唄者 築地俊造自伝―楽しき哉、島唄人生― 単行本(ソフトカバー) – 2017/6/21
築地 俊造 (著), 梁川 英俊(聞き手・構成) (著)
どこかいたずら小僧的で、真面目なのか不真面目なのかわからない振る舞いが魅力。やはり「語り」がうまい。日本民謡大賞の日本一を受賞し、日本中、世界各地で島唄をうたった築地さんの「日本一になれても島一番にはなれない」は、自虐ネタなどではない。「島一番でも日本一にはなれない」と裏をかえしてみれば、一気に奥深く、そして広くなる。島唄だけでなく、コンクールの現状認識だけでももちろんなく、哲学的だ。語りには、そういう意味での島唄の醍醐味も味わうことができる。
amazon 内容紹介
あの息づかいを永遠に刻む――。
奄美初の民謡日本一の唄者・築地俊造が語る島唄人生。あの頃の奄美、 海外公演、唄者たちとの交流、そしてこれからの島唄を担う人たちへ―。
本書には付録として、1979年、日本一を受賞した、日本民謡大賞決勝の「まんこい節」および、築地俊造自選のコンサート録音CDがついています。
登録情報
単行本(ソフトカバー): 223ページ
出版社: 南方新社; 1版 (2017/6/21)