ほっかも!!
ゴールキーパー北野貴之のつれづれ日記
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こんにちは!

今回、熊本の本拠地でようやくJリーグが再開され、そんな復興中の熊本で、セレッソとして何かできることはないかということで、選手一同1ヶ月前から話し合ってきました。
そこで、保育園訪問、学校訪問をすることができました。

セレッソ大阪選手としては、1か月前からこの開催のときに、熊本での試合後に残り、被災地をまわり、子供達と触れ合って笑顔を届けようと話していました。

しかし、スタジアム決定したのが、2週間をきった12日前。
話が流れそうになりました。
しかし、沢山のセレッソ大阪選手の想い、熊本で頑張る選手の一言。
「子供達は喜びます。是非来て下さい!」この言葉を聞き、やらなければならないと想い、今回熊本の活動をすることができました。

嫌な顔することなく、それどころか、熱い想い、熱い言葉を発した、セレッソ選手全イレブンの想いがあって、被災地訪問が実現することができました。

また、日数が短い中、シーズン中にも関わらず、御理解して下さった、チーム関係者、並びに社長、GM、全ての方に心から感謝しております。



メンバー外はスタジアムに着いたら、ロアッソ熊本の選手と共に、試合会場にて、お仕事がありましたらなんなりと、おっしゃって下さいという形で、駆け付けました。


そこで、私達、6名は募金活動のお手伝いして欲しいとのことで、ロアッソ熊本の選手の皆様と募金活動をさせて頂きました!

試合会場に来て下さった、大阪からのサポーター様からの沢山の募金、現地で闘う熊本サポーター様からの募金、本当にありがとうございました。

ロアッソ熊本サポーター様
セレッソ大阪サポーター様
今回でのスタジアムでの一体感、スタジアムにおけるお互いがチームへの感謝のスピーカーでの掛け合い、拍手、最後に互いに挨拶を行く姿。

これこそが、日本で忘れてはいけない、もう一度気付かなくてはいけない、日本の姿なのではないのかと、涙を堪えました。

このきっかけは、スポーツというサッカーでまとまる力となりましたが、あの光景こそ日本にとって1番大切なんだと、今も胸が熱くなるほど焼き付いています。

被災地を目にし、
私達は、もう一度、有り難さを知り、もう一度日本があるべき姿。

挨拶1つに魂をかけて、困れば助けるのでなく、困る前からいつも優しく、温かい行動。
そんな、優しさこそ、もう一度見直し、自分も行動をさらに変えなくてはと心を洗いました。



保育園、小学校訪問。
保育園では、2つの保育園と合同で芝でサッカー。
小学校では、各クラスに選手1人で給食を食べてから、お昼は校庭にてサッカーや鬼ごっこ、ありとあらゆる遊びをしました。

ここの小学校では、給食センターが使えない状態になり、お弁当を、学校で取り寄せて食べています。今年はお弁当のようです。

ただ、保育園、小学校の子供達は本当に元気でした。
この元気が、熊本に光を与え、元気というパワーと、笑顔が被災地の方に希望を与えることになればと、私達も炎天下のなか、全力で校庭を走り回り、サイン、写真、全力で、どの選手も望んでいました。

この小学校の体育館は、まだ避難所生活をしている状況で、そこにも、選手皆んなでまわり、高齢者の方と座りながら話したり、写真、サインをしたりと本当に喜んで貰えました。

他、避難所生活をもう1つまわりましたが、セレッソ大阪を拍手で迎えて下さり、なんとも温かい気持ちを頂き、高齢者の方と手を取りながら、話す選手の姿は、なんとも言えない光景でした。

今回、私達セレッソ大阪はこの言葉を胸に熊本へ行かせて頂きました。


『セレッソ大阪の力で 熊本の皆様に
笑顔を勇気をお渡ししましょう!!』





セレッソ大阪の選手として、皆様の想い、大阪を代表して、行って参りました。
選手1人1人の背中をみて、全力で汗をかき、全力でお話をして、全てに対して全力で応える姿をみて、熊本でお逢いした皆様、お逢いできた数は少いかもですが、この言葉を全力で胸に刻み、お伝えできたのではないかと、熊本を後にしました。



飛行機から見る景色は、家々にはまだ、ブルーシートがかかり、家の被害はまだまだ沢山ありました。








今私達ができることは、熊本への支援、熊本への募金、もちろんそのことも大切ですが、今という毎日に感謝する。
人と触れ合う中で、もっと愛を持って、他者に触れ合う。
それが、言葉なのか、行動なのか、笑顔なのか、何かはわからないが、赤の他人という言葉ではなく、そこで会うのは1日のご縁。
そのご縁の1日に、相手が心温まる幸せの気持ちを与えることが、熊本被災地訪問を経て思いました。


熊本訪問に際して、現地で沢山の協力、スケジュールを調整して頂いた、巻誠一郎さん。

初めてお逢いしましたが、何から何までお世話になりました。




そして、スタッフの皆様へ心から感謝しております。




今日のセレッソ大阪全選手の想いが、少しでも被災地の皆様に届くことを、
そして、子供達の笑顔が、
地域の明るさに繋がることを心から願っています!

セレッソ大阪選手一同






協力:日本プロサッカー選手会「J100年基金」

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