徒然なるまままに

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対決-巨匠たちの日本美術(4)雪村と永徳

2008-08-13 | 絵画
対決-巨匠たちの日本美術(4)雪村と永徳
2008年7月8日~8月17日
東京国立博物館 平成館

雪村周継も狩野永徳(昨年京都に行きそびれたので)も初めてまとまって作品を拝見した。
  • 重文 呂洞賓図 雪村周継筆 奈良・大和文華館蔵(前期)
  • 蝦蟇鉄拐図 雪村周継筆 2幅 東京国立博物館蔵
  • 重文 風涛図 雪村周継筆 1幅 京都・野村美術館蔵(後期)
    この三点は圧巻。動的な表現はまさにルーベンス。 呂洞賓と蝦蟇、鉄拐の俗っぽさは寧波絵画か。風涛図は正統派。風を感じられる作品。

  • 花鳥図屏風 雪村周継筆 6曲1隻 栃木県立博物館蔵
  • 金山寺図屏風 雪村周継筆 6曲1隻 茨城・笠間稲荷美術館蔵
    逆にこの2点は、ごく標準的な画風と感じてします。

    狩野永徳は、次の4点。
  • 国宝 檜図屏風 狩野永徳筆 8曲1隻 東京国立博物館蔵
  • 松に叭叭鳥・柳に白鷺図屏風 狩野永徳筆 6曲1双 個人蔵
  • 国宝 花鳥図襖(梅に水禽図) 狩野永徳筆 8面のうち4面 京都・聚光院蔵 (前期)
  • 国宝 花鳥図襖(松鶴蘆雁図) 狩野永徳筆 8面のうち4面 京都・聚光院蔵 (後期)
  • 洛外名所遊楽図屏風 狩野永徳筆 4曲1双 個人蔵

    叭叭鳥と白鷺の筆使いは見事。若い時の作品だという。洛外名所遊楽図は東京では初めて展示された作品。宇治と嵐山の両橋を描く。

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