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*Surprise★Halloween 3rdステージ ユーリ*

2013-11-01 21:13:57 | イケメン王宮☆Surprise★Halloween
イケメン王宮のイベント、「Surprise★Halloween」

ユーリのネタバレです


3rdステージです

(1st&2ndは前の記事を見てください



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ハロウィンの夜・・・―。


パーティーを終えた私は、お菓子で埋め尽くされた部屋にいた。

(お菓子、用意しすぎちゃった・・・)

テーブルの上に所狭しと並べられたキャンディーやクッキーは、

城下の子ども達に配るために用意したお菓子の残りだった。

「もったいないし、どうしよう・・・」

ふと呟くと、ユーリが腕いっぱいにお菓子を抱えて部屋へと入って来た。

ユーリ「カレン様・・・こんなにたくさん、どうするの?」

「えっと・・・ユーリも一緒に食べない?」

一つクッキーを取って、少しあきれた顔でお菓子の山を見つめているユーリに差し出すと、

ユーリ「カレン様・・・こんなにたくさん食べたら太っちゃうよ?」

ユーリは、クスクスと笑いながらそう言った。

「ぜ、全部一人で食べるわけじゃないから・・・・・・」

ユーリ「えー。でも、パーティーでも、ケーキを3つも食べてたでしょ?」



「え・・・・・・」

ユーリ「カレン様は、しばらくお菓子禁止」

そう言うと、ユーリは私の手からクッキーをパクリと食べた。


(そばに甘いものがあると、どうしても・・・)

テーブルに積まれたお菓子を見つめる。

そんな私の頬にユーリは優しく手を添え、

ユーリ「もう・・・しょうがないなあ、カレン様は・・・」

そのまま、私の首を引きよせた。

ユーリ「もっと甘い物・・・あげようか?」

耳元を、ユーリの声がくすぐる。

そしてユーリの唇が私の唇に触れたとき・・・・・・


ユーリ「・・・あれ・・・・・・?」

窓から吹き込んだ風が、キャンドルの灯りを消した。

「あ・・・ごめんなさい。夜風が気持ちよくて、窓を開けたままにしちゃって・・・」

高鳴る胸の音を隠すようにあわてて言って立ち上がると、

「あっ」

よろけてしまった私を、ユーリの腕が抱きとめてくれる。

「・・・ありがとう・・・・・・」

お礼を言った次の瞬間・・・

私は、暗闇の中、ユーリに強く抱きしめられていた。

ユーリ「・・・何も見えないっていうのも・・・たまにはいいんじゃない?」

ユーリの声を、耳元に感じる。


やがてユーリに抱き上げられると、私は窓枠に自分が座らされたのが分かった。

「あの・・・・・・」

ユーリが私の靴を脱がせる。

そして爪先に唇の熱を感じると・・・ゆっくりとその熱が上へと上がってくるのを感じた。

「ユーリ・・・・・・っ」

やがて胸元にユーリの唇を感じた頃・・・

ユーリ「お菓子・・・まだ食べたい・・・?」



ユーリの甘い声が聞こえ、私はそっと首を振った。

ユーリ「言ってくれなきゃ見えないよ、カレン様・・・」

クスクスと笑い声を漏らし、ユーリが私の唇を奪う。

(どんなお菓子より・・・)

(ユーリの方が、甘いみたい・・・)

暗闇の中では、ユーリのキスの音が静かに響いている。

そっと目を閉じた私は、ユーリの熱を全身に感じ・・・

窓の外で光る星たちが、二人を優しく見守っていた・・・―。



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今回の話、日常の何気ない二人っぽいかんじがしてけっこう好きです



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