池川亜矢子の行住坐臥再び

独り言、のち猫、時々身体のこと

汗をかく、ということ

2017-07-24 23:17:21 | 仕事、身体

先日、倒れている女性の救護を手伝いました。
その方の頭蓋骨周辺は熱くて、首から下が冷え冷えで、衣類は汗だくでした。
小さなバッグだったから、飲み物もお持ちではなかったようでしたし。
ちょっと深刻な状態だったので、その後が気になります

今ね、気をつけているはずのインストラクターでさえも熱中症にやれています
周りからも、例年以上によく聞きます。

今年は、雨が少なかったけれど高湿度で、本当に疲れますね。

人間にはホメオスタシス『恒常性機能維持』という機能があります。

体温だけに限って、ざっくり言うと・・・・

周りの暑さや寒さに対応して汗を出したり、震えさせたり、諸々のことをして一定の体温を保ってくれます。

よくトマトやキュウリ、夏の旬な物を食べると体が冷やされていい。
って言いますよね。
確かに、それは正しいんです。

でもね、今は、普段そう汗をかくこともなく、冷房の効いた室内にいたり、冷たくなる制汗剤とかシートとかあるし。
食べ物にいたっても、昔はそんなに沢山飲めなかった冷たい飲み物がふんだんに飲める。

そうすると、自分で思っているより内臓と、表皮は冷えていて。

結果、なんだか熱がこもる。
むにむに浮腫んで表皮が冷たい。

みたいなことが起こりやすいようです。
(もちろん、そんなことないよーって人もいるでしょう。それはね、素晴らしいこと。その調子です!)

だから、レッスンでは、しっかりと汗を出して欲しいんです。
体の表面だけにかくベタッとした汗ではなく、絞り出したような汗を。
そのために、汗が出やすいように心拍数を大変、工夫しております。

室温が高くなってきた、と思ったらエアコンかけます、もちろん。
でも28℃を目安にしています。
この28℃というのは、私の体感覚ですけれども、温度計とズレたことはありません。


だから、もしレッスンで暑くて熱くて、もーっ
という時は、もちろん声をかけても欲しいけど、以下のことを、ちょっと考えてみて欲しいなと。

①通気性の良いウェアを着ていますか?
②呼吸はきちんと行っていますか?←これ、多いです!(息を止めて動いてないか?)
③水分は冷たすぎないものを摂っていますか?
④睡眠不足ではないですか?
⑤汗をかいたら、まめにシャワーを浴びていますか?(冷房で涼しくなってそのままが一番ダメ!)

今日、治療で神とも話したのですけど、この恒常性が低下している、または鈍い方が多いと。
元気とか汗をかくとか、かかないとか、そういうレベルでなくて。

体内から汗が、ぐおぉぉぉっと出てくる感覚、これが大事なんですね。

ですので、室温も心拍数も留意しますけれど、皆さんも上記の点に気をつけて頂いた上で、

体にこもった熱を汗に変えるんだ!

という意識を持って参加して頂けるといいと思います。

その際に摂取する水分は、今の時期はハイポトニック、浸透圧の低い吸収の良い物がお勧めです。
私は、今は、箱のヴァームウォーターです。
通常よりも2倍ぐらい薄めて飲みます。
その他のVAAMは、『なんか、熱がこもる、怠い・・・』って時にやはり飲みます。
アミノ酸が沢山入っているので、バテにくいし胃腸への負担が軽いと感じています。

レッスンしていない普段の時にも、この季節は、糖分に気をつけながらも、このようなドリンクの力を借りてもいいのではないかな。

室内熱中症の予防にもなります。
特に高齢になると暑さを感じにくいんですね。
なので、早め早めに、策を講じるべきだけど、またそれが、いつどうしたらいいか?わからないものでね
だから、こういったドリンクをごく薄目に作って1日500mlぐらいは飲むといいですよ、。

皆さんもだけれど、周りに気になる方がいたら、そのようにアドバイスしてあげてください。

ということで、今日は猫でもなく食べ物でもなく、真面目に書いてみました

今日も顎関節と側頭に鍼&電気で涙目の2時間コースを耐えました
お風呂であったまってきまっす