は、発達障がいやシングルマザー、貧困
性同一性障がい(トランスジェンダー)
なんかを取り上げてきているそうです。
(まだ1度も見たことがないんですが・・・)

こちらがその「ハートをつなごう」です。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/hearttv/

NHKも最近、やるじゃん! と感心していたら
ジェンダー・アラートで飛び込んできたニュースも❤❤❤

トランスジェンダーを克服し、男性になったビーティーさんが
子どもを産めない妻のナンシーさんに代わって、
人工授精で妊娠したというニュースです。

カミングアウトするのには、非常に多くの困難と
直面しなければならない現実の社会・・・

ビーティー&ナンシー
がんばれ! って応援したくなります。
アメリカでもきっと、保守的な人たちから非難ごうごうの
嵐の渦中にいるはず。

「わたしの心とわたしの身体のことは
わたしが決める」
基本的人権ってこういうことじゃないのかしら。

このニュースが興味本位だけで取り上げられたり、
倫理だの道徳だのという尺度のみで
議論されることのないようにと願っています。

ビーティーさんの
「私たちのしていることは、結局、
人間の可能性の多様性を認めてほしいと訴え、
何が『普通』であるかを問いかけるものだと思っている」
という言葉がすべてだと思います。

しかし、一向になくならない、偏見と差別だらけの社会に
メラメラと怒りの炎がもえたぎっているはるみです。

http://gayjapannews.com/news2008/news54.htm


米オレゴン 
【トランスジェンダー男性が妊娠
      =女性としての生殖機能残していたため】
2008/04/17 02:31

オレゴン州で、トランスジェンダー男性
トマス・ビーティーさんが妊娠した。
ビーティーさんは先月26日付のAdvocate誌のインタビューに応じ、
妊娠までの経緯や現在の心境を語っている。

Advocate誌によると、ビーティーさんは女性として生まれたが、
性別適合手術を受けて男性として生活。
手術にあたっては、「生殖機能を完全に欠くということは
性別適合手術に絶対必要ではないため、
胸の手術とホルモン注射」を選択し、
「生殖機能と子どもを産む権利」は残した。

法律上男性であるビーティーさんは、
10年前、パートナーのナンシーさんと異性カップルとして結婚。

ビーティーさん夫妻は2年前に事業の成功を機に引っ越し、
子どもをつくることにした。
ナンシーさんが20年前に子宮内膜症を患い、
子宮摘出手術を受けていたことから、
ナンシーさんに代わりビーティーさんが子どもを産むことに決め、
2ヶ月毎に打っていたホルモン注射を中止した。
「注射中止から4ヶ月後に体が(女性として)自律的に機能し始めた。
妊娠のための投薬はまったく必要なかった」という。

ビーティーさんの今回の妊娠は2度目。
初めての妊娠では3つ子を子宮外妊娠。
命に関わる状況により手術を余儀なくされ、胎児と右卵管を失った。

ビーティーさん夫妻は、
「法的、政治的、社会的に未知数であることに対し、
関心は高まると思う」と周囲の反応を予測。
Advocate誌に対し、医療を受ける上で、
ビーティーさんが男性として呼ばれるのを拒否されていること、
ナンシーさんが妻として認められないこと、
病院の受付で笑われたことなど、
厳しい現実にさらされたことを明かしている。
ナンシーさんの親戚のほとんどはビーティーさんが
トランスジェンダーであることを知らず、
家族や友人からのサポートも得られていないという。

ビーティーさんはAdvocate誌に現在の心境を聞かれ、
「自分のお腹が新しい命によってどんどん大きくなっていること以外、
自分が男であるということに疑いはない。
(中略)ナンシーにとって、私は妻の子どもを身ごもった夫。
こんなに愛情深く協力的な妻を持てたことは、とても幸運」と答えた。

ビーティーさんは
「私たちのしていることは、結局、
人間の可能性の多様性を認めてほしいと訴え、
何が『普通』であるかを問いかけるものだと思っている」と話している。
コメント
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